船本弘毅
船本 弘毅(ふなもと ひろき、1934年9月8日[1] - 2018年8月20日)は、日本の聖書学者。関西学院大学名誉教授。
経歴
[編集]静岡県出身[1]。 1957年、関西学院大学神学部新約聖書学卒。1959年、同大学院神学研究科修士課程修了。 ニューヨークのユニオン神学大学院に学んだのち、スコットランドのセントアンドリュース大学大学院で修士および博士号(Ph.D.)取得。
関西学院大学社会学部助教授、教授、宗教総主事。1998年、退任。のち東京女子大学学長、東洋英和女学院院長・東洋英和女学院大学学長。のち退任。
1982年、サムエル・ラザフォード賞受賞。
著書
[編集]- 『こどものいのり』(日本基督教団出版局) 1985年
- 『聖書の世界 旧約を読む』(創元社) 1989年
- 『キリスト教入門 5 キリスト教と現代』(日本基督教団出版局) 1995年
- 『聖書の世界 - 新約を読む』(創元社) 1997年
- 『イエスの譬話 生きる道しるべ』(河出書房新社) 2002年
- 『あなたを生かすことば 聖書に学ぶ』(いのちのことば社、フォレストブックス) 2006年
- 『教育の大きな忘れもの』(創元社) 2007年
- 『人を生かすキリスト教教育』(創元社) 2008年
- 『新約聖書イエスのたとえ話をよむ(上下)』(日本放送出版協会、NHK宗教の時間) 2009年
共編著
[編集]- 『十字架から復活の朝へ レント・カレンダー』(小塩トシ子共編、菅井日人写真、日本基督教団出版局) 2001年
- 『聞いて楽しむ聖書のことば』(編著、創元社、CDブック 聞き読み教養ライブラリー) 2010年
翻訳
[編集]- 『原色 聖書の歴史』(サムエル・テリエン、小林宏共訳、創元社) 1965年
- 『世俗化時代の人間』(H・コックス、新教出版社) 1969年
- 『神とこの世』(J・マッコーリー、新教出版社、現代神学の潮流) 1971年
- 『憎しみあるところに愛を』(アラン・ペイトン、日本基督教団出版局) 1986年
- 『キリスト教信仰と倫理』(P・レーマン、古屋安雄共訳、ヨルダン社) 1992年
- 『イエスとともに祈る365日』(E・H・ピーターソン、比企敦子共訳、日本基督教団出版局) 1999年
- 『詩編とともに祈る365日』(ユージン・H・ピーターソン、比企敦子共訳、日本キリスト教団出版局) 2005年
脚注
[編集]- ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.341
- ^ “訃報 船本弘毅さん 83歳=元東京女子大学長”. 毎日新聞社. (2018年8月20日) 2018年8月21日閲覧。
参考
[編集]- 図説 地図とあらすじで読む聖書 - 紀伊国屋書店BookWeb
- J-GLOBAL 研究者の詳細情報 船本弘毅