藤氏家伝
藤氏家伝(旧字体:藤󠄁氏家傳、とうしかでん)は、天平宝字4年(760年)に成立し、古代から藤原氏に代々伝えられてきた、藤原氏初期の歴史が記された伝記であり、上・下とある。日本書紀や続日本紀には無い歴史が記述されている。
家伝とは、その家の歴史・伝承などをまとめた書物だが、特に藤氏家伝のことを指して家伝ということもある。
概要
[編集]- 家伝上(「大織冠伝」)
- 家伝下(「武智麻呂伝」)
参考文献
[編集]- 田村圓澄『藤原鎌足』塙書房、1966年。doi:10.11501/2988285。
- 岸俊男『藤原仲麻呂 人物叢書153』吉川弘文館、1969年。doi:10.11501/12258687。
- 横田健一『白鳳天平の世界』創元社、1973年。doi:10.11501/12238908。
- 竹内理三編『寧楽遺文(改訂版) 下』東京堂出版、1981年。doi:10.11501/12270235。