補佐司教
補佐司教(ほさしきょう、ラテン語: episcopus auxiliaris, 英語: auxiliary bishop)は、カトリック教会の教区において、その司牧上必要があると思われる場合に、司教の要請によって1名または数名置くことができる、当該教区の司教を補佐する司教のことをいう。
概要
[編集]教会法上、継承権を有する協働司教(英語: coadjutor bishop)と異なり、補佐司教は司教座が空位になった際に継承権を有しない[1]。教区司教の不在や重大な事情のある場合、教区司教の職務を代行する[2]。
大規模な教区ほど多数の補佐司教を擁している。例えばメキシコシティ教区やローマ教区のように6 - 8名の補佐司教を擁する教区も存在する。
日本の補佐司教
[編集]2023年12月現在、大阪高松大司教区と東京大司教区に各1名の補佐司教が置かれている[3][4]。
脚注
[編集]- ^ “403条1項”. 教会法 2023年12月22日閲覧。
- ^ 東京大司教区に補佐司教任命(補佐司教と協働司教についての説明を含む)カトリック中央協議会
- ^ “大司教・補佐司教のご紹介”. カトリック大阪高松大司教区. 2023年12月22日閲覧。
- ^ “東京教区に補佐司教任命”. カトリック東京大司教区. (2023年9月16日) 2023年12月22日閲覧。