西久保瑞穂

にしくぼ みずほ
西久保 瑞穂
本名 西久保利彦
別名義 山口直樹
生年月日 (1953-01-15) 1953年1月15日(71歳)
職業 アニメ監督
活動期間 1975年 -
配偶者 水谷優子(1994年 - 2016年、死別)
著名な家族 忌野清志郎(従兄)
事務所 Production I.G
主な作品

アニメーション映画


テレビアニメ


OVA・短編アニメ・ミュージッククリップ


ゲーム

受賞
日本アカデミー賞
その他の賞
アヌシー国際アニメーション映画祭
審査員特別賞

2014年『ジョバンニの島』
毎日映画コンクール
アニメーション作品賞
2015年『ジョバンニの島』
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西久保 瑞穂(にしくぼ みずほ、1953年昭和28年〉1月15日 - )は、日本男性アニメーション作家、アニメ監督東京都出身。

人物

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本名は西久保 利彦(にしくぼ としひこ)。山口 直樹の名義を用いることもある。

押井守の下で演出を担当する際には本名を用いている。その場合の分担・工程として、

  1. 絵コンテ・レイアウトチェック・音楽方面の指示・音響演出は押井が担当する。
  2. 西久保がその後の上がってきた原画の芝居の内容・台詞の間をチェックする。
  3. 美術ボード・色彩設定の色味を押井と二人でチェックする。
  4. 美術・キャラクターの色味を西久保がチェックする。
  5. 一通り撮影が終わったフィルムについて、撮影スタッフに西久保が細かく指示を出す。
  6. 完成したカットを色彩設定・撮影スタッフ・西久保が再度通しで微調整を行う。
  7. 押井と二人で分散ファイルシステムを駆使して再調整する。

という形で進行する[1]

音楽評論家の萩原健太はサークル(放送研究会)の2年後輩で友人。

妻は声優の水谷優子[2][3]従兄にロックミュージシャンの忌野清志郎がいる[4]

来歴

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「何かモノを作ること」が好きということから、最初は音楽のプロデューサーとか面白そうと思ってレコード会社の入社試験を受けたが全て不合格、しかし特に音楽がやりたいわけではなく、モノを作るなら映画でも何でもいいじゃないかと考え直して、たまたま新聞でタツノコプロの求人広告を見て、早稲田大学在学中の1975年11月6日プロデューサーを志望し、研修生としてタツノコプロへ入社[5]。本人曰く、自分は元々「アニメのことはさっぱり知らない」ということだったが、入社した時は何か作れるんだったら何でもいいやと思っていたという[5]。同期の真下耕一うえだひでひとや2年遅れて入社した押井守らとともに「タツノコ四天王」と呼ばれた。1979年に退社し、テレビアニメベルサイユのばら』『あしたのジョー2』などで出崎統に師事した。

1983年、タツノコプロ出身の宮田知行がプロデューサーを務めたテレビアニメ『みゆき』で初のシリーズ監督に抜擢される。以後、キティ・フィルムの三鷹スタジオでは宮田がプロデュースしたオリジナルビデオアニメ街角のメルヘン』『軽井沢シンドローム』などの監督を歴任。青春ものを得意とした。宮田がキティフィルムから独立して、J.C.STAFFを設立するのと同じ頃、西久保は古巣のタツノコプロでテレビアニメ『赤い光弾ジリオン』の監督を手掛けた。かつての同僚の押井とうえだらが手伝い、アニメファンにも高い支持を得る。そしてこの作品の中心スタッフだった石川光久後藤隆幸がI.G.タツノコ、後のProduction I.Gを設立。後に西久保がProduction I.Gを活動の拠点にする契機となる作品だった。

Production I.Gが企画・原作・制作のゲーム『やるドラ』シリーズのアニメーション監督を担当。

東京ディズニーリゾート『夢がかなう場所』やメルセデスベンツ『NEXT A-Class』のTVコマーシャルなども務める。

デジタル・デビル物語 女神転生』ではプロデューサー業初となる鈴木敏夫と組んだ。

1994年11月19日、水谷と結婚[3]

2014年、『ジョバンニの島』がアヌシー国際アニメーション映画祭にて審査員特別賞を受賞した。その他ファンタジア国際映画祭、毎日映画コンクール、シカゴ児童映画祭など数々の賞を受賞する。

2016年、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員。

2019年、毎日映画コンクールアニメーション部門審査員。

参加作品

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監督作品

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テレビアニメ

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1983年
1987年
1989年
2004年

劇場アニメ

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1990年
2006年
2009年
2014年

OVA

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1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1992年
1994年

Webアニメ

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2012年

ゲーム

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その他

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絵コンテ・演出など

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1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1985年
1986年
1989年
1990年
1990年
1991年
1992年
1993年
1995年
1997年
1998年
2003年
2004年
2006年
2008年
2010年
2011年
2012年
2015年
2021年

脚注

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