野村美術館
野村美術館 NOMURA ART MUSEUM | |
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野村美術館、京都市左京区 | |
施設情報 | |
収蔵作品数 | 約1,700点 |
館長 | 谷晃 |
管理運営 | 公益財団法人野村文華財団 |
開館 | 1984年4月 |
所在地 | 〒606-8434 京都府京都市左京区南禅寺下河原町61 |
外部リンク | 野村美術館 |
プロジェクト:GLAM |
野村美術館(のむらびじゅつかん)は、京都府京都市左京区南禅寺下河原町にある美術館。主に野村徳七の収集品を収蔵展示、運営は公益財団法人野村文華財団。
概要
[編集]野村證券などを創設した二代目野村徳七(1878 - 1945)の収集品を主な展示品として1984年に開館した。二代目徳七は実業家であるとともに「得庵」と号した茶人でもあり、茶を藪内節庵、能を観世左近に習っている。得庵が茶の湯と能に造詣が深かったことから、コレクションの内容もその2つのテーマが主体となっている。
近隣には南禅寺や永観堂が所在しており、北隣には得庵の別邸であった野村碧雲荘がある。
主な所蔵品
[編集]重要文化財
[編集]- 絵画
- 書跡典籍
- 工芸品
- 千鳥蒔絵面箱
その他の主な所蔵品
[編集]- 和漢朗詠集断簡(多賀切)(重要美術品)
- 寂蓮筆 熊野懐紙(行路氷、夕炭竈)
- 寸松庵色紙(すかはらのあそん)(重要文化財)
- 山水図 珠光筆(重要美術品)
- 佐竹本三十六歌仙(紀友則)(重要文化財)
- 清拙正澄墨蹟(重要文化財)
- 大燈国師(宗峰妙超)墨蹟(重要文化財)
- 蕭何追韓信図 与謝蕪村筆(重要美術品)
利用案内
[編集]開館時間は10時から16時30分。月曜定休。入館料は大人800円、高校生大学生300円、中学生以下無料。(団体割引あり)
参考文献
[編集]- 「新指定の文化財」『月刊文化財』501号、第一法規、2005年(讃岐入道集の解説あり)
- 「新指定の文化財」『月刊文化財』519号、第一法規、2006年(野村碧雲荘の解説あり)
- 『別冊太陽』100号「101人の古美術」、平凡社、1998年
- 「野村得庵と碧雲荘」野村小枝著