金曲奨
金曲奨(きんきょくしょう、正体字: 金曲獎、英語: Golden Melody Awards)とは、1990年にはじまった、かつては中華民国行政院新聞局が、現在は中華民国文化部が主催する音楽の賞である。 中華圏のグラミー賞とも呼ばれ、中華圏の音楽シーンに絶大な影響力を有し、最も栄誉のある賞と言われる[1][2]。
29ある各賞は、歌唱部門(21賞)・インストゥルメンタル部門(3賞)・テクニカル部門(3賞)に大きく分かれ、各部門はそれぞれアーティストに対する「個人奨」(受賞賞金10万新台湾ドル)、制作サイド(レーベルやプロデューサー)に対する「出版奨」(受賞賞金15万新台湾ドル)に分かれている。出版奨の賞金金額が高いのは、音楽を制作する制作者への奨励という意味合いがある。
- 1990年1月 殷正洋(ジョニー・イン) 中華民国(台湾)
- 1990年10月 洪栄宏(ホン・ロンホン) 中華民国(台湾)
- 1991年 趙伝(チャオ・チュアン) 中華民国(台湾)
- 1992年 周華健(エミール・チョウ) 中華民国(台湾)
- 1993年 殷正洋(ジョニー・イン) 中華民国(台湾)
- 1994年 殷正洋(ジョニー・イン) 中華民国(台湾)
- 1996年 張信哲(ジェフ・チャン) 中華民国(台湾)
- 1997年 斉秦(チー・チン) 中華民国(台湾)
- 1998年 張学友(ジャッキー・チュン)香港特別行政区
- 1999年 王力宏(ワン・リーホン) アメリカ合衆国 中華民国(台湾)
- 2000年 陳建年(チェン ジェンニェン) 中華民国(台湾)
- 2001年 阿弟仔(アーティーツァイ) 中華民国(台湾)
- 2002年 庾澄慶(ハーレム・ユー) 中華民国(台湾)
- 2003年 陳奕迅(イーソン・チャン)香港特別行政区
- 2004年 伍思凱(スカイ・ウー) 中華民国(台湾)
- 2005年 黄立行(スタンリー・ホァン) アメリカ合衆国 中華民国(台湾)
- 2006年 王力宏(ワン・リーホン) アメリカ合衆国 中華民国(台湾)
- 2007年 李玖哲(ニッキー・リー) 韓国
- 2008年 曹格(ゲイリー・ツァオ) マレーシア
- 2009年 周杰倫(ジェイ・チョウ) 中華民国(台湾)
- 2010年 陶喆(デヴィッド・タオ) アメリカ合衆国 中華民国(台湾)
- 2011年 周杰倫(ジェイ・チョウ) 中華民国(台湾)
- 2012年 乱弾阿翔(ルァンタン・アシャン) 中華民国(台湾)
- 2013年 蕭敬騰(ジャム・シャオ) 中華民国(台湾)
- 2014年 林俊傑(リン・ジュンジエ) シンガポール
- 2015年 陳奕迅(イーソン・チャン)香港特別行政区
- 2016年 林俊傑(リン・ジュンジエ) シンガポール
- 2017年 方大同(カリル・フォン)香港特別行政区 アメリカ合衆国
- 2018年 陳奕迅(イーソン・チャン)香港特別行政区
- 2019年 Leo王(レオ・ワン) 中華民国(台湾)
- 2020年 呉青峰(ウー・チンフォン) 中華民国(台湾)
- 2021年 杜振熙(トー・チェンシー) 中華民国(台湾)
- 2022年 崔健(ツイ・チェン) 中国
- 2023年 HUSH 中華民国(台湾)
- 2024年 MC HotDog 中華民国(台湾)
- 1990年1月 江蕙(カン・フイ) 中華民国(台湾)
- 1990年10月 蔡琴(ツァイ・チン) 中華民国(台湾)
- 1991年 陳淑樺(サラ・チェン) 中華民国(台湾)
- 1992年 高勝美(カオ・シェンメイ) 中華民国(台湾)
- 1993年 葉倩文(サリー・イップ) 中華民国(台湾)
- 1994年 張清芳(ステラ・チャン) 中華民国(台湾)
- 1996年 陳淑樺(サラ・チェン) 中華民国(台湾)
- 1997年 張清芳(ステラ・チャン) 中華民国(台湾)
- 1998年 斉豫(チー・ユー) 中華民国(台湾)
- 1999年 順子(SHUNZA) アメリカ合衆国 中華民国(台湾)
- 2000年 楊乃文(フェイス・ヤン) 中華民国(台湾)
- 2001年 那英(ナー・イン) 中華人民共和国
- 2002年 張惠妹(チャン・ホェイメイ) 中華民国(台湾)
- 2003年 莫文蔚(カレン・モク)香港特別行政区
- 2004年 王菲(フェイ・ウォン) 中華人民共和国
- 2005年 孫燕姿(スン・イェンツー) シンガポール
- 2006年 蔡健雅(タニア・チュア) シンガポール
- 2007年 蔡依林(ジョリン・ツァイ) 中華民国(台湾)
- 2008年 蔡健雅(タニア・チュア) シンガポール
- 2009年 陳珊妮(サンディー・チェン) 中華民国(台湾)
- 2010年 張惠妹(チャン・ホェイメイ) 中華民国(台湾)
- 2011年 莫文蔚(カレン・モク)香港特別行政区
- 2012年 蔡健雅(タニア・チュア) シンガポール
- 2013年 林憶蓮(サンディー・ラム)香港特別行政区
- 2014年 戴佩妮(ペニー・ダイ) マレーシア
- 2015年 張惠妹(チャン・ホェイメイ) 中華民国(台湾)
- 2016年 彭佳慧(ポン・ジァホイ) 中華民国(台湾)
- 2017年 艾怡良(イヴ・アイ) 中華民国(台湾)
- 2018年 徐佳瑩(シュー・ジャーイン) 中華民国(台湾)
- 2019年 林憶蓮(サンディー・ラム)香港特別行政区
- 2020年 魏如萱(ウェイ・ルーシュエン) 中華民国(台湾)
- 2021年 田馥甄(ヒビ・ティエン) 中華民国(台湾)
- 2022年 蔡健雅(タニア・チュア) シンガポール
- 2023年 A-Lin 中華民国(台湾)
- 2024年 孫盛希(スン・ションシー) 中華民国(台湾)
脚注
[編集]- ^ https://www.billboard.com/music/music-news/no-party-for-cao-dong-2017-golden-melody-awards-7842295/
- ^ 1998年の第9回金曲奨から、国籍や地域を問わず「台湾で(一番早く)リリースされた」中国語の流行音楽を対象にしたことにより、中華人民共和国出身のアーティストや音楽作品も受賞対象となっている。https://www.bamid.gov.tw/content_175.html
- ^ ここでは第1回から存在し、ソロアーティストに対する最高の賞である最優秀国語男/女性歌手賞だけをとりあげる。
- ^ a b 1990年の2回は言語別で区分せず「最優秀男/女性歌手賞」であったが、1991年以降は「最優秀国語男/女性歌手賞」となっている。
注: 1990年の江蕙、洪栄宏は台湾語歌手である。