高島利雄

高島 利雄(たかしま としお[1]1923年[1]12月9日 - )は日本映画照明技師日本映画テレビ照明協会顧問。富山県出身。

経歴

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1940年東京電気学校電気科を卒業。戦前は北辰電機製作所に入社するが、胸を悪くし解雇される[1]1945年の終戦後、近隣に東宝の関係者が多く住んでいたことから、知人の紹介により東宝照明助手として入社[1]1947年、映画『四つの恋の物語』より照明助手を務める[1]1957年に照明技師に昇格[1]。後に専属契約を経て、1980年にフリーとなる。その後、日本映画テレビ照明協会の事務局長から副会長、雑誌「映像照明」の編集長を勤めた。

代表作

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公開年 作品名 製作(配給) 役職
1947年 3月11日 四つの恋の物語 東宝 照明助手
1953年 9月15日 花の中の娘たち 照明助手(チーフ)[1]
1954年 9月26日 宮本武蔵[1]
1957年 8月27日 東北の神武たち 照明助手
9月15日 夕凪 宝塚映画
(東宝)
照明[1]
9月17日 どん底 東宝 照明助手
1958年 1月9日 負ケラレセン勝マデハ 東京映画
(東宝)
照明
3月5日 二人だけの橋 東宝
5月26日 結婚のすべて
7月22日 旅姿鼠小僧
9月30日 大学の人気者
1959年 1月22日 こだまは呼んでいる[1]
3月21日 鉄腕投手 稲尾物語 [1]
8月9日 新・三等重役
9月8日 ある日わたしは
9月20日 サラリーマン十戒
1960年 1月9日 サラリーガール読本 むだ口 かげ口 へらず口
2月2日 僕は独身社員
7月12日 夜の流れ
7月31日 大学の山賊たち
12月11日 ガス人間第1号[1]
1961年 1月26日 出世コースに進路を取れ
2月14日 南の風と波
2月21日 サラリーマン 奥様心得帖
7月30日 アワモリ君売出す
モスラ [1]
10月8日 アワモリ君乾杯!
11月12日 二人の息子
1962年 3月21日 妖星ゴラス
7月7日 重役候補生№1
8月11日 キングコング対ゴジラ [1]
1963年 1月15日 女に強くなる工夫の数々
1964年 2月29日 今日もわれ大空にあり
5月30日 君も出世ができる
9月19日 女体
1965年 2月14日 暗黒街全滅作戦
8月25日 香港の白い薔薇 東宝
台湾省電影製片廠
(東宝)
1966年 1月3日 無責任清水港 東宝
渡辺プロダクション
(東宝)
7月31日 フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ[1] 東宝
ベネディクト・プロ
(東宝)
1967年 1月1日 レッツゴー!若大将 東宝
(東宝)
7月22日 キングコングの逆襲 東宝
ランキン・バス・プロダクション
(東宝)
1968年 3月22日 さらばモスクワ愚連隊 東宝
7月13日 年ごろ
1969年 2月15日 愛のきずな 東宝
渡辺プロダクション
(東宝)
4月12日 二人の恋人 東宝
8月1日 日本海大海戦
1970年 8月1日 ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣
8月4日 赤頭巾ちゃん気をつけて
1971年 9月24日 潮騒
1974年 6月15日 野獣死すべし 復讐のメカニック 東宝映画
(東宝)
1975年 3月15日 吶喊 喜八プロ
ATG
メカゴジラの逆襲[1] 東宝映像
(東宝)
7月12日 東京湾炎上 東宝映画
東宝映像
(東宝)
11月1日 はつ恋 東宝映画
(東宝)
1976年 5月29日 スリランカの愛と別れ 東宝映画
俳優座
(東宝)
12月11日 岸壁の母 東宝映画
(東宝)
1977年 5月28日 俺の空 東宝
東京ムービー新社
6月4日 八甲田山 橋本プロ
東宝映像
シナノ企画
(東宝)

受賞歴

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p モスラ映画大全 2011, pp. 48–49, 聞き手・中村哲 友井健人「インタビュー 照明 高島利雄」

参考文献

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  • 佐藤忠男『日本の映画人―日本映画の創始者たち』日外アソシエーツ、2007年6月、349頁。ISBN 4816920358 
  • 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2 

外部リンク

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