高橋良平 (SF)
高橋 良平(たかはし りょうへい、1951年12月8日- )は、日本のSF小説及びSF映画評論家、翻訳家、フリー編集者。日本SF作家クラブ会員。
経歴
[編集]愛知県豊橋市出身。高校時代からSFファン活動を開始。1976年中央大学文学部哲学科を卒業し、すばる書房に入社[1]。のち、SFヴィジュアル雑誌『スターログ』副編集長を経て、フリーに[2]。
『本の雑誌』に「戦後日本SF出版史」を長期連載していたが、2021年5月号で終了。
『本の雑誌』1997年3月号において、日本のSFが商業的に成功していない当時の状況へのいらだちから、「ここ十年のSFはみんなクズだ!」と題して鏡明と対談し、いわゆる「SFクズ論争」の口火を切った。
著書
[編集]編書
[編集]- 『グレムリン : Photo storybook』(構成、講談社) 1984.10
- 『グレムリン : Still book』(構成、講談社) 1984.10
- 『ジェームズ・キャメロンの映像力学』(ビクター・ブックス) 1990.3
- 『MEAD GUNDAM:シド・ミード『∀ガンダム』モビルスーツ・デザイン画集』(シド・ミード、講談社) 2000.2
- 『MEAD GUNDAM [復刻版]』(復刊ドットコム) 2013
- 『東京創元社 文庫解説総目録 [1959.4 - 2010.3]』(東京創元社編集部と共編、東京創元社) 2010.12
- 『伊藤典夫翻訳SF傑作選:ボロゴーヴはミムジイ』(ハヤカワ文庫SF) 2016.11
- 『伊藤典夫翻訳SF傑作選 最初の接触』(ハヤカワ文庫SF)2019.5
共著
[編集]- 『The バック・トゥ・ザ・フューチャー Album』(小林裕幸共著、講談社X文庫スペシャル) 1985.12
- 『ザ・香港ムービー』上・下(徳間書店、アニメージュ文庫) 1988.8、1988.12
- 『SFへの遺言』(小松左京, 大原まり子, 森下一仁, 石川喬司, 笠井潔, 巽孝之共著、光文社) 1997.6
- 『SFベスト201』(伊藤典夫編、新書館) 2005.6
監修
[編集]- 『Welcome to TWIN PEAKS ツイン・ピークスの歩き方』(デイヴィッド・リンチ&マーク・フロスト&リチャード・ソール・ワーマン、扶桑社) 1992.3
- 『SF大百科事典』(ジョン・クルート編著、共訳・監修、グラフィック社) 1998
翻訳
[編集]- 『ダリル』(N・H・クラインバウム、新潮文庫) 1985
- 『スピルバーグのアメージング・ストーリー』1 - 2(S・バウアー、新潮文庫) 1986.12、1987.5
- 『ジョージ・ルーカスのSFX工房:INDUSTRIAL LIGHT & MAGIC』(トーマス・G・スミス、共訳、朝日新聞社) 1987.12
- 『エイリアン・ネイション』(A・D・フォスター、新潮文庫) 1988
- 『風と共に去りぬ写真集』(J・キャメロン&P・J・クリストマン、新潮文庫) 1992.10
- 『Mr.アトキンソンの秘密』(ブルース・デッソー、求龍堂) 1998
- 『SENTURY:シド・ミード画文集』(角川書店) 2001.10
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 読売人物データベースより