高郵湖
高郵湖(こうゆう-こ、中国語: 高邮湖、拼音: )は、別名 璧瓦湖、珠湖とも呼ばれ、中国江蘇省揚州市高郵市、淮安市金湖県、安徽省天長市の境界に位置する人造湖。水域の総面積は760.67平方キロメートル(高郵市の面積は392.82平方キロメートルで、総面積の55.32%を占めている。天昌市は40%)、水位が5.55メートル、水面積は648平方キロメートル、葦灘と堤防の面積は112.67平方キロメートルである[1][2]。
現在、淮河水系の一部となっており、淮河は高郵湖を南下して長江と海に注いでいる。
高郵湖は、江蘇省で3番目に大きな湖である[2]。
名称の由来
[編集]宋の時代、運河の水量を増やすために堤防が築かれ、1368年(洪武元年)に高郵湖という名称が登場した。沈括の『夢渓筆談』には、嘉祐時代(1056年 - 1063年)の中頃に高郵湖に真珠が出現したので、珠湖とも呼ばれるようになったと記されている[3]。
参考
[編集]- ^ “温情一刻!高邮湖湿地寿带鸟携子入镜”. 央视网 (2020年1月10日). 2022年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月25日閲覧。
- ^ a b “太湖、洪泽湖和高邮湖是江苏省境内面积最大的三个湖泊”. 搜狐网 (2021年6月19日). 2022年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月25日閲覧。
- ^ 沈括. “卷二十一”. 夢溪筆談 . "嘉祐中,揚州有一珠,甚大,天晦多見。初出於天長縣陂澤中,後轉入甓社湖,又後乃在新開湖中,凡十餘處,居民行人常常見之。余友人書齋在湖上,一夜忽見其珠,甚近。初微開其房,光自吻中出。如橫一金線。俄頃忽張殼,其大如半席,殼中白光如銀,珠大如拳,爛然不可正視。"