鶏西市
中華人民共和国 黒竜江省 鶏西市 | |
---|---|
市街地の様子 | |
旧称:鶏寧 | |
黒竜江省中の鶏西市の位置 | |
簡体字 | 鸡西 |
繁体字 | 鶏西 |
拼音 | Jīxī |
カタカナ転写 | ジーシー |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 黒竜江 |
行政級別 | 地級市 |
建置 | 1941年 |
改制 | 1966年 |
面積 | |
総面積 | 23,040 km² |
人口 | |
総人口(2010) | 186.2 万人 |
市区人口(2010) | 75 万人 |
経済 | |
GDP(2011) | 507.8元 |
電話番号 | 0467 |
郵便番号 | 158100 |
ナンバープレート | 黒G |
行政区画代碼 | 230300 |
公式ウェブサイト: http://www.jxzf.gov.cn/ |
中国地名の変遷 | |
建置 | 1941年 |
使用状況 | 鶏西市 |
満洲国 | 鶏寧県 |
---|---|
国共内戦期間 | 鶏西県 |
現代 | 鶏西県 鶏西市 |
鶏西市(けいせい-し)は中華人民共和国黒竜江省に位置する地級市。市区人口は75万人。中国での炭鉱を産業の中心にした都市である。
地理
[編集]鶏西市は黒竜江省北東部に位置し。東はロシア連邦沿海地方と接し、南は牡丹江市と接する、北部は七台河市、双鴨山市と接する。興凱湖から西へ約120kmに市の中心がある。
気候
[編集]ケッペンの気候区分では亜寒帯冬季少雨気候 (Dwa) に属し、夏は暑く、冬は非常に寒さが厳しい。1月の平均気温は-16.1℃、7月の平均気温は22.0度である。
Jixi (1971−2000)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C | −10.7 | −6.1 | 2.3 | 12.8 | 20.2 | 24.5 | 27.3 | 25.9 | 20.5 | 12.0 | 0.6 | −8.4 | 10.1 |
平均最低気温 °C | −21.0 | −17.4 | −9.1 | 0.3 | 7.0 | 13.2 | 17.1 | 15.8 | 8.5 | 0.3 | −9.6 | −17.9 | −1.1 |
降水量 mm | 4.5 | 6.0 | 8.6 | 22.0 | 52.5 | 93.5 | 126.5 | 109.4 | 62.8 | 37.4 | 10.6 | 8.0 | 541.8 |
平均最高気温 °F | 12.7 | 21 | 36.1 | 55 | 68.4 | 76.1 | 81.1 | 78.6 | 68.9 | 53.6 | 33.1 | 16.9 | 50.2 |
−5.8 | 0.7 | 15.6 | 32.5 | 44.6 | 55.8 | 62.8 | 60.4 | 47.3 | 32.5 | 14.7 | −0.2 | 30 | |
降水量 inch | 0.177 | 0.236 | 0.339 | 0.866 | 2.067 | 3.681 | 4.98 | 4.307 | 2.472 | 1.472 | 0.417 | 0.315 | 21.331 |
% 湿度 | 64 | 60 | 53 | 52 | 55 | 70 | 76 | 78 | 71 | 60 | 61 | 65 | 63.8 |
平均月間日照時間 | 180.9 | 198.4 | 244.1 | 232.4 | 254.3 | 238.7 | 236.0 | 227.3 | 221.4 | 206.9 | 173.0 | 151.0 | 2,564.4 |
出典:中国气象局 国家气象信息中心 2010年10月4日 |
歴史
[編集]区名は鶏冠山西に由来する。
中華民国初期、遼陽よりの入植者が区域に居住するようになり密山県の管轄とされた。しかし、1908年に石炭が発見されると急激に人口が増加し、1914年には奉天住民の袁大章により密西煤鉱公司が設立され本格的な石炭採掘が開始された。1921年(民国10年)以降は第6区第5保の管轄とされた。その後の炭鉱開発に従い人口が増加、工業化と商業化が進み、満州国時代には当初は鶏冠山保、後に鶏西街が設置されている。1941年(康徳8年)に密山県より設置された鶏寧県を前身とする、県中心部には鶏寧街が設置された。1948年(民国37年)に鶏西県と改称し合江省の管轄とされた。1949年に松江省、1954年に黒竜江省に移管されている。1956年に地級市に昇格し鶏西市と改称、1958年に県級市とされたが、1966年に再度地級市に昇格し現在に至る。
行政区画
[編集]→「中華人民共和国の行政区分」を参照
6市轄区・2県級市・1県を管轄する。
鶏西市の地図 |
---|
年表
[編集]この節の出典[1]
鶏西市(第1次)
[編集]- 1956年12月18日 - 黒龍江省牡丹江専区鶏西県・穆棱県・林口県のそれぞれ一部が合併し、地級市の鶏西市が発足。鶏冠区・恒山区・滴道区・梨樹区・麻山区を設置。(5区)
- 1958年6月27日 - 鶏西市が県級市に降格し、牡丹江専区に編入。
鶏西市(第2次)
[編集]- 1966年2月8日 - 牡丹江専区鶏西市が地級市の鶏西市に昇格。鶏冠区・恒山区・滴道区・梨樹区・麻山区を設置。(5区)
- 1970年10月2日 - 鶏冠区の一部が分立し、城子河区が発足。(6区)
- 1983年10月3日 - 牡丹江地区鶏東県を編入。(6区1県)
- 1992年8月21日 - 牡丹江市密山市を編入。(6区1市1県)
- 1993年6月14日 - 牡丹江市虎林県を編入。(6区1市2県)
- 1996年10月11日 - 虎林県が市制施行し、虎林市となる。(6区2市1県)
民族
[編集]2000年の国勢調査での各民族の構成比
民族 | 人口 | 比率 |
---|---|---|
漢族 | 1,852,345 | 95.19% |
朝鮮族 | 50,580 | 2.6% |
満州族 | 33,512 | 1.7% |
モンゴル族 | 4,184 | 0.22% |
回族 | 3,270 | 0.17% |
苗族 | 408 | 0.02% |
シベ族 | 356 | 0.02% |
壮族 | 308 | 0.02% |
土家族 | 229 | 0.01% |
その他 | 865 | 0.05% |
経済
[編集]炭鉱が多く存在し、中国主要の石炭産出地である。
教育
[編集]大学
[編集]交通
[編集]航空
[編集]鉄道
[編集]道路
[編集]出入国検査場
[編集]健康・医療・衛生
[編集]- 鶏冠区医院、鶏西電力医院、鶏西市滴道区人民医院、鶏西市梨樹区医院、麻山区人民医院、密山市民族医院
- 虎林市人民医院、虎林市中医医院、鶏東県人民医院、鶏東県中医院
脚注
[編集]関連項目
[編集]- 中露国境、国境、珍宝島
- 酸菜、ハルビンビール、東北菜
- アムール川(黒竜江)、松花江、松嫩平原、小興安嶺山脈、亜寒帯冬季少雨気候
- 闖関東
- 在瀋陽日本国総領事館(管轄区域:遼寧省(大連市を除く)・吉林省・黒竜江省)