機械工学
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機械工学(きかいこうがく、英語: mechanical engineering)とは、機械あるいは機械要素の設計、製作などから、機械の使用方法、運用などまでの全ての事項を対象とする工学の一分野である[1][2][3][4][5]。
具体的には、熱力学、機械力学、流体力学、材料力学の四力学を基礎とした機械の設計[6]や製作のための技術を学ぶほか、より広義には、機構学、制御工学、経営工学、材料工学(金属工学)、そして近年のコンピュータ化に対応したハードウェア及びソフトウェア技術全般を研究対象としている[7]。
研究対象と分野
[編集]製造業における機械工学分野のリスト
[編集]- 機構学
- 機械要素
- 機械材料
- 材料力学
- 金属加工・機械加工
- 設計工学[14][15][16][17]
- 熱力学
- 流体力学、水力学
- 生産工学:工場の自動化、組立機械・実装機械などを扱う[20][21]
- 機械力学:運動学や振動工学を含む
- その他の工学分野(計測工学・制御工学・経営工学・生体工学)
脚注
[編集]- ^ Jark-Heinrich, G., & Antonsson, E. K. (Eds.). (2009). Springer handbook of mechanical engineering (Vol. 10). Springer Science & Business Media.
- ^ Dixit, U. S., Hazarika, M., & Davim, J. P. (2017). A brief history of mechanical engineering. Switzerland: Springer.
- ^ Wickert, J., & Lewis, K. (2020). An introduction to mechanical engineering. Cengage learning.
- ^ Bird, J., & Ross, C. (2019). Mechanical engineering principles. Routledge.
- ^ 「世界大百科事典」p.474
- ^ 材料力学入門 (機械工学テキストライブラリ) 日下貴之 数理工学社 2016-10
- ^ Björkdahl, J. (2009). Technology cross-fertilization and the business model: The case of integrating ICTs in mechanical engineering products. Research policy, 38(9), 1468-1477.
- ^ 例題で学ぶはじめての塑性力学、日本塑性加工学会(編)、森北出版。
- ^ 応用塑性力学―塑性変形の力学と有限要素解析 / 小坂田 宏造【著】、培風館。
- ^ a b 弾塑性力学の基礎 / 吉田総仁 著 | 共立出版
- ^ a b 数値弾塑性力学、冨田佳宏、養賢堂、1994年。
- ^ 弾性力学入門-基礎理論から数値解法まで- 竹園茂男(著) 垰克己(著) 感本広文(著) 稲村栄次郎(著)、森北出版。
- ^ 弾性力学入門-ていねいな数式展開で基礎をしっかり理解する-伊藤勝悦(著)、森北出版。
- ^ 大富浩一. (2009). 設計工学の目指すところ: 設計からデザインへ. 日本機械学会論文集 C 編, 75(751), 516-523.
- ^ 現代設計工学、石川晴雄 編著、中山良一 著、井上全人 著、コロナ社。
- ^ 基礎 機械設計工学(第4版)、兼田楨宏 著、山本雄二 著、2019年、オーム社。
- ^ (機械系コアテキストシリーズ E-2)機械設計工学、村上存 著、柳澤秀吉 著、2020年、コロナ社。
- ^ 長岡一三. (1998). 機械設計製図の授業における試み. 工学教育, 46(4), 2-5.
- ^ 荒木勉. (2006). 三次元 CAD 導入に向けての―考察--機械設計製図の分かりやすい授業のために--. 図学研究, 40(Supplement1), 65-66.
- ^ 生産工学入門、岩田一明(監修) NEDEK研究会(編著)、森北出版。
- ^ (機械系 教科書シリーズ 27)生産工学- ものづくりマネジメント工学 -本位田光重 著、皆川健多郎 著、コロナ社。
参考文献
[編集]- 下中邦彦 編『世界大百科事典』 5巻(初版)、平凡社、1969年1月20日。
- 機械工学便覧(日本機械学会が発行)
- 機械工学年鑑(日本機械学会より毎年発行)