1965年世界柔道選手権大会

1965年世界柔道選手権大会(第4回世界柔道選手権大会)はブラジルリオデジャネイロ1965年10月14日から10月17日まで開催された。

試合審判規程

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講道館機関誌『柔道』によると、前大会である1961年世界柔道選手権大会オリンピックの柔道競技の規定で実施[1]1964年東京オリンピックは講道館規定で実施された[2]。国際柔道審判規定は1967年世界柔道選手権大会(第5回世界柔道選手権大会)の国際柔道連盟総会で制定されており、まだなかった[2]

メダリスト

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男子

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階級
68kg以下級 日本の旗 松田博文 日本の旗 湊谷弘 大韓民国の旗 朴吉淳
ソビエト連邦の旗 オレグ・ステパノフ
80kg以下級 日本の旗 岡野功 日本の旗 山中圏一 アメリカ合衆国の旗 ジェームズ・ブレグマン
大韓民国の旗 金義泰
80kg超級 オランダの旗 アントン・ヘーシンク 日本の旗 松永満雄 カナダの旗 ダグ・ロジャース
日本の旗 坂口征二
無差別級 日本の旗 猪熊功 ソビエト連邦の旗 アンゾール・キブロツァシビリ ソビエト連邦の旗 アンゾール・キクナーゼ
オランダの旗 ペーター・スナイデルス

各国メダル数

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国・地域
1 日本の旗 日本 3 3 1 7
2 オランダの旗 オランダ 1 0 1 2
3 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦 0 1 2 3
4 大韓民国の旗 韓国 0 0 2 2
5 カナダの旗 カナダ 0 0 1 1
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 0 0 1 1

エピソード

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開催中、ブラジルに有名な柔道家たちが滞在していたので、ブラジリアン柔術エリオ・グレイシーが、柔道よりもブラジリアン柔術の優位性を主張し、アントン・ヘーシンクら誰でもよいのでブラジリアン柔術のイワン・ゴメスカーウソン・グレイシーと戦うようにスポーツ誌上で挑発したが、誰も挑戦を受けなかった[3]

出典

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  1. ^ 柔道誌編集部「第四回世界柔道選手権大会記」『柔道』第36巻第12号、講道館、1965年12月1日、2頁、NDLJP:6073384/9 
  2. ^ a b 小俣幸嗣、松井勲、尾形敬史『詳解 柔道のルールと審判法 2004年度版』大修館書店(原著2004-8-20)、13頁。ISBN 4-469-26560-8 
  3. ^ Ivan Gomes”. BJJ Heroes. November 30, 2019閲覧。

外部リンク

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