1980年中華民国立法委員増額選挙

第1回立法委員選挙
(第3次増額)
第1屆立法委員選舉
(第3次增額)
中華民国
1975年 ←
1980年12月6日 (1980-12-06)
→ 1983年

立法院97議席
70(自由地区選出枠)・27(華僑枠)
投票率 66.36%
  第1党


 


党首 蔣経国
政党 中国国民党
党首就任 1975年4月
前回選挙 42
獲得議席 79
議席増減 増加37

選挙前立法院長

倪文亞
中国国民党

選出立法院長

倪文亞
中国国民党

中華民国立法院

1980年中華民国立法委員増額選挙(1980ねんちゅうかみんこくりっぽういいんぞうがくせんきょ、: 1980年中華民國增額立法委員選舉)は、1980年民国69年)12月6日に行われた中華民国台湾)の立法府である立法院を構成する立法委員を選出する選挙である。

中華民国政府が台湾に移転する前の、1948年に実施された第1回立法委員選挙の後、中国共産党政権(中華人民共和国)の誕生で大陸地区における立法委員の改選が事実上不可能となり、そのまま議員職に留まり続けている資深(古参)議員を除く、増額委員(台湾地域で改選される)70名が選出された。

概要

[編集]

1978年に行われる予定だった立法委員増額選挙は、アメリカが中国との国交を正常化したことを受け、動員戡乱時期臨時条款に基づく総統緊急処分令が発令されて延期された。そのため、今回の立法委員増額選挙は1975年の選挙以来、5年ぶりの選挙となった。また、立法委員と合わせて国民大会増額代表中国語版も選出された。

選挙データ

[編集]

投票日

[編集]

改選数

[編集]
  • 97
  • 台湾地域:70名
選区:52名
職業代表:16名(農民団体4名、漁民団体2名、労働団体4名、工業団体2名、商業団体2名、教育団体2名)
原住民:2名(山地と平地、それぞれ1名ずつ選出)
  • 選区の定数
台北市:8名
高雄市:5名
台湾省
第1選区:8名(台北県宜蘭県基隆市
第2選区:6名(桃園県新竹県苗栗県
第3選区:9名(台中県彰化県南投県台中市
第4選区:8名(雲林県嘉義県台南県台南市
第5選区:5名(高雄県屏東県澎湖県
第6選区:2名(花蓮県台東県
福建省:1名(金門県連江県

選挙結果

[編集]
  • 投票日:1980年12月6日
  • 投票率:66.16%
党派別当選者
党派 当選者
中国国民党 57
無党籍 13
合計 70
女性当選者:7名

当選者

[編集]

  中国国民党    中国青年党   無所属 

台北市 紀政 康寧祥 李志鵬 黄聯富 黄天福 周文勇 林鈺祥 雷渝斉
高雄市 王清波 于樹潔 方啓栄 蘇秋鎮 張栄顕
台湾省 1区 林坤鐘 周書府 周大業 蔡讃雄 呉梓 蔡勝邦 黄煌雄 鄭余鎮
2区 呂学儀 劉碧良 温錦蘭 古胡玉美 張徳銘 李天仁
3区 謝生富 劉松藩 許張愛簾 林炳森 洪昭男 許栄淑 林庚申 沈世雄 周基順
4区 蕭天讃 林聯輝 郭俊次 洪玉欽 許哲男 游栄茂 黄正安 李宗仁
5区 李明相 鍾栄吉 王金平 黄余秀鸞 黄河清
6区 郭栄宗 饒穎奇
福建省 呉金賛
平地山胞 林通宏
山地山胞 華愛
農民団体 蔡友土 蕭瑞徴 蘇火灯 陳瑞斌
漁民団体 黄沢青 林栄国
工人団体 謝深山 李友吉 陳錫淇 楊登洲
工業団体 許勝発 黄志達
商業団体 蔡万才 黄綿綿
教育団体 譚鳴皋 頼晩鐘
海外居住者 1区 李合珠 焉晋珽
2区 徐亨 梁永燊 湯煥暉 卜少夫 張寛
3区 陳広深 陳昌耀 柯叔宝 許国良 劉英若 馬須鈴 羅世宗
4区 伍千鈞 曽燕山 胡国棟 朱栄業 謝文慶
5区 陳松波
6区 黄聡 苑国恩
7区 李朱志筠
8区 余宜滄
不分区 林基源 謝学賢 張海清

参考文献

[編集]
  • 台湾研究所編『台湾総覧 1981年版』(台湾研究所)