1982年全仏オープン
1982年 全仏オープン(1982ねんぜんふつオープン、Internationaux de France de Roland-Garros 1982)は、フランス・パリにある「ローランギャロス・スタジアム」にて、1982年5月24日から6月6日にかけて開催された。
大会の流れ
[編集]- 男子シングルスは「128名」の選手による通常の7回戦制で行われた。
- 女子シングルスは「96名」の選手による7回戦制で行われ、シード選手16名を含む32名の上位選手は「1回戦不戦勝」(抽選表では“Bye”と表示)があった。したがって、女子のシード選手は2回戦からの登場になるため、初戦敗退の場合は「2回戦=初戦」と表記する。
シード選手
[編集]男子シングルス
[編集]ジミー・コナーズ (ベスト8)
イワン・レンドル (4回戦)
ギレルモ・ビラス (準優勝)
ホセ・ルイス・クラーク (ベスト4)
ビタス・ゲルレイティス (ベスト8)
エリオット・テルチャー (4回戦)
ピーター・マクナマラ (ベスト8)
ヤニック・ノア (ベスト8)
アンドレス・ゴメス (4回戦)
バラージュ・タロツィ (2回戦)
ブライアン・ゴットフリート (2回戦)
- (試合開始前に棄権)
- (試合開始前に棄権)
ホセ・ヒゲラス (ベスト4)
スティーブ・デントン (1回戦)
チップ・フーパー (4回戦)
女子シングルス
[編集]クリス・エバート・ロイド (ベスト4)
マルチナ・ナブラチロワ (初優勝)
トレーシー・オースチン (ベスト8)
アンドレア・イエガー (準優勝)
ハナ・マンドリコワ (ベスト4)
シルビア・ハニカ (2回戦=初戦)
ミマ・ヤウソベッツ (4回戦)
アン・スミス (4回戦)
ベッティーナ・バンジ (2回戦=初戦)
ビリー・ジーン・キング (3回戦)
バージニア・ルジッチ (ベスト8)
アンドレア・リーンド (4回戦)
- (試合開始前に棄権)
マリー・ピアテク (2回戦=初戦)
キャシー・リナルディ (4回戦)
パム・カサレ (4回戦)
大会経過
[編集]男子シングルス
[編集]準々決勝
ホセ・ヒゲラス vs.
ジミー・コナーズ 6-2, 6-2, 6-2
ギレルモ・ビラス vs.
ヤニック・ノア 7-6, 6-3, 6-4
ホセ・ルイス・クラーク vs.
ピーター・マクナマラ 6-2, 6-2, 6-2
マッツ・ビランデル vs.
ビタス・ゲルレイティス 6-3, 6-3, 4-6, 6-4
準決勝
ギレルモ・ビラス vs.
ホセ・ヒゲラス 6-1, 6-3, 7-6
マッツ・ビランデル vs.
ホセ・ルイス・クラーク 7-5, 6-2, 1-6, 7-5
女子シングルス
[編集]準々決勝
クリス・エバート・ロイド vs.
ルチア・ロマノフ 6-2, 6-4
アンドレア・イエガー vs.
バージニア・ルジッチ 6-1, 6-0
ハナ・マンドリコワ vs.
トレーシー・オースチン 7-6, 6-7, 6-2
マルチナ・ナブラチロワ vs.
ジーナ・ガリソン 6-3, 6-2
準決勝
アンドレア・イエガー vs.
クリス・エバート・ロイド 6-3, 6-1
マルチナ・ナブラチロワ vs.
ハナ・マンドリコワ 6-0, 6-2
決勝戦の結果
[編集]- 男子シングルス:
マッツ・ビランデル vs.
ギレルモ・ビラス 1-6, 7-6, 6-0, 6-4
- 女子シングルス:
マルチナ・ナブラチロワ vs.
アンドレア・イエガー 7-6, 6-1
- 男子ダブルス:
シャーウッド・スチュワート&
ファーディ・テイガン vs.
ハンス・ギルデマイスター&
ベルス・プラヨー 7-5, 6-3, 1-1 (途中棄権)
- 女子ダブルス:
マルチナ・ナブラチロワ&
アン・スミス vs.
ロージー・カザルス&
ウェンディ・ターンブル 6-3, 6-4
- 混合ダブルス:
ジョン・ロイド&
ウェンディ・ターンブル vs.
カシオ・モッタ&
クラウディア・モンテイロ 6-2, 7-6
みどころ
[編集]- 男子シングルス優勝者のマッツ・ビランデルが、「17歳7ヶ月」で大会初出場から初優勝を達成した。17歳7ヶ月での優勝は、7年後の1989年にマイケル・チャンによって破られるまで、全仏オープンの男子最年少優勝記録であった。ギレルモ・ビラスとの決勝戦は、試合時間「4時間47分」を要するマラソン・マッチになった。
外部リンク
[編集]先代 1981年全豪オープン | テニス4大大会 1981年 - 1982年 | 次代 1982年ウィンブルドン選手権 |
先代 1981年全仏オープン | 全仏オープン 1982年 | 次代 1983年全仏オープン |