ウィグナーの3j記号あるいは3jm記号は、クレブシュ-ゴルダン係数を用いて次のように表される係数である。
j1 - j2 - m3が整数であることと、という変換に注意すると、上記の式と逆にクレブシュ-ゴルダン係数は次のように3j記号で表される。
3j記号の対称性は、クレブシュ-ゴルダン係数よりも便利である。3j記号は、列の偶置換に対して不変である。
奇置換では、位相因子が現れる。
量子数mの符号の反転に対しても、位相因子が現れる。
ウィグナーの3j記号は、次の関係式を全て満たさない限り、0となる。
- が整数となる
- .
3j記号と3つの回転状態の積の、mの組み合わせに対する以下の和
は、回転に対して不変である。
- L. C. Biedenharn and J. D. Louck, Angular Momentum in Quantum Physics, volume 8 of Encyclopedia of Mathematics, Addison-Wesley, Reading, 1981.
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