CBIRF
化学生物事態対処部隊 Chemical Biological Incident Response Force | |
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創設 | 1996年4月1日 |
所属政体 | アメリカ合衆国 |
所属組織 | アメリカ海兵隊 |
人員 | 450人[1] |
所在地 | メリーランド州インディアンヘッド |
愛称 | The Birf ジ・バーフ |
標語 | Certo Occultus Hostis[2] |
上級単位 | 第2海兵遠征軍 (アメリカ軍) |
最終上級単位 | アメリカ北方軍 |
CBIRF(Chemical Biological Incident Response Force/シーバーフ[3] ケミカル バイオロジカル インシデント レスポンス フォース、化学生物事態対処部隊)とは、生物兵器、化学兵器、核兵器、放射能兵器、高爆発物(CBRNE シーバーン[1])を専門とするアメリカ海兵隊の即応部隊である。
概要
[編集]1995年に発生した地下鉄サリン事件を契機に[3]1996年4月1日、チャールス・C・クラークアメリカ海兵隊総司令官の下に組織され、アメリカ合衆国、メリーランド州インディアンヘッド、インディアンヘッド海軍水上戦センターに所在する。
2001年に発生したアメリカ同時多発テロ事件以降、アメリカ北方軍傘下のCCMRF(Consequence Management Reaction Force/シースマーフ、事象管理対処部隊)に所属している[4]。
任務
[編集]汚染地域の検知や偵察観測、除染作業や死傷者の搬出や救護の他、搬路確保のための障害物除去や建設、物資輸送などの後方支援なども担当する。また技術的な救援活動も可能としており、各任務に対して以下の小隊が組織されている。[3][5]
- 医療支援班
- 除染班
- 技術救助班
- 捜索搬出班
- 爆発物処理班
- 検知識別班
出動経歴
[編集]- 1996年 - 大統領就任式
- 1996年 - アトランタオリンピック
- 1997年 - 主要国首脳会議(デンバーサミット)
- 2011年 - 福島第一原子力発電所事故(トモダチ作戦)
- この福島第一原子力発電所事故に伴い140人ないし155名が派遣される予定とされた[4][6]。
- 4月2日に先遣隊15人が横田入りし[7]、4日までに本隊含めた約150人がそろった[8][9](他に145人[10]、約145人[11]とも)。同時に、米軍による行方不明者捜索活動は縮小され、これ以降の米軍の活動はCBIRFによる原発事故対応と生活支援が中心となる[9]。
- 2011年 - リビア騒乱
脚注
[編集]- ^ a b “米軍専門部隊が来日へ 緊急事態に備え140人”. 産経新聞 (2011年3月31日). 2011年4月3日閲覧。
- ^ ラテン語で”見えない敵と戦う”の意
- ^ a b c “原発事故支援へ、米軍部隊「シーバーフ」 化学・生物兵器のプロ”. 産経新聞 (2011年4月1日). 2011年4月3日閲覧。
- ^ a b “米軍の特殊部隊「シーバーフ」155人きょう来日 除染プロ”. 産経新聞 (2011年4月1日). 2011年4月3日閲覧。
- ^ “「不測の事態」にも対応、米の放射能専門部隊”. YOMIURI ONLINE (2011年4月2日). 2011年4月20日閲覧。
- ^ “米軍放射能専門部隊、140人を日本派遣へ”. YOMIURI ONLINE (2011年3月31日). 2011年4月12日閲覧。
- ^ “米専門部隊が到着=原子力事故に対応可能”. 時事ドットコム (2011年4月2日). 2011年4月12日閲覧。
- ^ “米放射能対処部隊、150人全員が到着”. YOMIURI ONLINE (2011年4月5日). 2011年4月12日閲覧。
- ^ a b “原子力専門部隊、陸自視察へ=米軍支援、地上に移行”. 時事ドットコム (2011年4月7日). 2011年4月12日閲覧。
- ^ “米特殊部隊と自衛隊が共同公開訓練-除染作業など”. ウォールストリートジャーナル 日本版 (2011年4月11日). 2011年4月12日閲覧。
- ^ “米軍、来日の核専門部隊公開 福島原発事故で”. 共同通信 (2011年4月9日). 2011年4月12日閲覧。