Dubscribe

Dubscribe
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ダブステップ
職業 DJ
音楽プロデューサー
活動期間 2011年 -

Dubscribe(ダブスクライブ)は、日本の音楽プロデューサーDJ。Dubstep(ダブステップ)の楽曲をリリースしている。

概要

[編集]

日本のダブステップのアーティスト。主に激しいワブルベースを多用するブロステップスタイルのトラックを製作している。オリジナル楽曲の他、他のアーティストの楽曲のリミックスも手掛けている。日本のダブステップシーン黎明期から海外レーベルからのリリースを中心に活動しており、北米ダブステップシーンのExcisionのレーベルRottun Recordingsからのリリースや、コンピレーションへの楽曲提供、PendurumのメンバーKJ SAWKAへのリミックス提供を行う。

近年はアイドル楽曲に興味をもち、MIGMA SHELTERへのリミックスを手掛けている[1]

2020年にはアメリカで音楽フェス「Lost Lands」に出演した[2]

使用機材

[編集]
  • iMacユーザー[2]

使用ソフト

[編集]
  • DAWソフト「Ableton Live[2]
  • ウェーブテーブル・シンセサイザー「SERUM」や「MASSIVE」[2]

人物・エピソード

[編集]
  • 東京を拠点に活動するDubstep Producer。
  • 学生時代はロックバンドでギターをやっていたがバンドという形態に疲れ、ダンスミュージックを聴くようになり、「これなら1人でも作れる!」と考え制作をし始めた。趣味程度にテクノやアブストラクト・ヒップホップ、エレクトロなどを製作していたが、偶然聴いたダブステップに衝撃を受け製作をしはじめた[3]
  • 影響をうけた音楽は、Ajapaiがプロデュースした曲である[3]
  • 曲を作るときはコンセプトは特に考えず、「とにかく強い曲」「レーベルカラーに合った曲」「今の音を意識した曲」を意識している[3]
  • 愛猫は「にゃんちゅう」という名前である[4][5]
  • WACK所属のGANG PARADEのファンであり、推しメンはテラシマユウカである。GANG PARADEに曲を提供することが夢であると語っている[2]

経歴

[編集]

2011年

[編集]
  • m-flo☆Taku Takahashi主宰 TCY recordingsが開催したリミックスコンテストで優勝し、優勝曲を同レーベルからリリース[6][3]

2012年

[編集]

2013年

[編集]
  • EP『Battle』 はBeatport/Dubstepチャートで最高8位、Drum&Bassチャートで最高7位、EP『Crowd Control』はDubstepチャートで最高10位となる。

2014年

[編集]
  • 3月にExcisionが主宰するRottun RecordingsからリリースされたEP『Brainstorm』とEP『Venom』をリリース[3]
  • EP『Brainstorm』はBeatportのダブステップチャートで1位[7][3]
  • Jager Meisters、Nish、NIRGILIS,などのアーティストにリミックスを提供し、"Nish - Dramatech(Dubscribe Remix)は、配信サイトTrack it downのDubstepチャートで最高4位となる。

2015年

[編集]
  • Downlinkのレーベル「Uplink Audio」からEP『Hyper Galaxy』をリリース。Beatportのダブステップチャートで3位にランクイン[6][3]

2016年

[編集]
  • アーケード用の音楽ゲーム「crossbeats REV. SUNRISE」に「Rise Up」という楽曲を提供。イベントにも出演[8]
  • 「Trekkie Trax」からリリースした『Turn up』はSkrillex主宰のレーベル/プラットフォーム「NEST HQ」に掲載された[3]
  • EDMメディア「EDM.com」からもシングル“Jupiter”をリリース[3]
  • PendulumのメンバーKJ Sawkaにオフィシャルでリミックスを提供し、多数のDJにプレイされた。

2017年

[編集]
  • 国内のEDMフェスelectroxでMijaがLogue4とコラボした「Turn up」をプレイ[3]
  • 3万人規模のフェスBass CyannonではExcisionが「Suicide Squad」をプレイ[3]
  • 12th Planetがラジオ「Swamplex Radio」でAnswerdとコラボした曲をかけた[3]

2018年

[編集]
  • MIGMA SHELTERのリミックスMo'Strain (Dubscribe Remix)をリリース[1]
  • レーベル「SMOG Records」から『Raw』をリリースしたり、Flux Pavillionのレーベル「Circus Records」よりFuntcaseによるコンピレーション収録で『Contraband』を発表[3]
  • Excision主宰のダブステップフェス、Lost Lands 2018でオープニングセレモニーの1曲目にTrampaの“Rocket Fuel”をDubscribeがブートリミックスしたバージョンがプレイされた[3]

2019年

[編集]
  • レーベル「Savage Society Records」よりDefinitiveとのコラボ曲『Antivenom』をリリース[3]
  • Borgoreのレーベル「Buygore Records」から新作EP『Carnage』をリリース[3]
  • フランス出身のプロデューサー、Answerdとのコラボ曲『Sledgehammer』をリリース[3]
  • 「Excision & Space Laces – 1 on 1 (Dubscribe Remix)」が、Lost Lands 2019 の公式コンピレーションアルバム「Lost Lands 2019 Compilation」に収録でリリース[9][10][11]。  

2020年

[編集]
  • MIGMA SHELTERのリミックスTOKYO SQUARE (Dubscribe Remix)をリリース[12]
  • 「Head Crack」がBlack Tiger Sex Machineのコンピ・アルバム 「All I Want For Christmas Is Bass Vol. 5"」に収録でリリース[13][14]
  • ExcisionのレーベルSubisidiaから「Excision & Downlink - Robo Kitty (Dubscribe Remix)」をリリース[15]

2021年

[編集]
  • ExcisionのレーベルSubisidiaから「Devastator」をリリース[16]

2022年

[編集]
  • 9月23日〜25日にアメリカ オハイオ州レジェンド・バレー開催された音楽フェス「Lost Lands」に出演した[2][17]

作品

[編集]
# タイトル リリース日 収録曲 備考
1 Dubscribe 2011年9月15日
2 Off The Grid 2012年8月20日
3 Heavy Drop 2013年2月3日
4 Crowd Control / Murder Machine 2013年2月4日
5 Dark Steer 2013年7月15日
6 Battle 2013年8月19日
7 Crawling 2014年1月30日
8 Brainstorm 2014年3月17日
9 Lost Pre-School 2014年4月7日
10 Venom 2014年12月22日
11 Desolation 2014年12月29日
12 Hyper Galaxy 2015年5月5日
13 Nuclear Power 2015年7月26日
コラボ Gun Play / Angry Cry 2015年9月14日
14 Pouring 2015年11月12日
15 Sleeping Madness 2016年6月15日
コラボ Jupiter 2016年8月25日
16 Gunfinger 2016年9月12日
コラボ Transcend 2016年10月7日
コラボ Move That 2016年12月5日
コラボ Turn Up 2016年12月21日
コラボ Future People 2017年1月25日
コラボ Spriggan 2017年5月8日
17 Fight Music 2018年8月2日
18 Contraband 2018年9月28日
19 Don't Stop 2018年11月15日
20 Antivenom 2019年2月25日
21 Sledgehammer 2019年5月3日
22 Definitive - Terror Wave(Dubscribe Remix) 2019年8月12日
23 Excision & Space Laces - 1 on 1(Dubscribe Remix) 2019年12月6日
24 Silicon 2020年1月20日
25 Absolute 2020年4月24日
26 Defected 2020年5月8日
27 Rise 2020年9月9日
28 Excision & Downlink - Robo Kitty(Dubscribe Remix) 2020年12月1日
29 Head Crack 2020年12月18日
30 The Future 2021年4月26日
31 Devastator 2021年5月19日
31 Space Cat 2021年6月25日


脚注

[編集]
  1. ^ a b MIGMA SHELTER、Dubscribeの「Mo'Strain」リミックス音源を無料配信”. ototoy.jp. 2019年6月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f アメリカで開催された世界最大のダブステップフェス『Lost Lands』日本人アーティスト唯一の出演となった「Dubscribe(ダブスクライブ)」さんに色々聞いてみた! | ガジェット通信 GetNews”. ガジェット通信 GetNews (2022年10月20日). 2022年10月20日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r BorgoreのレーベルからEPをリリース!Excisionからもサポートされている日本人プロデューサー、Dubscribeとは! | MNN”. music-newsnetwork.com (2019年6月3日). 2020年5月19日閲覧。
  4. ^ 帰ってきた飼い主を「(じーーっ)」 お留守番していた猫ちゃんの伝わりすぎる表情がすごいことに……”. ねとらぼ. 2021年6月23日閲覧。
  5. ^ 【かわいいネコ画像】留守番する猫の元へ駆け寄った飼い主に向けられた恐怖の表情|ウーマンエキサイト”. ウーマンエキサイト. 2021年6月23日閲覧。
  6. ^ a b c BorgoreのレーベルからEPをリリース!Excisionからもサポートされている日本人プロデューサー、Dubscribeとは! | MNN”. music-newsnetwork.com (2019年6月3日). 2019年6月3日閲覧。
  7. ^ Buygore, Dubscribe 🐈 | New EP out on (2014年3月26日). “[https://twitter.com/Dubscribe_/status/448769619352756225 えええぇ!!!! 1位になってます……。 “Dubscribe - Brainstorm EP”がBeatport Dubstepで1位になってます! 繰り返します! 1位になってます!pic.twitter.com/pERBDoax3C]”. @Dubscribe_. 2019年6月3日閲覧。
  8. ^ Gamer. “プロデューサーが行方不明という波乱も!?200名近くのファンが集った「crossbeats REV. SUNRISE」稼働記念イベントをレポート|ゲーム情報サイト Gamer”. www.gamer.ne.jp. 2021年6月23日閲覧。
  9. ^ 快挙! 日本人プロデューサーDubscribe、12月6日リリースの ExcisionのMixアルバム&Lost Lands 2019公式コンピにトラック収録!”. iFLYER.tv. 2020年5月19日閲覧。
  10. ^ 快挙!DubscribeがExcisionとSpace Lacesによる楽曲”1 on 1″の公式リミックスをリリース! | MNN”. music-newsnetwork.com (2019年12月9日). 2021年6月27日閲覧。
  11. ^ Yopko, Nick. “Dubscribe Drops Insane Remix of Excision and Space Laces' "1 On 1"” (英語). EDM.com - The Latest Electronic Dance Music News, Reviews & Artists. 2021年6月27日閲覧。
  12. ^ Inc, Natasha. “MIGMA SHELTERアルバム収録曲リリックビデオ公開、Dubscribeリミックス曲リリース決定(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2020年5月19日閲覧。
  13. ^ 現在人気沸騰中の日本人ダブステップ・プロデューサーDubscribe(ダブスクライブ)Black Tiger Sex Machineのレーベルから新曲"Head Crack"をリリース!”. iFLYER. 2021年6月23日閲覧。
  14. ^ Premiere: Dubscribe discharges monstrous original, 'Head Crack,' ahead of Kannibalen Records compilation” (英語). Dancing Astronaut (2020年12月17日). 2021年6月27日閲覧。
  15. ^ Excision deploys 20-track 'Night Vol. 2' compilation, unveils new Dubscribe remix of 'Robo Kitty'” (英語). Dancing Astronaut (2020年12月2日). 2021年6月27日閲覧。
  16. ^ 2021年は日本人トラックメイカーが大活躍!人気レーベルからも曲を出した注目の16名をピックアップ! | MNN”. music-newsnetwork.com (2021年8月17日). 2021年9月14日閲覧。
  17. ^ 日本人DJ/ProducerのDubscribe(ダブスクライブ)、Excision(エクシジョン)主催の北米最大級のDubstepフェス「Lost Lands」への出演が決定!!”. iFLYER. 2022年10月20日閲覧。

外部リンク

[編集]