GLOBIS-AQZ
GLOBIS-AQZ(グロービス エーキューゼット)は、AIによるコンピュータ囲碁ソフトで、グロービス、囲碁AI「AQ」開発者の山口祐、トリプルアイズの3者を中心に開発が行なわれていた。
概要
[編集]2018年9月14日にグロービス社長の堀義人が中国が開発している世界トップクラスの囲碁AIの絶芸の開発現場を訪問し、その際に日本でも囲碁AIの開発の必要性を強く感じ、各方面に呼びかけ、2018年9月25日「GLOBIS-AQZ」プロジェクトが発足。2019年4月18日にプロジェクトを発表[1]。
当面の目標は2019年8月に行なわれる「2019中信証券杯 第3回世界電脳囲碁オープン戦」での優勝としていたが、決勝トーナメントの準々決勝でLeela Zeroに敗れた[2]。
2020年5月11日にオープンソースとして公開、それに伴いプロジェクトを終了[3][4]。
成績
[編集]- 2019年8月 - 5位 - 第3回中信証券杯世界電脳囲碁オープン戦
- 2019年12月 - 2位 - 第11回UEC杯コンピュータ囲碁大会
プロ棋士との対戦
[編集]2019年7月10日に仲邑菫初段と対局し、勝利。この対局はAbemaTVで生放送された[5]。AbemaTVでの囲碁の放送は初。
2019年7月19日には芝野虎丸七段と対局し、勝利。
注
[編集]- ^ “「囲碁AIの世界一目指す」 日本棋院、AIベンチャーらが共同プロジェクト「GLOBIS-AQZ」発表”. ITmedia NEWS. 2019年7月18日閲覧。
- ^ “囲碁AI「GLOBIS-AQZ」、世界大会で5位の結果に”. www.afpbb.com. 2019年10月17日閲覧。
- ^ “グロービス、囲碁AI「GLOBIS-AQZ」のプログラムをオープンソース化”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2020年7月5日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2020年5月12日). “囲碁AI「GLOBIS-AQZ」のソースコードがGitHubで公開”. PC Watch. 2020年7月5日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年7月10日). “世界一を目指す囲碁AI「GLOBIS-AQZ」と仲邑初段が対戦、敗れる”. 産経ニュース. 2019年7月18日閲覧。
関連項目
[編集]- AQ (囲碁ソフトウェア) - GLOBIS-AQZの母体となった囲碁思考エンジン。
- DeepZenGo
- コンピュータ囲碁
- Category:コンピュータ囲碁
- グロービス杯世界囲碁U-20 - グロービスが協賛を行っている大会。
外部リンク
[編集]- GLOBIS-AQZ 記者発表 - 日本棋院囲碁チャンネル(YouTube)
- GitHub ダウンロードページ (AQ v4.0.0)
- 囲碁AI世界一と若手棋士育成を目指す「GLOBIS-AQZ」プロジェクトを発表 - 日本棋院
- 世界最高峰囲碁AIに、10代の天才プロ棋士たちが挑む! (予告編)- AbemaTV
- 仲邑菫 vs GLOBIS-AQZ- AbemaTV