GRP (音楽プロデューサー)

GRP
生誕 (1984-04-29) 1984年4月29日(40歳)
出身地 日本の旗 日本 大阪府
学歴 相愛大学音楽学部[1]
ジャンル
職業
活動期間 2010年 -
事務所 テレビ朝日ミュージック

GRP(じーあーるぴー、1984年4月29日 - )は、日本の男性音楽プロデューサー作曲家編曲家[2]大阪府出身。テレビ朝日ミュージック所属[2]

略歴

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小学生の頃、学童保育で教師のピアノ演奏に触発され、家にあったアップライトピアノを用いて耳コピーを始めたのが音楽との出会い[3]。中学生になる頃にはギターやドラムも始めてバンドを結成し、1日8時間練習していた[3][4]。当時の音楽業界は小室哲哉の全盛期でその影響もあって打ち込み音楽に関心を持ち、祖父に買ってもらったシンセサイザーYamaha EOS-B2000」で作曲に取り組むようになった[3][5]

高校時代、同級生のKAYと出会ってここでもバンドを組み、二人とも同じ音楽大学に進学して2005年に音楽プロデューサーユニット「L-m-T」を共に結成する[4]。在学中はラッパーやシンガーとのセッション、クラブシンガーのトラック制作など多様な経験を積んだ[3]。大学卒業後、2010年にSpontaniaのアルバム曲『ONE』の制作に参加したことがメジャー市場で仕事を得られる転機となり、その後は一緒に仕事をした人の紹介などでソナーポケットET-KINGSEAMOの楽曲制作に携わることでプロとしての評価を高めていった[4]

2012年頃、複数人でのコライトを通して互いのアイデアや音楽性を補完し合うスタイルを経験、取り入れるようになり、移り変わりの早い音楽業界でグローバルな手法に強く意識が向くようになる[1]。2017年11月、安室奈美恵のオールタイム・ベストアルバム『Finally』にて『SO CRAZY』の再録版にミュージシャンとして参加し、多感な時期に聞いていた人気アーティスト作品へのクレジットはキャリアハイライトの一つとなった[6]

ロサンゼルス移住以降

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2017年末から拠点をアメリカロサンゼルスに移転[4]。その何年か前からKAYの誘いもあってロサンゼルスのソングライターやプロデューサーとセッションを重ねる機会があり、音楽制作において自由かつ正直な表現が可能な現地の環境に魅力を感じた末の決断で、2015年頃から英語習得にも取り組んでいた[7]。しかし2020年には新型コロナウイルスの影響によるビザ更新の不許可を受けていったん日本に帰国[8]、2022年にようやくビザが下りて再度移住することになる[9][10]

2020年12月、King & PrinceI promise』によってキャリアではじめて自身の制作楽曲が紅白歌合戦で披露された[11][12]。2024年には制作に参加したこっちのけんとはいよろこんで』のYouTube再生回数が1億回を突破[13]レコード大賞の最優秀新人賞受賞と紅白歌合戦での披露も実現している[14]

人物

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  • GRPという名前は、学生時代に一部の友人から「ゴリラ」と呼ばれており、可愛くしてほしいと伝えたところ「ピー」をつけて「ゴリピー」と呼ばれたのが始まり。その後の音楽活動で自分の名前をクレジットするときに、ゴリピーの頭文字を取って「GRP」とした[4]

提供作品

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アーティスト

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アニメ・ゲームソング

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劇伴・企業CM等

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出演

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テレビ

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脚注

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出典

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  1. ^ a b 「音楽だけで食べていこうというのが、正解という時代でもない」 L-m-Tとイワツボコーダイが予測する音楽作家の未来とは?(後編)”. Music Factory Tokyo (2015年12月11日). 2025年3月7日閲覧。
  2. ^ a b GRP (ジーアールピー)(作詞・作曲・編曲・ギター・ベース・ドラム・ピアノ)|テレビ朝日ミュージック所属タレント”. テレビ朝日ミュージック. 2024年10月8日閲覧。
  3. ^ a b c d L-m-T&イワツボコーダイ、若手音楽作家が語る"コライトの利点"「1人で喜ぶより、2人、3人でハイタッチするほうが嬉しい」”. Real Sound. blueprint (2016年1月15日). 2025年3月7日閲覧。
  4. ^ a b c d e INTERVIEW No.46 Love modest Thank ジーアールピー / GRP”. blue studio Magazine (2017年10月6日). 2025年3月7日閲覧。
  5. ^ Professional's Eye:GRP”. Dirigent. 銀座十字屋 (2025年1月30日). 2025年3月7日閲覧。
  6. ^ a b GRP [@GRP_beatz] (2017年11月8日). "本日発売の25周年の安室奈美恵さんの最後のアルバム『Finally』に収録されています『SO CRAZY』という曲に携わらせて頂きました…". X(旧Twitter)より2025年3月6日閲覧
  7. ^ 日本を飛び出しLAで音楽プロデューサーとして活躍する日本人にインタビュー【#353】 - YouTube”. Hapa英会話 (2020年2月29日). 2025年3月7日閲覧。
  8. ^ GRP [@GRP_beatz] (2020年7月23日). "皆様にお知らせ。約3年間LAで音楽の活動をしてきましたがコロナによるアメリカ人失業者の増加により僕の更新中だったビザが認可されませんでした…". X(旧Twitter)より2025年3月7日閲覧
  9. ^ ロサンゼルスの人気スポット「Citizens Public Market」”. Hapa英会話 (2022年7月6日). 2025年3月7日閲覧。
  10. ^ GRP [@GRP_beatz] (2022年2月8日). "朝早くに弁護士からメールきまして無事にアメリカのアーティストビザが認可されました!…". X(旧Twitter)より2025年3月7日閲覧
  11. ^ a b King & Prince『I promise』が圧倒的大差で6作連続シングルチャート1位 "冬"を想起させるアレンジ&歌唱の切なさ”. Real Sound. blueprint (2020年12月26日). 2025年3月7日閲覧。
  12. ^ 「気合が入っている」紅白トップバッターのキンプリ、「アイドルの本望」語る”. 毎日新聞. 毎日新聞社 (2020年12月29日). 2025年3月7日閲覧。
  13. ^ こっちのけんと「はいよろこんで」ストリーミング累計1億回再生突破”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2024年11月13日). 2025年3月7日閲覧。
  14. ^ こっちのけんと、「はいよろこんで」で日本レコード大賞最優秀新人賞”. サンスポ. 産経新聞社 (2024年12月30日). 2025年3月7日閲覧。
  15. ^ こっちのけんと、GRPと共同作曲した新曲「はいよろこんで」で一歩踏み出しSOS”. TuneCore Magazine. TuneCore Japan (2024年5月27日). 2025年3月6日閲覧。
  16. ^ こっちのけんと 大ヒット曲『はいよろこんで』制作秘話「暗い内容だけど、みんなに知ってもらわないと」「明るく話したい」”. Tokyo FM (2024年10月23日). 2025年3月6日閲覧。
  17. ^ こっちのけんと (2024年10月14日). “もういいよ / こっちのけんと MV”. 2024年10月15日閲覧。
  18. ^ Sexy Zoneの2年ぶりアルバムに水野良樹、さかいゆう、「ぎゅっと」作家陣”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2017年12月22日). 2025年3月6日閲覧。
  19. ^ Sexy Zone新アルバムにLEGOタナカヒロキやiri参加、メンバーのソロ新曲も”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年1月18日). 2025年3月6日閲覧。
  20. ^ a b Sexy Zoneの7thアルバムにラキテ高橋海やBIGMAMA金井、chelmicoら参加”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年12月27日). 2025年3月6日閲覧。
  21. ^ 関ジャニにリップ、長瀬智也、高橋優ら曲提供”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2014年10月15日). 2025年3月6日閲覧。
  22. ^ 関ジャニ∞、シングル『奇跡の人』発売決定 メトロック2017出演のライブ音源・映像収録も”. Real Sound. blueprint (2017年7月15日). 2025年3月7日閲覧。
  23. ^ ほっちゃん新作はangelaによる「K」2期OP曲、ED曲はカスタマイZ”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2015年8月11日). 2025年3月6日閲覧。
  24. ^ GRP [@GRP_beatz] (2016年8月3日). "祝 本日発売!ケツメイシ『ヤシの木のように』の作曲編曲させて頂きました…". X(旧Twitter)より2025年3月7日閲覧
  25. ^ 三代目 J SOUL BROTHERSが発揮するストリートマインド KM、GRP……敏腕プロデューサー陣を迎えた意義”. Real Sound. blueprint (2024年12月22日). 2025年3月7日閲覧。
  26. ^ GRP [@GRP_beatz] (2022年12月22日). "こちらGReeeeNさんのNewアルバム『ロッキンビーツ』の収録曲の一曲『SONG 4 U』を編曲させて…". X(旧Twitter)より2025年3月6日閲覧
  27. ^ GRP [@GRP_beatz] (2015年3月20日). "通常盤に収録されているM8の『キミイロ』という曲で作編曲で参加させて頂きました!". X(旧Twitter)より2025年3月7日閲覧
  28. ^ 玉置浩二や秦 基博をルーツに持つSSW 小林柊矢、王道ポップスの次なる担い手に アルバム『柊』に感じる可能性”. Real Sound. blueprint (2023年2月19日). 2025年3月7日閲覧。
  29. ^ a b 竹内唯人の新作に変態紳士クラブGeG、辻村有記、アイドラSHUKIらがクリエイターとして参加”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年10月29日). 2025年3月6日閲覧。
  30. ^ 【インタビュー】竹内唯人、さまざまな感情や込められた意志がダイレクトに響く歌声”. BARKS (2022年5月31日). 2025年3月7日閲覧。
  31. ^ 竹内唯人 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW”. VANITYMIX (2022年5月26日). 2025年3月9日閲覧。
  32. ^ 「VOLTACTION」1st Mini Album『Action!!!!!!!!!!!!』発売記念!収録楽曲『TAKE ACTION』本日2025年1月10日(金)21:30MV公開!”. にじさんじ. ANYCOLOR (2025年1月10日). 2025年3月9日閲覧。
  33. ^ ANYCOLOR (2022年12月6日). “NIJISANJI ENからVTuberグループ『XSOLEIL (エクソレイ)』が2022年12月6日(火)(JST)デビュー!”. PR Times. 2025年3月6日閲覧。
  34. ^ 東京ゲゲゲイ、MIKEYによる歌詞が攻撃的な新曲「BLACK LIP」のミュージックビデオを解禁”. SPICE. イープラス (2020年8月9日). 2025年3月6日閲覧。
  35. ^ 百足、約1年半ぶりソロ作品となるEP『Orange』リリース 強い決意を綴る”. TuneCore Magazine. TuneCore Japan (2024年2月1日). 2025年3月6日閲覧。
  36. ^ 佐藤聡美、新譜“最後”の収録曲は「『英雄』解体」テーマソング”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2016年9月21日). 2025年3月6日閲覧。
  37. ^ GRP [@GRP_beatz] (2018年1月10日). "佐々木李子「明日への風」TVアニメ、「デュエル・マスターズ」EDテーマソングとなっています。作曲編曲させて頂きました…". X(旧Twitter)より2025年3月7日閲覧
  38. ^ 5月19日に新曲「枝垂桜」配信リリース決定!新アー写&ジャケット写真も公開!”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN (2021年4月28日). 2025年3月8日閲覧。
  39. ^ 6月30日新曲「cactus」の配信リリース決定!&ジャケット写真公開!”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN (2021年6月19日). 2025年3月8日閲覧。
  40. ^ 三浦風雅、デジタルシングル「Call my name」リリース&PV解禁!さらにアルバムのジャケット写真公開ほか、新情報も続々発表!”. PONY CANYON (2022年6月8日). 2025年3月6日閲覧。
  41. ^ 富田美憂、アニメ『放課後さいころ倶楽部』オープニングテーマ「Present Moment」MV公開”. Real Sound. blueprint (2019年10月2日). 2025年3月7日閲覧。
  42. ^ 富田美憂、物語の始まりとなる1stフルアルバム「Prologue」発表”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年4月30日). 2025年3月6日閲覧。
  43. ^ リリーの人生を映画化、試写を観た盛山「どこが?」脚本の蓮見はキュンキュンした”. お笑いナタリー. ナターシャ (2024年8月30日). 2025年3月7日閲覧。
  44. ^ TRIGGERが見せた圧倒的な“王者感” 小室哲哉も参加の初フルアルバムを紐解く”. Real Sound. blueprint (2017年9月27日). 2025年3月7日閲覧。
  45. ^ TRIGGERは“アイドルの中のアイドル”で在り続ける 『VARIANT』で描かれた、3人の変化と強さの歴史”. Real Sound. blueprint (2021年6月24日). 2025年3月7日閲覧。
  46. ^ Street Fighter 6 Official Music Video - NOT ON THE SIDELINES”. Street Fighter. カプコン (2022年6月10日). 2025年3月6日閲覧。
  47. ^ 'Street Fighter' is Back with New Theme Song 'Not On The Sidelines'”. RollingStone (2022年6月8日). 2025年3月6日閲覧。
  48. ^ GRP [@GRP_beatz] (2025年2月19日). "Abemaさんの新番組「ラブパワーキングダム〜恋愛強者選挙〜」この度劇中の音楽を作らせて頂きました…". X(旧Twitter)より2025年3月6日閲覧
  49. ^ 「Magical Masquerade~EXCITE!~」 楽曲配信スタート!”. サンリオキャラクター ハーモニーランド. 2025年3月6日閲覧。
  50. ^ GRP [@GRP_beatz] (2024年9月13日). "音楽を東京ゲゲゲイのマイキーさんと担当しております!!…". X(旧Twitter)より2025年3月6日閲覧
  51. ^ GRP [@GRP_beatz] (2020年5月14日). "中国の NikeのアプリのCM音楽をプロデュースしました!自分で色々デザインしてアバターに着せて…". X(旧Twitter)より2025年3月6日閲覧
  52. ^ いま世界が注目する音楽プロデューサー"GRP"が登場!”. BREAK OUT. テレビ朝日 (2022年10月19日). 2025年3月6日閲覧。
  53. ^ GRP [@grp_beatz] (2022年10月20日). "番組見てくださった方ありがとうございました。人生の中で、テレビで特集を組んで頂けるなんて…". Instagramより2025年3月6日閲覧
  54. ^ GRP [@GRP_beatz] (2024年7月23日). "【メディア情報】テレビ朝日『#見取り図じゃん』<深夜番組発ドキュメント>リリー新プロジェクト始動!!…". X(旧Twitter)より2025年3月6日閲覧
  55. ^ #649「はいよろこんで」の共同制作者である音楽プロデューサー・GRPを特集!”. musicる TV. テレビ朝日. 2025年3月7日閲覧。

外部リンク

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