GSA (花譜のアルバム)

『GSA』
花譜EP
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル PHENOMENON RECORD
プロデュース PIEDPIPER (Executive Producer)
花譜 アルバム 年表
花と解答
(2020年)
GSA
(2024年)
品番
ANTCD-56439
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GSA』(ジーエスエー)は、2024年5月22日に配信リリースされた花譜の 3rd EPである[3][1][4][5]。『花譜 4th ONE-MAN LIVE 「怪歌」』にて披露された3楽曲が収録されている[1][4][5]

収録されている3曲は、2024年12月25日にリリースされた 4th アルバム『寓話』にも収録された[6]

概要

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画像外部リンク
花譜「GSA」ジャケット
KAMITSUBAKI STUDIO

EPとしてのリリースは2020年7月22日の『花と解答[7]以来である[3]。それまでの花譜のオリジナル楽曲のほとんどはカンザキイオリによる作詞・作曲であったが[8]、このEPの収録曲はそれ以降に様々なクリエイターにより制作された楽曲となっている[1][9]。『GSA』収録の楽曲を含む[10]PIEDPIPERキュレーションによる様々なクリエイターとの新たな花譜オリジナル楽曲は「歌承曲」と名付けられ[11]、『怪歌』で発表された[12][13]

タイトルは収録楽曲である「ゲシュタルト」「スイマー」「アポカリプスより」それぞれの頭文字をとったものである[14][15][注釈 1]

収録曲

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全3曲[1]。3曲とも『花譜 4th ONE-MAN LIVE 「怪歌」』にて初めて披露された[1][4][5]

GSA
#タイトル作詞・作曲・編曲その他時間
1.ゲシュタルトKanata Okajima(作詞・作曲)栗原暁(作曲)久保田真悟(作曲・編曲) 
2.「スイマー」水槽清水"カルロス"宥人(ギター)
3.「アポカリプスより」Neuron(Empty old City 
合計時間:

ゲシュタルト

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『GSA』のリード曲は「ゲシュタルト」であり、EPリリースと同日の20時にミュージックビデオがYouTube上で公開された[4][1][5][16]。制作は岡嶋かな多Jazzin' park栗原暁久保田真悟)により行われたが、両者とも花譜への楽曲提供は同作品が初めてである[4]。パーティー・チューンであり、「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」の系譜にある楽曲とされる[4][2]。のちの7月10日におとめによるリミックスバージョン「ゲシュタルト-崩壊Remix-」としてもリリースされた[17][18][19]

スイマー

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「スイマー」は作詞・作曲・編曲のすべてを、歌い手でもありトラックメイカーとしても知られる水槽が行っている[1][5]。また、清水"カルロス"宥人がギター演奏で参加している[5]。花譜はセルフレビューにて、「自分の内側を見つめるような曲」であると表現している[14]。歌詞の「水をやり続けることに意味はあるよ」は、水槽が花譜にこの言葉を言ってもらえればどれだけいいだろう、と思って書かれたものである[20]

イラストレーターRITAOによる、『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 (2024) に収録されている花譜のイラストは[21]、この楽曲がテーマの一つとなっている[22]

アポカリプスより

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「アポカリプスより」はアーティスト Empty old City のコンポーザーおよびプロデューサーを務める Neuron による楽曲である[1][5][23][注釈 2]終末世界をイメージした楽曲であり、SFチックなアニメの主題歌を想起させる楽曲となっている[1][4]。花譜によると、「壮大で、大きく広い空の上から下を眺めているような曲」である[14]。Neuron は、花譜に提供した楽曲は制作時に思い浮かべていたイメージに沿いながらも、花譜の特色に彩られて完成していると評している[20]。なお、「アポカリプスより」と同じく「怪歌」で披露され、のちに『寓話』に収録された「ホワイトブーケ」も Neuron によって制作された[24]

2024年12月25日には、YouTube上でミュージックビデオが公開された[23]。ミュージックビデオのディレクターは reiya、制作マネージャーは THINKR の Kentaro Iwaki、プロデューサーは Hideyuki Negishi である[23]。この映像はライブ『怪歌』の舞台でも、背景でも使われていた[25]

GLIM SPANKYの亀本寛貴は、「飛翔するmeme」とともに花譜の楽曲中で好きなものの一つだと語っている[26]

Acoustic Ver.

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『GSA』Acoustic Ver.は、『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 (2024) の特典として封入されたデジタルコンテンツである[14][27][28]。『花譜 DATA COLLECTION BOOK』は11月7日に宝島社から刊行された花譜初のムック本であり[27]、ダウンロードカード「M∞カード」が封入された[28]。『GSA』に収録されている各楽曲のアコースティックバージョンが再レコーディングされ、収録された[27]

以下の3曲が収録された[14][28]。それぞれの楽曲の編曲とピアノは及川創介、ギターは伊藤翔磨、MIXは birdie house 齊藤裕也による[14]

GSA Acoustic Ver.
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「ゲシュタルト [Acoustic]」  
2.「スイマー [Acoustic]」  
3.「アポカリプス [Acoustic]」  
合計時間:

脚注

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注釈

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  1. ^ 欧文表記はそれぞれ、「ゲシュタルト」 GESTALT、「スイマー」 SWIMMER、「アポカリプスより」 FROM APOCARYPSE である[14]
  2. ^ Empty old City は2021年に結成されたが、2024年3月26日から花譜と同じ KAMITSUBAKI STUDIO に所属した[24]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j 【花譜】新作E.P.「GSA」本日リリース”. KAMITSUBAKI STUDIO (2024年5月22日). 2024年11月2日閲覧。
  2. ^ a b GSA”. KAMITSUBAKI STUDIO (2024年5月22日). 2024年11月2日閲覧。
  3. ^ a b 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 019.
  4. ^ a b c d e f g 都築 陵佑 (2024年5月22日). “花譜、1年ぶりのEP『GSA』発表 リード曲は「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」の系譜”. KAI-YOU. 2024年11月2日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g 音楽ナタリー編集部 (2024年5月22日). “花譜、代々木ワンマンで披露した新曲を本日リリース”. 音楽ナタリー. 2024年11月2日閲覧。
  6. ^ 都築陵佑 (2024年11月3日). “花譜のアルバム『寓話』全参加クリエイター発表 作詞に紀里谷和明”. KAI-YOU. 2025年1月1日閲覧。
  7. ^ 花と解答-オリジナルEdition-”. KAMITSUBAKI STUDIO (2020年7月22日). 2024年11月2日閲覧。
  8. ^ 杉山仁 (2023年3月9日). “花譜、壮大なスケールで迎えたシリーズの大団円 カンザキイオリ卒業、新章突入を告げた『不可解参(想)』”. Real Sound. 2024年11月2日閲覧。
  9. ^ 音楽ナタリー編集部 (2024年10月12日). “花譜がアルバム「寓話」リリース、「アンサー」英詞Ver.配信も決定”. 音楽ナタリー. 2024年11月2日閲覧。
  10. ^ 「怪歌」ライブパンフレット 2024, p. 70.
  11. ^ 花譜、ニューアルバム『寓話』&「アンサー」英語バージョンをリリース”. billboard JAPAN (2024年10月12日). 2025年1月5日閲覧。
  12. ^ 「怪歌」ライブパンフレット 2024, p. 13.
  13. ^ Minoru Hirota (2024年2月7日). “花譜、4thワンマン「怪歌」1万5000字レポート そして花は2度咲く【神椿代々木決戦2024】”. PANORA. 2024年11月6日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 000.
  15. ^ GSA - 花譜”. OTOTOY (2024年5月22日). 2024年11月2日閲覧。
  16. ^ 花譜 -KAF- (2024年5月22日). “花譜 # 137「ゲシュタルト」【オリジナルMV】”. YouTube. 2024年11月2日閲覧。
  17. ^ 音楽ナタリー編集部 (2024年7月10日). “花譜の楽曲「ゲシュタルト」が崩壊”. 音楽ナタリー. 2025年1月5日閲覧。
  18. ^ 花譜 、「ゲシュタルト-崩壊Remix-」配信リリース”. billboard JAPAN (2024年7月10日). 2025年1月5日閲覧。
  19. ^ 株式会社THINKR『バーチャルシンガー・花譜 最新曲「ゲシュタルト」が崩壊!キュート&ポップなRemixを本日7月10日(水)より配信』(プレスリリース)PRTIMES、2024年7月10日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000106737.html2024年11月2日閲覧 
  20. ^ a b 花譜 寓話特設サイト”. 花譜 Official Website. 2025年1月5日閲覧。
  21. ^ 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, pp. 二〇–二一.
  22. ^ 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 二四.
  23. ^ a b c 花譜 -KAF- (2024年12月25日). “花譜 # 145「アポカリプスより」【オリジナルMV】”. YouTube. 2025年1月5日閲覧。
  24. ^ a b 株式会社THINKR『KAMITSUBAKI STUDIOにEmpty old Cityが所属!新曲「Buffer」のリリースも決定!』(プレスリリース)2024年3月27日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000106737.html2024年11月2日閲覧 
  25. ^ Neuron [@neuron_yz] (2024年12月25日). "アポカリプスよりのMVが公開されたようです。ライブの背景でも使われててかっこいい映像合わせていただいたなあと感動していたので公開されて嬉しいです". X(旧Twitter)より2025年1月5日閲覧
  26. ^ 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 一五.
  27. ^ a b c Yugaming (2024年11月7日). “花譜、初のムック本を刊行 関係者が語る「花譜はどのように形成されたか」”. KAI-YOU. 2025年1月5日閲覧。
  28. ^ a b c 花譜 DATA COLLECTION BOOK”. ダウンロードカード・ミュージックカード M∞カード. ダイキサウンド株式会社. 2025年1月5日閲覧。

参考文献

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  • 【花譜】「怪歌」ライブパンフレット/花譜 4th ONE-MAN LIVE 怪歌 KAIKA, KAMITSUBAKI STUDIO, (2024-01-14), pp. 1–80 
  • 『花譜 DATA COLLECTION BOOK MAKUHARI MESSE CARD ver.』宝島社、2024年11月30日、001–023, 〇一–二四頁。ISBN 978-4-299-06203-1 

外部リンク

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