Macintosh II
製造元 | Apple Computer |
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種別 | デスクトップパソコン |
発売日 | 1987年3月2日 |
販売終了日 | 1990年1月15日 |
OS | 漢字Talk 2.0 - 7.5.5[1] |
CPU | @ 16 MHz |
メモリ | 1 MB 最大8MB (120 ns 30-pin SIMM) |
サイズ | プラチナホワイトプラスティック |
Macintosh IIは1987年に発売された、Apple ComputerのMacintosh (Mac) のパーソナルコンピュータ。
米国でのベースモデル(RAM 1MB, FDD 1台, 5インチ40MB HDD[2])の小売価格は3,898米ドル(本体価格。当時の日本円で約60万円)だった。Macintosh IIは初のモジュラー型Macであり、またカラー表示ができる初のMacであった(以前のMacは全て白黒のCRTモニタ一体型だった)。筐体デザインは、フロッグデザインによるもの[3]。
特徴
[編集]Macintosh IIは16MHzの68020プロセッサと68881FPUを搭載していた。68851メモリ管理ユニットもオプションで搭載できた。Macとしては初めてNuBusスロットを搭載し、6基のNuBusスロットでハードウェアをプラグアンドプレイで拡張できる。
5.25インチのハードディスクドライブ(標準容量は40MBまたは80MB)、オプションで2基目のフロッピーディスクドライブも内蔵できた。同時に発売されたMacintosh SEとともに、 キーボードやマウスの接続用にApple Desktop Bus (ADB) を内蔵した初のMacだった(ADBの内蔵は Apple II GSが最初)。キーボードは別売で、ADB Appleキーボードまたは Apple拡張キーボードを選択できた。また、Macintosh IIは深刻なハードウェアエラーが起きた時にSad Macが表示される初のMacでもある。
Macintosh IIにおける最大の改良点は、Color QuickDrawの搭載だった。ColorQuickDrawはMacintoshでカラー表示を可能にし、さまざまなディスプレイサイズやカラー深度、マルチモニターに対応する、大変革新的なものだった。
Macintosh IIの後継機種は68030を搭載したMacintosh IIxとMacintosh IIfxである。ROMも同時に交換されるSuperDriveへのアップグレードサービス、後年実施されたロジックボードアップグレードサービスを利用することでMacintosh IIxおよびMacintosh IIfx相当にアップグレードすることができた。
日本でも1987年に発売開始されたが、日本語OSが間に合わずに英語のSystem 4.1のまま出荷され、後日1988年に漢字Talk 2.0[4]がユーザに発送された。
脚注
[編集]- ^ Macintosh II: Technical Specifications
- ^ “Macintosh II: Technical Specifications”. support.apple.com. 2018年5月25日閲覧。
- ^ 祝 Macintosh 30周年!! セパレート&カラーMacの元祖Macintosh II|Mac
- ^ “世界のOSたち - GUIを世界に広めた「Mac OS」後編 (1) Macintoshに日本語をもたらした「漢字Talk」” (日本語). マイナビニュース 2018年5月25日閲覧。