n-Space

n-Space Inc. はかつて存在したコンピュータゲーム開発企業。1994年にエリック・S・ダイク、ダン・オリアリー及びシーン・パーセルによって設立された。12種類近くのプラットフォームでゲームを開発していたが2001年以降は任天堂のコンシューマーと携帯用ゲーム機用ソフトの開発に注力するようになった^[1] 。2016年3月、n-Spaceが閉鎖されることが発表された^[2]。

n-Spaceの創業者のエリック・S・ダイク、ダン・オリアリー及びシーン・パーセルは「General Electric Aerospace (GE Aerospace、現在はロッキード・マーティンの一部)」で先進的な軍事シミュレータの作成に取り組んでいる際に出会った。1991年にGE Aerospaceは3D技術の商用化を模索し始めており^[3] 、GEとセガ・エンタープライズとの間でアーケード基板の「MODEL1」と「MODEL2」の開発に関する一連の契約が結ばれた^[4] 。ダイク、オリアリー、パーセルの三人はMODEL2の最初のアーケード作品の一つである『デザートタンク』をセガと共同で開発するために日本で2ヶ月間過ごした。日本では三人はディレクターの片岡洋とセガのAM2部門の責任者を務める鈴木裕と協力して『デザートタンク』の開発を完了した。1994年にダイク、オリアリー、パーセルは新発売のPlayStation用ゲームの開発を行うためにソニー・コンピュータエンタテインメントからの出資を受けn-Spaceを設立した。 n-Spaceは1997年に同社初のゲームでPlayStation専用ソフト『Tiger Shark』を開発した^[5]。

2011年、n-Spaceは、今までで最大規模のプロジェクトを発表した。スクウェア・エニックスと協力してニンテンドー3DSせんようの『Heroes of Ruin』(2012年6月発売)を開発した。2015年にn-Spaceは「Digital Extremes」と共同で最初の独自作品『Sword Coast Legends』を発売した^[6]。 このゲームは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ユニバースでのロールプレイングゲームである^[7]。創設から22年後の2016年3月29日にn-Spaceが閉鎖されたことが発表された。 n-Spaceやn-Spaceが取り組んでいた作品を復活させる計画は存在していない。ただし、2017年1月7日に開発中止となった作品のプレイ映像が投稿されている^[6]。

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