NEAジャズ・マスターズ
NEAジャズ・マスターズ(NEA Jazz Masters)は、ジャズに貢献した人物に与えられる称号。アメリカ国立芸術基金(National Endowment for the Arts、NEA)は、毎年、最大で7人までのジャズ・ミュージシャンをジャズ・マスター賞によって称えている。国立芸術基金ジャズ・マスターズ・フェローシップは、アメリカがジャズ・ミュージシャンに与える最高の栄誉と自負している[1]。この賞は通常、長い期間で自己を確立した後、パフォーマーないし批評家等のジャズに対する貢献者としてのキャリア後半に与えられる。
NEAジャズ・マスターズ・リスト
[編集]- 1982年: ロイ・エルドリッジ、ディジー・ガレスピー、サン・ラ
- 1983年: カウント・ベイシー、ケニー・クラーク、ソニー・ロリンズ
- 1984年: オーネット・コールマン、マイルス・デイヴィス、マックス・ローチ
- 1985年: ギル・エヴァンス、エラ・フィッツジェラルド、ジョー・ジョーンズ
- 1986年: ベニー・カーター、デクスター・ゴードン、テディ・ウィルソン
- 1987年: クリーオ・ブラウン、メルバ・リストン、ジェイ・マクシャン
- 1988年: アート・ブレイキー、ライオネル・ハンプトン、ビリー・テイラー
- 1989年: バリー・ハリス、ハンク・ジョーンズ、サラ・ヴォーン
- 1990年: ジョージ・ラッセル、セシル・テイラー、ジェラルド・ウィルソン
- 1991年: ダニー・バーカー、バック・クレイトン、アンディ・カーク、クラーク・テリー
- 1992年: ベティ・カーター、ドロシー・ドネガン、ハリー・エディソン
- 1993年: ミルト・ヒントン、ジョン・ヘンドリックス、ジョー・ウィリアムス
- 1994年: ルイ・ベルソン、アーマッド・ジャマル、カーメン・マクレエ
- 1995年: レイ・ブラウン、ロイ・ヘインズ、ホレス・シルヴァー
- 1996年: トミー・フラナガン、ベニー・ゴルソン、J・J・ジョンソン
- 1997年: ビリー・ヒギンス、ミルト・ジャクソン、アニタ・オデイ
- 1998年: ロン・カーター、ジェイムス・ムーディ、ウェイン・ショーター
- 1999年: デイヴ・ブルーベック、アート・ファーマー、ジョー・ヘンダーソン
- 2000年: デヴィッド・ベイカー、ドナルド・バード、マリアン・マクパートランド
- 2001年: ジョン・ルイス、ジャッキー・マクリーン、ランディ・ウェストン
- 2002年: フランク・フォスター、パーシー・ヒース、マッコイ・タイナー
- 2003年: ジミー・ヒース[3]、エルヴィン・ジョーンズ、アビー・リンカーン[4]
- 2004年: ジム・ホール、チコ・ハミルトン、ハービー・ハンコック、ルーサー・ヘンダーソン、ナット・ヘントフ、ナンシー・ウィルソン
- 2005年: ケニー・バレル、パキート・デリヴェラ、スライド・ハンプトン、シャーリー・ホーン、アーティ・ショウ、ジミー・スミス、ジョージ・ウェイン
- 2006年: レイ・バレット、トニー・ベネット、ボブ・ブルックマイヤー、チック・コリア、バディ・デフランコ、フレディ・ハバード、ジョン・レヴィ
- 2007年: 秋吉敏子、カーティス・フラー、ラムゼイ・ルイス、ダン・モルゲンシュテルン、ジミー・スコット、フランク・ウェス、フィル・ウッズ
- 2008年: キャンディド・カメロ、アンドリュー・ヒル、クインシー・ジョーンズ、トム・マッキントッシュ、ガンサー・シュラー、ジョー・ワイルダー
- 2009年: ジョージ・ベンソン、ジミー・コブ、リー・コニッツ、トゥーツ・シールマンス、ルディ・ヴァン・ゲルダー、スヌーキー・ヤング
- 2010年: ムハル・リチャード・エイブラムス、ジョージ・アヴァキアン、ケニー・バロン、ビル・ホルマン、ボビー・ハッチャーソン、ユセフ・ラティーフ、アニー・ロス、シダー・ウォルトン[5]
- 2011年: ヒューバート・ロウズ、デイヴ・リーブマン、ジョニー・マンデル、オリン・キープニュース、マルサリス・ファミリー (エリス・マルサリス・ジュニア、ブランフォード・マルサリス、ウィントン・マルサリス、デルフィーヨ・マルサリス、ジェイソン・マルサリス)[6]
- 2012年: ジャック・ディジョネット、ヴォン・フリーマン、チャーリー・ヘイデン、シーラ・ジョーダン、ジミー・オーエンズ[7]
- 2013年: モーズ・アリソン、ルー・ドナルドソン、ロレイン・ゴードン、エディ・パルミエリ
- 2014年: ジェイミー・エーバーソルド、アンソニー・ブラクストン、リチャード・デイヴィス、キース・ジャレット
- 2015年: カーラ・ブレイ、ジョージ・コールマン、チャールズ・ロイド、ジョー・シーガル[8]
- 2016年: ゲイリー・バートン、ウェンディ・オクセンホーン、ファラオ・サンダース、アーチー・シェップ
- 2017年: ディー・ディー・ブリッジウォーター、アイラ・ギトラー、デイヴ・ホランド、ディック・ハイマン、ロニー・スミス
- 2018年: パット・メセニー、ダイアン・リーヴス、ジョアン・ブラッキーン、トッド・バルカン
- 2019年: ボブ・ドロー、アブドゥーラ・イブラヒム、マリア・シュナイダー、スタンレー・クラウチ[9]
- 2020年: ドーサーン・カーク、ボビー・マクファーリン、ロスコ・ミッチェル、レジー・ワークマン
- 2021年: テリ・リン・キャリントン、アルバート・ヒース、フィル・シャープ、ヘンリー・スレッギル[10]
- 2022年: ビリー・ハート、ドナルド・ハリソン、スタンリー・クラーク、カサンドラ・ウィルソン
- 2023年: レジーナ・カーター、ケニー・ギャレット、ルイス・ヘイズ、スー・ミンガス
- 2024年: ゲイリー・バーツ、テレンス・ブランチャード、ウィラード・ジェンキンス、アミナ・クローディン・マイアーズ
脚注
[編集]- ^ National Endowment for the Arts. “The NEA Jazz Masters Fellowship”. Washington: National Endowment for the Arts. March 15, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。March 16, 2014閲覧。
- ^ National Endowment for the Arts. “NEA Jazz Masters: By year”. Washington: National Endowment for the Arts. January 9, 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。July 19, 2010閲覧。
- ^ Friedwald, Will (July 19, 2010). “A Jazz Colossus Steps Out”. The Wall Street Journal (New York: Dow Jones & Co.). ISSN 0099-9660. オリジナルのNovember 10, 2012時点におけるアーカイブ。 July 20, 2010閲覧。
- ^ Fordham, John (August 15, 2010). “Abbey Lincoln obituary”. The Guardian (London: Guardian Media Group). ISSN 0261-3077. OCLC 60623878. オリジナルのSeptember 15, 2013時点におけるアーカイブ。 August 16, 2010閲覧。
- ^ National Endowment for the Arts. “2010 Fellowships Recipients”. Washington: National Endowment for the Arts. December 25, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。July 19, 2010閲覧。
- ^ National Endowment for the Arts. “2011 Fellowships Recipients”. Washington: National Endowment for the Arts. March 23, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。March 6, 2014閲覧。 “For the first time in the program's 29-year history, in addition to four individual awards, the NEA will present a group award to the Marsalis family, New Orleans' venerable first family of jazz.”
- ^ National Endowment for the Arts. “2012 Fellowships Recipients”. Washington: National Endowment for the Arts. March 23, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。March 6, 2014閲覧。
- ^ “News – NEA Announces Lifetime Honors Recipients – Jazz Masters Award 2015”. National Endowment for the Arts (June 25, 2014). June 29, 2014閲覧。
- ^ "National Endowment for the Arts Announces Newest Recipients of Nation’s Highest Honor in Jazz", National Endowment for the Arts, News, July 11, 2018.
- ^ “Congratulations to the 2021 National Endowment for the Arts Jazz Masters” (英語). www.arts.gov. National Endowment for the Arts. 30 November 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。29 April 2021閲覧。