Ratfor (RATional FORtran) は、プログラミング言語のFORTRANに、AlgolやC言語(や、その他の無数の「FORTRANよりは後の言語」)風の制御構造を拡張した言語ないしその実装の名称。1976年の書籍『Software Tools』(Brian W. Kernighan, P. J. Plauger 著。邦訳は『ソフトウェア作法』木村泉訳、共立出版、1981年) で紹介されている。
彼らによるRatforの処理系の実装は、Ratforで記述されており、出力は通常のFORTRANになる[1]。
- ^ 当時の記述としては preprocessor と書かれているが、現在において言う、いわゆる「プリプロセッサ」ではない。現在一般には、制御構造を拡張するような処理までするようなものをたいていは「プリプロセッサ」という語では指していない。