Servo
Linux Mint上で動作するServo | |
開発元 | Linux Foundation、Mozilla Research、サムスン |
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リポジトリ | |
プログラミング 言語 | Rust |
対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | レンダリングエンジン |
ライセンス | MPL 2.0[1][2] |
公式サイト | servo |
Servo(サーボ)とは、Mozilla Researchによって2012年に開発が始められたウェブブラウザ用レイアウトエンジンで、2016年に初めてデベロッパープレビューが公開された[3]。サムスンによってAndroidおよびARMプロセッサへ移植されている[4]。多くのコンポーネントは、きめの細かい、孤立したタスクによって処理される。Servoは高度な並列処理を行い、多くのコンポーネント(レンダリング、レイアウト、HTML解析、画像復号など)が独立したタスクによって処理される。プログラミング言語Rustによって開発されている。
Servoはテレビ番組『ミステリー・サイエンス・シアター3000』に出てくるトム・サーボというロボットにちなんで命名されている[5]。
2017年11月にリリースされたFirefox 57以降、Servo CSSスタイルエンジンが組み込まれ[6]、FirefoxのレンダリングエンジンのGeckoのコンポーネントがServoへ置き換え始められている[7]。
2020年11月にMozillaからLinux Foundationに移管され、プロジェクトの管理、サポートを行う役員会と技術運営委員会が設置された[8]。
特徴
[編集]Servoはウィキペディアのようなページをレンダリングし、Acid2試験に合格することができる。並列レイアウトアルゴリズムを搭載し、独自のCSS3とHTML5パーサがRustで実装されている[9][10]。
ServoはGPUアクセラレーションによってさらに速くウェブページをレンダリングすることができる[11]。Servoは2014年の時点で、Geckoよりベンチマークの成績が良い[12][13]。
脚注
[編集]- ^ https://www.mozilla.org/en-US/about/legal/eula/
- ^ “Mozilla Licensing Policies”. mozilla.org. 2013年3月26日閲覧。
- ^ “Mozillaの新型高速ブラウザエンジン「Servo」、初めてのデベロッパープレビューが公開。Rust言語で開発中 - Publickey”. 2021年3月14日閲覧。
- ^ “Samsung teams up with Mozilla to build browser engine for multicore machines”. Ars Technica. (2013年4月3日) 2014年10月24日閲覧。
- ^ Eich, Brendan (Oct 13, 2012). “Add a new UI crate”. 2014年4月2日閲覧。
- ^ “Servo engines written in Rust deliver memory safety and multithreading” (英語). Mozilla Research. 2019年1月1日閲覧。
- ^ “「Firefox Quantum」(バージョン57)公開 高速化とUI刷新”. ITmedia NEWS. 2018年12月14日閲覧。
- ^ “Webブラウザ用レイアウトエンジン「Servo」プロジェクト、Linux Foundationへ移行:CodeZine(コードジン)”. 2021年3月14日閲覧。
- ^ Moffitt, Jack (April 17, 2014). “Another Big Milestone for Servo—Acid2”. 2015年11月26日閲覧。
- ^ “Servo Continues Pushing Forward” (May 1, 2015). 2015年11月26日閲覧。
- ^ “Mozilla's Project Quantum and Servo”. mozilla.dev.servo - Google Groups. 9 November 2016閲覧。
- ^ “Mozilla's Servo Engine Is Crazy Fast Compared To Gecko”. Phoronix. 10 May 2016閲覧。
- ^ “Mozilla's Servo Is Whooping The Other Browsers In Performance”. Phoronix. 10 May 2016閲覧。