THE JUON/呪怨
THE JUON 呪怨 | |
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The Grudge | |
監督 | 清水崇 |
脚本 | スティーヴン・サスコ |
原作 | 『呪怨』清水崇 |
製作 | サム・ライミ ロバート・G・タパート 一瀬隆重 |
出演者 | サラ・ミシェル・ゲラー |
音楽 | クリストファー・ヤング |
撮影 | 山本英夫 ルーカス・エトリン |
編集 | ジェフ・ベタンコート |
製作会社 | コロンビア ピクチャーズ ゴースト・ハウス・ピクチャーズ |
配給 | ソニー・ピクチャーズ リリーシング 日本ヘラルド映画/クロックワークス |
公開 | 2004年10月22日 2005年2月11日 |
上映時間 | 99分 |
製作国 | アメリカ合衆国 日本 |
言語 | 英語 日本語 |
製作費 | $ 10,000,000 |
興行収入 | $187,281,115[1] $110,359,362[2] |
次作 | 呪怨 パンデミック |
『THE JUON/呪怨』(じゅおん、The Grudge)は、2004年の超自然的ホラー映画。監督は清水崇、脚本はスティーヴン・ススコ、製作はサム・ライミ、ロバート・タパート、一瀬隆重が務める。出演はサラ・ミシェル・ゲラー、ジェイソン・ベア、ケイディー・ストリックランド、クレア・デュヴァルら。2002年の清水監督のホラー映画『呪怨』のリメイクであり、日本の「呪怨」シリーズを原作とした、シリーズの第1作目。
アメリカでリメイクされた『ザ・リング』(2002年)の成功を受けて、ソニー・ピクチャーズは『呪怨』のアメリカでのリメイクを行った。監督には、オリジナル作品の脚本であり監督でもある清水が起用され、ススコが脚本を担当した。2004年1月26日に撮影を開始し、2004年7月に東京で撮影を終えた。
2004年10月22日にコロンビア・ピクチャーズから北米で公開され、1,000万ドルの製作費に対して1億8,700万ドルの興行収入を記録したが、批評家からは、非論理的で本当の意味での恐怖ではないという複雑な評価を受けた。初週末の興行収入は3,900万ドルで、『TATARI タタリ』(1999年)以来、ホラー映画としては初めてハロウィンの興行収入のトップに立ち、2009年のリメイク映画『13日の金曜日』まで、ホラーのリメイク作品としては最高の初週末興行収入を記録した。
劇場公開された『呪怨 パンデミック』(2006年)とビデオスルーされた『呪怨 ザ・グラッジ3』(2009年)の2つの続編が製作された。また、本作のリメイク版『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』は、本作とその続編2作の出来事と同時進行で進行する。
ストーリー
[編集]ある日、大学教授のピーター・カークが妻のマリアの前で飛び降り自殺を遂げる。理由は不明だったが、これは忌まわしい事件の始まりであった。恋人のダグ・マッカッシーと日本に留学している介護学生のカレン・デイヴィスは、ある家に行ったきり連絡の取れなくなっている関根洋子の代わりにその家へ行って欲しいと、アレックス・ベイカーに頼まれる。以前は佐伯家と呼ばれ、現在はウィリアムズ家となっているそこには寝たきりの老婆、エマ・ウィリアムズが放置されていた。そこでカレンは、恐ろしい何かを見て気を失ってしまう。
実はカレンが元佐伯家を訪れる数日前、妻のジェニファーや祖母のエマを伴って引っ越してきたマシュー・ウィリアムズは、2階の部屋で痙攣して失神したジェニファーの姿を発見し、恐怖に襲いかかられていた。さらに恐怖はマシューの妹のスーザンにも及んだうえ、カレンのことを捜査に来た中川秀人刑事らにも忍び寄る。
キャスト
[編集]()はDVDでの日本語吹き替え版。
- カレン・デイヴィス:サラ・ミシェル・ゲラー(水谷優子)
- ダグ・マッカッシー:ジェイソン・ベア(咲野俊介)
- ジェニファー・ウィリアムズ:クレア・デュヴァル(重松朋)
- マシュー・ウィリアムズ:ウィリアム・メイポーザー(谷口節)
- アレックス・ベイカー:テッド・ライミ
- スーザン・ウィリアムズ:ケイディー・ストリックランド(原千果子)
- エマ・ウィリアムズ:グレイス・ザブリスキー
- ピーター・カーク:ビル・プルマン(谷口節)
- マリア・カーク:ローザ・ブラシ
- 中川秀人刑事:石橋凌
- 五十嵐陽介刑事:松永博史
- 関根洋子:真木よう子
- 佐伯俊雄:尾関優哉(青山桐子)
- 佐伯伽椰子:藤貴子
- 佐伯剛雄:松山タカシ
- 鈴木英雄:おかやまはじめ
- 警備員:森下能幸
続編
[編集]2006年製作の続編『呪怨 パンデミック』では、佐伯伽椰子の出生の秘密が判明する。さらなる続編『呪怨 ザ・グラッジ3』は2009年に製作されたが、日米共に劇場公開は見送られてDVDスルーとなった。
関連書籍
[編集]その他
[編集]- サラ・ミシェル・ゲラーは所属するエージェンシーWMA(ウィリアム・モリス・エージェンシー)の社長が『ザ・ニューヨーカー』のインタビューで「彼女は『THE JUON/呪怨』に出演する前は無に等しい存在だった」と発言したことを知ると激怒し、WMAを去りエージェンシーを代えた[3]。
- 本作での共演がきっかけで、ジェイソン・ベアとケイディー・ストリックランドは2006年に結婚した。
リブート
[編集]2014年に、サム・ライミが本作をリブートする予定が報じられた[4]。
脚注
[編集]- ^ “The Grudge”. 2018年11月11日閲覧。
- ^ “The Grudge”. 2018年11月11日閲覧。
- ^ 2006年6月号『日経エンタテインメント!』(日経BP社)
- ^ “サム・ライミが「THE JUON 呪怨」をリブート:映画ニュース - 映画.com”. 2016年3月16日閲覧。