teacup.

teacup.
種類 株式会社
言語 日本語
タイプ 電子掲示板ブログサービスチャットなど
運営者 ティーカップ・コミュニケーション

GMOティーカップ・コミュニケーション

GMOメディア
収益 広告収入など
株主 GMOインターネット
広告 広告あり
営利性 営利
登録 登録必要
開始 1997年8月
2022年8月1日13時をもってサービス終了[1]
GMOティーカップ・コミュニケーション株式会社
GMO Tea Cup Communication, Inc.
種類 株式会社
略称 GMOティーカップ
本社所在地 日本の旗 日本
110-0015
東京都台東区東上野4丁目16-6
東西ビル東上野3階
設立 2000年8月16日
業種 情報・通信業
事業内容 インターネットコミュニティサービスインターネット広告、他
代表者 代表取締役社長 石川智之
資本金 7,100万円
従業員数 32名
主要株主 GMOインターネット 51.0%
外部リンク www.teacup.com
特記事項:2009年4月1日付でGMOメディア吸収合併され解散
テンプレートを表示

teacup.(ティーカップ)は、かつて存在した日本電子掲示板レンタルサービスである。正式名称は「teacup.」と小文字で末尾にピリオドを付す[2][3]ネットメディアなどは「teacup」とピリオド抜きで記す場合もある[4][5]

1997年8月にサービスを開始[1][6][4]し、のちにブログサービスやチャットなど機能が追加され、25年間サービスを継続したが、2022年8月1日13時にすべてのサービスを終了した[1][6][4][5]

本項は運営会社についても記述する。当初から「teacup.」のサービスを運営していたGMOティーカップ・コミュニケーション株式会社は、2009年4月1日にGMOメディア株式会社合併し解散した。合併解散後はサービス名のみ「teacup.」の名称を残した。

沿革

[編集]
  • 1997年8月 - 電子掲示板レンタルサービスを開始。
  • 2000年8月16日 - 有限会社ティーカップ・コミュニケーション設立。
  • 2001年4月 - 株式会社化、株式会社ティーカップ・コミュニケーションへ社名変更。
  • 2004年
    • 7月 - ブログサービス「AutoPage」開始。
    • 7月 - GMOグループへの参画を発表。
    • 10月2日 - 筆頭株主アイズファクトリー(2005年1月1日GMOが吸収)が株式交換によりGMO子会社。
  • 2008年6月1日 - GMOティーカップ・コミュニケーション株式会社へ社名変更。本社を東京都台東区東上野へ移転。
  • 2009年4月1日 - GMOメディアと合併してGMOティーカップ・コミュニケーション解散。「teacup.」サービスは継続。
  • 2012年
    • 8月30日 - 12時に「みんなのチャット」ユーザールームの作成および利用を終了。
    • 9月24日 -「みんなのチャット」を終了。
  • 2013年4月30日 - ユーザー減少のため、レンタルチャット事業を終了。
  • 2022年8月1日 - 13時に「teacup.」のサービスを終了[1][6][4][5]

サービス

[編集]

レンタル掲示板

[編集]

「teacup.」のメインサービスで、Cookieを使用して、ユーザーはパスワードを入力せずに掲示板記事の再編集が可能である。

2022年8月1日13時にサービスを終了[1][6][4][5]する。多くのユーザーは別組織の「Z-Z BOARD」など掲示板サービスへ移行した。

バージョン

[編集]
Lv0 掲示板
  • 2000年 - 2004年初頭まで利用された無料レンタル掲示板システムである。一部のHTMLタグが利用可能で、利用者は好みに応じて投稿内容の装飾が可能である。
Lv1 掲示板
  • 2000年 - 2004年初頭まで利用された有料レンタル掲示板システムである。基本的機能はLv0と同一だが、Lv0は搭載しない、画像表示機能の管理オプションで許可と不許可が選択可能である。プロキシ禁止機能、無料版より多数のログ保存が可能で、無料版は利用できない部分へメッセージ記入などが許可される。
Lv2 掲示板
  • 2004年からサービス終了まで使用された無料レンタル掲示板システムである。Lv0を使用していた場合自動的にLv2へバージョンアップされる。このバージョンより画像の貼り付けとアップロードが可能となる。
Lv3 掲示板
  • 2004年からサービス終了まで使用された有料レンタル掲示板システムである。Lv1から自動的にLv3へバージョンアップされる。基本的な機能はLv2と同一だが、Lv1に引き続きプロキシ禁止機能など一部有料掲示板限定サービスが提供された。

AutoPage

[編集]

AutoPage(オートページ)は、「teacup.」のブログサービスで、2004年7月1日にサービスを開始する。正式名称は「teacup.ブログ AutoPage」。

「teacup.」のレンタル掲示板を所有していた場合、掲示板ID1つ毎に1ブログが作成可能である。掲示板は利用せず、通常のブログサービスとして利用も可能である。

画像の投稿や画像を加工してFlash動画を作成する機能があった。提供されるテンプレートを用いるほかにCSS編集が可能で、デザインアクセシビリティに対応可能であった。

ブログ「AutoPage」も「teacup.」レンタル掲示板と同時に、2022年8月1日13時にサービスを終了した[1][6][4][5]

ブログ移転先としてgooブログが公式移転先とされ、「AutoPage」のエクスポート機能とgooブログのインポート機能を使って移転する手順が案内された[7]

チャット

[編集]
初期チャット画面

初期チャットは#1(青背景)、#2(ピンク背景)、#99(オレンジ背景)で、徐々にルームが増えた。

「teacup.」のチャットは、友人同士などで使用するレンタルチャットと、インターネット上で不特定多数のユーザーが集まって会話する「みんなのチャット」の2種類がある。

2012年から2013年にサービスを終了した(#沿革を参照)。

Q&Aコミュニティ

[編集]

「teacup.ちょっとききタイ!」は、GMOティーカップ・コミュニケーションがOKWaveと連携したQ&Aコミュニティである。OKWaveのデータベースを共有し、「ちょっとききタイ!」に投稿された内容は、OKWaveや他の連携サイトに反映される。Twitterと連携してブログ「AutoPage」へ投稿した記事をTwitterで発信し、Twitterのtweetをブログへ自動投稿が可能である。

サービス終了後の個人情報の扱い

[編集]

「teacup.」に登録した個人情報や投稿した内容はサービス終了後に削除され[8]、サービス終了後の閲覧は不能[9]となる。

「teacup.ID」アカウント情報は、GMOインターネットグループ共通ID「GMO ID」に連携され、「teacup.」サービス終了後も「GMO ID」によりGMOインターネットグループのサービスを利用可能[8]である。「GMO ID」の退会は「GMOポイント[10]」ページから退会[8]手続きする。

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f “25周年の節目の年に……老舗の無料レンタル掲示板「teacup.」、サービスの終了を発表【やじうまWatch】”. INTERNET Watch (インプレス). (2022年3月8日). https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1393450.html 2022年3月11日閲覧。 
  2. ^ 掲示板ならteacup.(トップページ)”. 2022年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
  3. ^ 掲示板ならteacup.(トップページ)” (2002年11月20日). 2016年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 「長い間ありがとう」 レンタル掲示板の草分け「teacup」終了 25周年に ITmediaニュース、2022年08月02日、2022年8月15日閲覧。
  5. ^ a b c d e レンタルBBS「teacup」、サービス終了 財経新聞、2022年8月3日、2022年8月15日閲覧。
  6. ^ a b c d e 無料のレンタル掲示板サービス「teacup.」がとうとうサービスを終了 誕生から25周年 窓の杜、2022年8月1日、2022年8月15日閲覧。
  7. ^ サービス終了に関するお問い合わせ teacup.FAQ、GMOメディア、2022年8月15日閲覧。
  8. ^ a b c teacup.に登録した情報は削除されますか?”. teacup.FAQ. GMOメディア. 2022年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月15日閲覧。
  9. ^ いつまで記事の投稿や閲覧ができますか?”. teacup.FAQ. GMOメディア. 2022年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月15日閲覧。
  10. ^ GMOポイント GMOインターネット

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]