Tokyo Metro ビジョン
Tokyo Metro ビジョン(とうきょうメトロビジョン)は、東京地下鉄(東京メトロ)が車両内に設置した液晶ディスプレイ (LCD) を用いたデジタルサイネージ。中吊り広告など他の車内広告と同様に、東京メトログループの広告代理店であるメトロアドエージェンシーが媒体社となっている[1]。
概要
[編集]2008年(平成20年)6月14日、有楽町線・副都心線で導入開始[2]。2018年(平成30年)4月16日には、銀座線1000系特別仕様車に「銀座レトロビジョン (Ginza Retro Vision) 」を導入した[2]。
東日本旅客鉄道(JR東日本)が展開する電子広告「トレインチャンネル」などに類似したデジタルサイネージであり、各客用ドア上部に設置した液晶ディスプレイ(LCD)式車内案内表示装置2画面のうち、左側の1画面が広告用の「Tokyo Metro ビジョン」となっている。
動画を主体とした広告を提供する。音声は流れない。また、2020年(令和2年)まで、東京メトロ一社提供番組として放送されていた『メトログ』(TBSテレビ)が放送されていた時期は、番組のダイジェスト内容をTokyo Metro ビジョンでも放送していた(詳細はメトログ#概要を参照)。
配信映像はミリ波を使用した高速無線通信により、主要駅に設置した送信アンテナから駅に停車中の車両に送信される。配信は更新日の数日前に行われ、更新日から新しい配信画像が放映される。
配信映像は毎週月曜日に更新されている。2012年3月までは毎月1日と16日(2月は15日)に更新された。[要出典]
設置車両
[編集]2021年現在では、以下の車両に搭載されている。
南北線の9000系電車(5次車)にも各客用ドア上部にLCD式の案内表示装置が設置されているが、こちらは広告用のものは設置されておらず、列車案内用の1画面(アスペクト比4:3)のみとなっている。
他社局のデジタルサイネージ
[編集]- トレインチャンネル - 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- WESTビジョン - 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- TOQビジョン - 東急電鉄(東急エージェンシー)
- 西武スマイルビジョン - 西武鉄道
- SaiNet Vision - 埼玉高速鉄道
- チカッ都ビジョン - 東京都交通局(都営地下鉄)
- KEIO MEDIA - 京王電鉄(京王エージェンシー)
脚注
[編集]- ^ “Tokyo Metro ビジョン Tokyo Metro ビジョン”. 株式会社メトロアドエージェンシー. 2012年12月29日閲覧。
- ^ a b 企業情報 - 会社紹介 株式会社メトロアドエージェンシー、2021年5月12日閲覧。
参考文献
[編集]- PHP研究所編、東京メトロ協力『東京メトロのひみつ』、PHP研究所、2011年、ISBN 978-4-569794471
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- メトロ デジタルメディア - 株式会社メトロアドエージェンシー
- 東京メトロ公式チャンネル - YouTubeチャンネル - 「Tokyo Metro ビジョン」での自社CMの一部が視聴可能