YBO2
YBO2 | |
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基本情報 | |
出身地 | 日本 |
ジャンル | ロック アヴァンギャルド プログレッシヴ・ロック |
活動期間 | 1984年 - 1990年 / 2000年 |
レーベル | トランス・レコード ビクター音楽産業 SSE COMMUNICATIONS |
旧メンバー | 北村昌士(ヴォーカル、ベース、メロトロン) 栗原ミチオ(ギター) 岸野一之(KK NULL)(ギター) 森川誠一郎(ギター) 河本英樹(ギター) 浅沼隆(ギター) 田畑満(ギター) 藤井政英(ギター) 野澤美香(ベース) 上野山好紀(ドラムス) 長谷川洋(ドラムス) 吉田達也(ドラムス) 佐藤カツ(ドラムス) 岸沢光正(ドラムス) |
YBO2(ワイビーオーツー、イボイボ)は、日本のロックバンド。 グループ名は、結成当初は「イボイボ」と読まれていたが、後にバンド自身の意向で「ワイビーオーツー」に統一された。なお、「YBO2」という表記は誤りである。
来歴
[編集]雑誌『FOOL'S MATE』を創刊し、初代編集長を務めた北村昌士らによって1984年に結成された。
1986年に、北村自らが主宰するインディーズ・レーベルであるトランス・レコードより、1st.シングル『Doglamagla』、12インチ・シングル『太陽の皇子』、1st.アルバム『ALIENATION』、2nd.アルバム『Kingdom Of Family Dream』、シングル『空が墜ちる』などを立て続けにリリース。
変拍子等を多用した複雑な構成の楽曲と、不安を掻き立てるようなヒステリックなボーカルは、ディス・ヒートらに通じる音楽性を感じさせ、興隆しつつあった日本のインディーズシーンを代表する存在と目された。YBO2、Z.O.Aを始めとするトランス・レコード所属のバンドのおっかけをする「トランスギャル」と呼ばれるファンが存在するほどの人気を博した。
1988年に、3rd.アルバム『Pale Face, Pale Skin』、ビデオ『Heavymetal Master』をリリース後に、トランス・レコードは閉鎖。
1989年には、4th.アルバム『STARSHIP』でメジャー・デビューするが、翌1990年に活動停止。ただし、活動停止後も1991~92年に復活ライブが単発で行われている。
2000年に再結成したが、中心メンバーの北村は2006年6月17日に49歳の若さで早世した。
なお、北村は、YBO2と並行してCANIS LUPUS、そしてYBO2活動停止後は新バンドDIFFERANCEなどでも活動していた。
メンバー
[編集]- ボーカル、ベース、メロトロン:北村昌士
- ギター:栗原ミチオ(ゴースト、The Stars、White Heaven他)→KK NULL(ZENI GEVA)→森川誠一郎(Z.O.A)→河本英樹(ルインズ)→浅沼隆→解散、一時再結成時、KK NULL、田畑マラ(ZENI GEVA)→2000年に復活、栗原道夫、KK NULL、森川誠一郎→藤井政英
- ドラマー:上野山好紀→長谷川洋(ASTRO)→吉田達也→解散後、一時再結成時、佐藤カツ→2000年に復活、上野山好紀、吉田達也→岸沢光正
※結成時1984年内のみ北村がVo兼Key.でBassに作曲家の野澤美香がいた。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- ALIENATION(1986年) - 1stアルバム
- 収録曲:AMERIKA / 猟奇歌 / BOYS OF BEDLAM / TO BE(帝国の逆襲) / HEAVY WATERS / URAL
- KINGDOM OF FAMILIYDREAM(1986年) - 2ndアルバム
- 収録曲:Die Verwandlung (変身) / Kingdom of Familydream I / Kingdom of Familydream II / Deadhuman's Paradise / Universe / Springfield / Lovely on the Water
- Whole Lotta Live Bootleg(1987年) - ライブ・アルバム
- 収録曲:光の国 / Warchild / 空が堕ちる / Boys Of Bedlam / 黄昏のエル・サルバドル / Amerika / 猟奇歌 / Trash! Crash! / Seasons
- Pale Face, Pale Skin(1988年) - 3rdアルバム(2枚組)
- 収録曲:Landed / Howl, Bark & Cry / Sahara Sunrise / The Plague / System Of Making Paranoia / Rubycon / Gravity / 円 Tsubura / 鬼 Oni / Fracture Of Meaning / By The Lake / El Salvador / Lunar Animal
- STARSHIP(1989年6月21日) - 4th.アルバム(メジャーデビューアルバム)
- 収録曲:STARSHIP / PRECIOUS / CANON / FURAN / 自転車男 / WORN-OUT MUSIC / ROUND DANCE
- Greatest Hits Vol. 1(1992年3月30日) - ベスト・アルバム
- Greatest Hits Vol. 2(1994年10月25日) - ベスト・アルバム
- マイ・レスト・プレイス・ライヴ(1992年3月30日) - ライブ・アルバム
- ライヴ・ブートレグ(1993年3月15日) - ライブ・アルバム、1987年版の再発、ボーナス・トラック収録
- 大蜩琳/DEIJCHU-LING(2000年) - ライブ・アルバム
- YBO2 BOX(2016年8月24日) - CD「KINGDOM OF FAMILIYDREAM」「WHOLE LOTTA LIVE BOOTEG」「光の国」「pale skin,pale face」(2枚)「ALIENATION」「太陽乃皇子」「未発表LIVE-1」「未発表LIVE-2」とDVD「HEAVYMETAL MASTER」の10枚組ボックスセット
- un (未発表ライヴ音源作) (2017年12月10日) - ライブ・アルバム
- 光の国+1 (2018年1月20日) - シングル「光の国」に未発表ライブを加えた2枚組アルバム
- EXTERMINAL(2018年3月23日) - 1988年3月27日インクスティック芝浦でのライブを収録したアルバム
- EXTERMINAL FINAL + AFTER BOUNDS(2019年7月30日) - 「EXTERMINAL」の続編と、1991年の最初の復活期にあたると思われるライブを収録したアルバム
- LIVE 3(2019年7月30日) - 1987年、1988年、1990年のライブを収録。1992年に販売されたカセット・テープのCD化。
- EXTRA(2019年7月30日) - 2000年10月4日新宿アンティノックをライブを収録。2000年に販売されたカセット・テープのCD化。
- 地獄座(2019年7月30日) - 年月日不明のライブを収録。2000年に販売されたカセット・テープのCD化。
- 阿波座(2019年7月30日) - 1989年のライブ、2000年の北村昌士ソロ・ライブ、1991から92年にかけてのスタジオ・レコーディングを収録。2000年に販売されたカセット・テープのCD化。
- URAL EX(2022年6月20日) - 未発表のテクノファンク・ヴァージョンのスタジオトラックとライブトラックを収録したアルバム
シングル・ミニアルバム
[編集]- Doglamagla(1986年) - 7'シングル
- 収録曲:Doglamagla / Ural
- 太陽の皇子(1986年) - 12'ミニアルバム
- 収録曲:太陽の皇子 / Why I…? / Amerika (extended long playing)
- 初回プレスには『DRY LUNGS』(ソノシート)が付属
- BOYS OF BEDLAM(1986年) - ソノシート、非売品
- 収録曲:Boys Of Bedlam (live)
- 空が墜ちる(1986年) - 7'シングル
- 収録曲:空が堕ちる / Warchild
- Doglamagla(1987年) - 12'シングル、ピクチャーレコード
- 収録曲:Doglamagla (Remixed) / To Be (Live Track) / Heavy Waters (Live Track) / Ural (Original Single Version) / Doglamagla (Original Single Version)
- 光の国(1987年) - 12'シングル
- 収録曲:光の国 / Living In Labyrinth / Seasons
ビデオ
[編集]- Blackbox in a Whiteroom(1986年)
- Heavymetal Master(1988年)
- 大蜩琳 DAEJOHW-LING(2000年)