いい夫婦の日
いい夫婦の日(いいふうふのひ)は、日本の記念日の1つ。毎年11月22日である。
概要
[編集]1988年に財団法人余暇開発センター(現日本生産性本部)によって提唱された。その後、1998年に「いい夫婦の日」をすすめる会を設立し普及を推進しており、2000年より、毎年、広く一般からの投票[注 1]を基に、理想の夫婦・カップルにふさわしい「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」を選出している[注 2]。
2000年代に入り、一般にも認知されるようになり、11月22日に入籍(婚姻届)する有名人なども増えている。
由来
[編集]1985年に日本政府の経済対策会議にて、ゆとりの創造月間として11月が提唱されたことと、「11月22日=いいふうふ」と読める語呂合わせによる。
「いい夫婦の日」をすすめる会の活動は、2013年に25周年となる。
2011年の活動
[編集]2011年は東日本大震災に関連し、被災した夫婦の感動的な報道が多数メディアに出たことに鑑み、年度のテーマを「絆」として活動した。
- 震災により結婚式を中止・延期したカップルの挙式を執り行う『いい夫婦の日「絆」ウエディング』を準備し、カップルの公募を行い、11月8日に挙式を行った。
- 例年通りのイベントも実施した。「パートナー・オブ・ザ・イヤー2011」「いい夫婦 川柳コンテスト2011」、「いい夫婦ボウリング大会」、「いい夫婦ウオーキング大会」、「いい夫婦絆朗読会」を行う(2011年12月18日現在)。
- 今年から、いい夫婦の日前の2週間を「いい夫婦ウイーク」とし、協賛している企業が各種のキャンペーンを行う。
- いい夫婦に関するアンケート調査も毎年行っている[1]。
2012年の活動
[編集]2012年は、アンケート調査に基づき、夫婦の絆をより深めることの必要性を認識し、「いい夫婦になるコツ」をツイッター上から一般公募。そのコツをHPで公開して夫婦の絆を深める情報提供をおこなった。
2013年の活動
[編集]8月1日より川柳とパートナー・オブ・ザ・イヤーの一般公募を開始。 8月20日より「ジュエリー作文コンテスト」を開始。 ホームページを刷新した。
パートナー・オブ・ザ・イヤー
[編集]- 2000年 - 中村橋之助・三田寛子
- 2001年 - 渡辺裕之・原日出子[注 3]
- 2002年 - 西尾拓美・西村知美
- 2003年 - 奥田瑛二・安藤和津
- 2004年 - 山本貴司・千葉すず
- 2005年 - 愛川欽也・うつみ宮土理[注 4]
- 2006年 - 船越英一郎・松居一代[注 5]
- 2007年 - ヒロミ・松本伊代
- 2008年 - 朝原宣治・奥野史子
- 2009年 - 鈴木おさむ・大島美幸
- 2010年 - 佐々木健介・北斗晶 / 野村克也・野村沙知代[注 6]
- 2011年 - 高橋ジョージ・三船美佳[注 7]
- 2012年 - 小原康司・小原日登美
- 2013年 - 大和田獏・岡江久美子[注 8]
- 2014年 - 中尾彬・池波志乃 / 秋本啓之・大友愛
- 2015年 - 藤井隆・乙葉 / 馳浩・高見恭子[4]
- 2016年 - 杉浦太陽・辻希美 / 宇崎竜童・阿木燿子 / (特別賞) 青柳勧・ミハエラ[5]
- 2017年 - 西川きよし・西川ヘレン / 中山秀征・白城あやか
- 2018年 - 陣内孝則・陣内恵理子 / 庄司智春・藤本美貴
- 2019年 - 高橋英樹・高橋美恵子 / 東貴博・安めぐみ / 髙橋良和・髙橋桃重[注 9][7]
- 2020年 - 小田井涼平・LiLiCo / (企業部門) 大山淳・大山裕子
- 2021年 - 渡辺徹・榊󠄀原郁恵[注 10] / (企業部門) ケネス・ライリー・デビー・ライリー
- 2022年 - 赤井英和・赤井佳子 / (企業部門) 竹下英・竹下貴美代
- 2023年 - 田辺誠一・大塚寧々 / (企業部門) 樋口莊一郎・樋口泰子
いい夫婦の日に入籍(婚姻届)した主な有名人
[編集]- 堀井美香(1996年)[8]
- 田中律子(1997年)
- 小室哲哉・KEIKO(2002年)
- 井川遥(2006年)
- 須藤元気(2007年)
- 坂元龍斗(2009年)
- 鈴木奈穂子(2012年)
- 戸部洋子(2012年)
- 水谷隼(2013年、大安)[9]
- 松田陸・七菜香(2016年)[10]
- 清野とおる・壇蜜(2019年)[11]
- 安藤なつ(2019年)[12]
- 若林正恭(2019年)[13]
作品
[編集]- 1122 いいふうふ(2024年)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 会のHPによれば推薦とも。
- ^ 実質、いわゆる有名人から選ばれているが、会のHPによれば、とくに有名人より選出とは触れられていない。
- ^ 2022年、渡辺裕之の死去により死別。
- ^ 2015年、愛川欽也の死去により死別。
- ^ 2017年に離婚。そのために公式ウェブサイトでは情報を外した旨がしばらく書かれていた[2]。
- ^ 2017年、野村沙知代の死去により死別。
- ^ 2016年に離婚。そのために公式ウェブサイトでは船越・松居の離婚の発生までは情報を外した旨が書かれていた[3]。
- ^ 2020年、岡江久美子の死去により死別。
- ^ 大同生命保険のCM「社長への手紙」のモデルとなった魚介料理店「高はし」の3代目店主とその妻。大同生命保険代表取締役社長の工藤稔も表彰式に出席した[6]。
- ^ 2022年、渡辺徹の死去により死別。
出典
[編集]- ^ 11月22日は「いい夫婦の日」|スペシャルイベント「いい夫婦の日」アンケート結果2011
- ^ “いい夫婦の日 パートナー・オブ・ザ・イヤー”. 「いい夫婦の日」をすすめる会. 2017年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月18日閲覧。
- ^ “いい夫婦の日 パートナー・オブ・ザ・イヤー”. 「いい夫婦の日」をすすめる会. 2016年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月18日閲覧。
- ^ “藤井隆&乙葉、結婚10年も”愛変わらず”「この人でよかった」 理想の夫婦に選出”. ORICON STYLE (2015年11月10日). 2015年11月11日閲覧。
- ^ “杉浦太陽&辻希美夫妻、9年ぶり2ショット カメラの前でのろけ「妻が視界にいないと嫌」”. ORICON SYTLE. (2016年11月14日) 2016年11月15日閲覧。
- ^ “いい夫婦の日 授賞式2019”. 京都工芸 代表 寺田元 (2019年11月15日). 2019年11月22日閲覧。
- ^ “「いい夫婦パートナー・オブ・ザ・イヤー」 3組が受賞”. 繊研新聞電子版. (2019年11月15日) 2019年11月22日閲覧。
- ^ TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」2019年11月22日放送
- ^ “結婚発表”. 水谷隼 オフィシャルサイト 公式ブログ (2013年11月22日). 2016年12月24日閲覧。
- ^ “C大阪DF松田陸 モデルの七菜香と入籍「夫婦2人で幸せな家庭を」”. スポニチアネックス. (2016年11月22日) 2016年11月22日閲覧。
- ^ “壇蜜 “いい夫婦の日”に結婚 お相手は漫画家・清野とおるさん”. Sponichi Annex. (2019年11月22日) 2019年11月22日閲覧。
- ^ “いい夫婦の日ですね。”. 安藤なつ オフィシャルブログ 「メイプル超合金安藤なつのごにょり日記」 (2019年11月22日). 2019年11月22日閲覧。
- ^ “オードリー若林 15歳年下女性と「いい夫婦の日」結婚!交際3カ月、春日にも知らせず”. Sponichi Annex. (2019年11月24日) 2019年11月24日閲覧。