ぼくらのよあけ

ぼくらのよあけ
ジャンル SFジュブナイル
漫画
作者 今井哲也
出版社 講談社
掲載誌 月刊アフタヌーン
レーベル アフタヌーンKC
発表号 2011年3月号 - 2011年12月号
巻数 全2巻
話数 全10話
映画
原作 今井哲也
監督 黒川智之
脚本 佐藤大
キャラクターデザイン 吉田隆彦
音楽 横山克
制作 ゼロジー
製作 「ぼくらのよあけ」製作委員会
配給 ギャガエイベックス・ピクチャーズ
封切日 2022年10月21日
上映時間 120分
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ映画
ポータル 漫画アニメ映画

ぼくらのよあけ』は、今井哲也によるSFジュブナイル漫画[1]。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて2011年3月号から12月号まで連載され、単行本アフタヌーンKCより全2巻で刊行された[2][3]。2012年には日本で最も長い歴史を誇るSF賞である「星雲賞」の候補にも選出されている[1]東京都杉並区をロケ地に作られた。キャッチコピーの「“なみ”じゃない冒険(ミッション)が今、始まる」は杉並区のキャッチコピー「なみじゃない杉並」から取られている。

2022年にアニメ映画版が公開された[3]

あらすじ

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物語の舞台は人工知能が発達した近未来西暦2038年夏の日本。宇宙ロボットが大好きな少年・沢渡悠真は、まもなく地球に大接近するという彗星に夢中になっていた。そんなある日、彼は宇宙から来たという"未知なる存在"と出会う。人工知能を搭載した家庭用オートボット・ナナコの体を乗っ取ったそれは自らの秘密を明かし、ゆうまとその友達たちにあることを頼む。その願いを聞くことにしたゆうまたちは、前代未聞の極秘ミッションに挑むことになる。

登場人物

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沢渡 悠真(さわたり ゆうま)
本作の主人公。阿佐ヶ谷団地に住み、杉二小に通う小学4年生の男子[4]
ナナコ
女性型の家庭用オートボット。搭載されている人工知能はオートボットだけでなく、携帯電話家電製品自動車、医療用から産業用までの様々なロボットにも使われている。そのプログラムを作ったのは日本人で、基となったシリーズ第1号の人工知能はSHIII(エスエイチスリー)に使われている。
SHIII(エスエイチスリー)
世界に先駆けて本格的な人工知能による制御が採用されたJAXAの半自律型人工衛星、またはその人工知能。宇宙観測のために2009年に打ち上げられたが老朽化が進み、SHIII自身の提案により運用終了が決定している。人工知能の人格パターンは地上のサーバへ移植され、引き続き後継機のサポートを担当する予定。
2月の黎明号(2がつのれいめいごう)
ナナコの体を使って悠真たちに語りかけてきた正体不明の存在。その正体は、1万2000年の歳月をかけて地球にたどり着いた異星の無人惑星探査機およびその人工知能。地球に不時着する際にSHIIIに助けられ、以後阿佐ヶ谷団地の1棟となって休止状態にあった。UIは地球人と円滑なコミュニケーションがとれるよう、SHⅢの人工知能をコピーして構築されている。
田所 銀之助(たどころ ぎんのすけ)
阿佐ヶ谷団地に住み、杉二小に通う小学6年生の男子。悠真の遊び仲間。
岸 真悟(きし しんご)
阿佐ヶ谷団地に住み、杉二小に通う小学4年生の男子。悠真の遊び仲間。
岸 わこ(きし わこ)
阿佐ヶ谷団地に住み、杉二小に通う小学6年生の女子。真悟の姉。
河合 花香(かわい ほのか)
杉二小に通う小学6年生の女子。
沢渡 はるか(さわたり はるか)
悠真の母。
沢渡 遼(さわたり りょう)
悠真の父。
河合 義達(かわい よしたつ)
花香の父。

書誌情報

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  • 今井哲也『ぼくらのよあけ 講談社アフタヌーンKC〉、全2巻
    1. 2011年6月23日発売[5]ISBN 978-4-06-310758-6
    2. 2011年11月22日発売[6]ISBN 978-4-06-310791-3

劇場アニメ

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ぼくらのよあけ
監督 黒川智之
脚本 佐藤大
原作 今井哲也
製作 新井修平
大胡寛二
出演者 杉咲花
悠木碧
藤原夏海
岡本信彦
水瀬いのり
戸松遥
花澤香菜
細谷佳正
津田健次郎
朴璐美
横澤夏子
音楽 横山克
主題歌 三浦大知いつしか
撮影 國重元宏
難波史
編集 黒澤雅之
制作会社 ゼロジー
製作会社 「ぼくらのよあけ」製作委員会
配給 ギャガ
エイベックス・ピクチャーズ
公開 日本の旗 2022年10月21日
上映時間 120分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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2022年10月21日に公開された[7][8]。年代設定が原作漫画の2038年から11年後の2049年に変更されている[2]

2023年4月28日にBlu-rayとDVDが発売、およびデジタル配信された[9][10]

声の出演

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スタッフ

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脚注

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出典

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  1. ^ a b SFジュブナイル漫画「ぼくらのよあけ」初秋に劇場アニメ化 少年と宇宙から来たAIのひと夏の物語”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム (2022年3月18日). 2022年3月30日閲覧。
  2. ^ a b 傑作SF漫画『ぼくらのよあけ』劇場アニメ化 24時間限定で原作全話を無料公開”. KAI-YOU.net. 株式会社カイユウ (2022年3月18日). 2022年3月30日閲覧。
  3. ^ a b 今井哲也「ぼくらのよあけ」劇場アニメ化! 団地に佇む少年とロボット映る特報も公開”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2022年3月18日). 2022年3月30日閲覧。
  4. ^ ぼくらのよあけ”. すぎなみ学倶楽部. 杉並区産業振興センター (2011年10月6日). 2022年3月30日閲覧。
  5. ^ 『ぼくらのよあけ(1)』(今井 哲也)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年8月26日閲覧。
  6. ^ 『ぼくらのよあけ(2)』(今井 哲也)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年8月26日閲覧。
  7. ^ 「アフタヌーン」のSFジュブナイル「ぼくらのよあけ」劇場アニメ化決定! ティザービジュ&特報公開”. アニメ!アニメ!. イード (2022年3月18日). 2022年3月30日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j k 劇場アニメ「ぼくらのよあけ」公開日は10月21日、三浦大知の主題歌聴ける本予告”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年8月26日). 2022年8月26日閲覧。
  9. ^ 4月28日(金)Blu-ray&DVD発売決定!”. 劇場アニメ「ぼくらのよあけ」公式サイト. 2023年6月18日閲覧。
  10. ^ 配信決定!”. 劇場アニメ「ぼくらのよあけ」公式サイト. 2023年6月18日閲覧。
  11. ^ a b 悠真に杉咲花、ナナコ役に悠木碧が決定! SFアニメ『ぼくらのよあけ』第2弾ティザービジュアル、特報&スタッフ情報も解禁”. MOVIE WALKER PRESS. ムービーウォーカー (2022年7月5日). 2022年7月21日閲覧。
  12. ^ a b c d e 杉咲花主演『ぼくらのよあけ』に藤原夏海、岡本信彦、水瀬いのり、戸松遥、朴ロ美が出演へ”. リアルサウンド映画部. blueprint (2022年7月20日). 2022年7月21日閲覧。
  13. ^ a b c ぼくらのよあけ:花澤香菜が主人公の母役 細谷佳正、津田健次郎も SFマンガ原作の劇場版アニメ”. まんたんウェブ. MANTAN (2022年8月8日). 2022年8月8日閲覧。
  14. ^ 劇場アニメ「ぼくらのよあけ」岸真悟の母役で横澤夏子が出演、応援大使を兼任”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年9月2日). 2022年9月2日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa CAST/STAFF”. 劇場アニメ「ぼくらのよあけ」公式サイト. 2022年8月26日閲覧。

外部リンク

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