アイヴァー・リチャーズ
アルプスにて(1930年) | |
人物情報 | |
---|---|
生誕 | 1893年2月26日 イギリス チェシャー |
死没 | 1979年9月7日 (86歳没) イギリス ケンブリッジ |
出身校 | ケンブリッジ大学 |
学問 | |
研究分野 | 英語学(修辞学・英語教育) |
研究機関 | ハーヴァード大学 |
アイヴァー・アームストロング・リチャーズ(Ivor Armstrong Richards、1893年2月26日 - 1979年9月7日)は、イギリスの文芸批評家・英語教育学者・修辞学者、ケンブリッジ大学特別研究員、ハーヴァード大学教授。
経歴
[編集]1893年、チェシャーで生まれた。ブリストルのクリフトン・カレッジ(Clifton College)で学んだあと、モードリン・カレッジに進んだ。そして、ケンブリッジ大学で心理学(道徳科学)を専攻した。
チャールズ・ケイ・オグデンとともに『意味の意味』を刊行した「意味論」の科学的研究者として有名で、1932年以後は、この意味論に基づいた850の基本語で表現の自由を図るいわゆる「ベーシック・イングリッシュ」の提唱実践に尽くしたことで知られる。特に1930年から1938年には、中国で英語教育に携わった[1]。またニュー・クリティシズムの提唱者の一人でもある。晩年は詩や演劇を作り、出演もした[1]。1978年ベンジャミン・フランクリン・メダル受賞。
家族・親族
[編集]業績
[編集]学術書
[編集]- 『美学の基礎』(オグデン、J・ウッドと共著)
- 『意味の意味 言語の思想に及ぼす影響及び象徴学の研究』(オグデンと共著)石橋幸太郎訳 興文社 1936年、ぺりかん社 1967年、新泉社 1982年、新泉社 新装版 2008年。
- 『文芸批評の原理』岩崎宗治訳 垂水書房 1961年-1962年
- 『詩と科学』李揚河訳 文学論パンフレット 研究社 1932年
- 『科学と詩』星野徹訳 国文社 1971年
- 『科学と詩』岩崎宗治訳 八潮出版社 1974年
- 『実践批評 英語教育と文学的判断力の研究』坂本公延編訳 みすず書房 2008年
- 『孟子の「心」論』
- 『コールリッジの想像力論』
- 『思索の手段』
- 『平和へのみち』松居桃楼訳 ひろば書房 1955年
- 『新修辞学原論』石橋幸太郎訳 南雲堂 1961年 不死鳥英語学ライブラリィ
- 『レトリックの哲学』村山淳彦訳 未來社 2021年 ISBN 978-4-624-93449-1
詩集
[編集]- 『さらば大地』
- 『スクリーンズ』など
その他
[編集]- 『リチャーズ・ナウ I.A.リチャーズ生誕100年記念論文集』片桐ユズル編 青磁書房 1993年
- 『English Through Pictures Book 1-3 』 1945年
- 『絵で見る英語 Book 1』日本での発売 1975年 IBC パブリッシング
脚注
[編集]- ^ a b I・A・リチャーズ, クリスティン・ギブソン『ラダーシリーズ 絵で読む英語』IBCパブリッシング、2006年。ISBN 9784896842982。(著者紹介)