アベニューQ
アベニュー Q( - きゅー、Avenue Q)は、2003年3月にオフ・ブロードウェイで初演され、2003年7月ブロードウェイに進出したパペット・ミュージカルである。
略歴
[編集]- 2003年3月:オフ・ブロードウェイのヴィンヤード・シアターにて初演
- 2003年5月:ルシール・ローテル賞 (Lucille Lortel Awards) 受賞
- 2003年7月:オン・ブロードウェイのゴールデン・シアター進出
- 2004年6月:トニー賞にて最優秀ミュージカル作品賞を含む3部門受賞
プロット
[編集]大学を卒業したものの職にあぶれたプリンストンは、あぶれ者が多く集まるニューヨークのQ番街のアパートに引っ越す。そこには、会社をクビになったきり仕事が見つからないブライアン、その婚約者で、朝鮮料理屋でアルバイトをする日本人のクリスマス・イブ、恋愛にコンプレックスを持つ銀行員のロッドとそのルームメイトのニッキー、幼稚園の教師をめざすモンスターのケイト、同じくモンスターで引きこもり、インターネット中毒のトレッキー、そして昔は有名な子役だったが今は一文無しでアパートの大家で生計を立てるゲイリー・コールマンという、個性的な住人たちが住んでいた。人生の目的を探すプリンストンを取り巻く、若者たちの青春と恋愛模様をコメディータッチで描く。セサミストリートと同じパペットクリエイターがスタッフとして参加したことも話題を呼び、政治や従来の子ども向けミュージカルを皮肉ったような毒のある脚本、パペット同士のベッドシーンなど、その斬新さが評価された。
オリジナルキャストとスタッフ
[編集]キャスト
[編集]- プリンストン/ロッド(二役): ジョン・タータグリア (John Tartaglia)
- ケイト/ルーシー(二役): ステファニー・ダブルーツォ (Stephanie D'Abruzzo)
- ブライアン: ジョーダン・ゲルバー (Jordan Gelber)
- クリスマス・イブ: アン・ハラダ (Ann Harada)
- ニッキー/トレッキー(二役): リック・ライオン (Rick Lyon)
- ゲイリー・コールマン: ナタリー・ヴェネティア・ベルコン (Natalie Venetia Belcon)
- ミセスT: ジェニファー・バーンハート(Jennifer Barnhart)
スタッフ
[編集]- 脚本: ジェフ・ウィッティ (Jeff Whitty)
- 作詞作曲: ロバート・ロペス、ジェフ・マークス (Robert Lopez, Jeff Marx)
- 原案: ロバート・ロペス、ジェフ・マークス (Robert Lopez, Jeff Marx)
- パペットデザイン: リック・ライオン (Rick Lyon)
- セットデザイン: アナ・ルイゾス (Anna Louizos)
- 衣装デザイン: ミレナ・ラダ (Mirena Rada)
- 照明デザイン: ハウェル・ビンクリー (Howell Binkley)
- アニメーション: ロバート・ロペス (Robert Lopez)
- 振り付け: ケン・ロバーソン (Ken Roberson)
- 演出: ジェイソン・ムーア (Jason Moore)
ミュージカル・ナンバー
[編集]第一幕
- The Avenue Q Theme
- What Do You Do with a B.A. in English?
- It Sucks To Be Me
- If You Were Gay
- Purpose
- Everyone's a Little Bit Racist
- The Internet Is For Porn
- Mix Tape
- I'm not Wearing Underwear Today
- Special
- You Can Be as Loud as the Hell You Want (When You're Makin' Love)
- Fantasies Come True
- My Girlfriend, Who Lives in Canada
- There's a Fine, Fine Line
第二幕
- There Is Life Outside Your Apartment
- The More You Ruv Someone
- Schadenfreude
- I Wish I Could Go Back to College
- The Money Song
- School for Monsters
- The Money Song Reprise
- There's a Fine, Fine Line Reprise
- What Do You Do with a B.A. in English? Reprise
- For Now