アレクサンドラ・ザレツキー
| |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009年世界選手権でのザレツキー兄妹 | |||||||||||||
生誕 | 1987年12月23日(36歳) ソビエト連邦 白ロシア・ソビエト社会主義共和国、ミンスク | ||||||||||||
身長 | 160 cm | ||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||
所属クラブ | Kochavim on the Ice | ||||||||||||
引退 | 2010年 | ||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | |||||||||||||
|
アレクサンドラ・ザレツキー(ヘブライ語: אלכסנדרה זרצקי, ラテン文字:Alexandra Zaretski, ロシア語: Александра Игоревна Зарецкая, 1987年12月23日 - )は、ベラルーシ共和国ミンスク出身の女性アイスダンス選手。2006年トリノオリンピック、2010年バンクーバーオリンピックイスラエル代表。パートナーは実兄のロマン・ザレツキー。
経歴
[編集]ベラルーシ共和国のミンスクに生まれた。3歳のときに家族とともにイスラエルへ移住し、6歳のときにイスラエルでスケートを始め、1995年より実兄のロマン・ザレツキーとカップルを結成した。当初コーチは父イーゴリと母エレーナであった。
2001-2002シーズンからISUジュニアグランプリに参戦し、翌2002-2003シーズンにはイスラエル選手として初めてISUジュニアグランプリの表彰台に上るまでになった。2003-2004シーズンにはJGPバルト杯でISUジュニアグランプリ初優勝を飾る。世界ジュニア選手権には4シーズン連続で出場し、2005年世界ジュニア選手権では自身最高位の4位入賞を果たした。
トリノオリンピックを控えた2005-2006シーズンよりシニアクラスに転向し、ISUグランプリシリーズにも出場を果たした。トリノオリンピックでは、22位に終わる。2006年ネーベルホルン杯で3位となり、シニアクラスで初めて表彰台に上った。
2007-2008シーズンからコーチをガリト・チャイトに変更。2008年欧州選手権では自己最高得点をマークし、自己最高位の8位となった。2008-2009シーズンは成績が伸び悩むものの、2009-2010シーズン、スケートアメリカでISU主催のシニアの国際大会で初めての表彰台となる銅メダル。欧州選手権と世界選手権では自己最高の順位となった。
2009-2010シーズンをもって現役引退。
主な戦績
[編集]大会/年 | 2001-02 | 2002-03 | 2003-04 | 2004-05 | 2005-06 | 2006-07 | 2007-08 | 2008-09 | 2009-10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリンピック | 22 | 10 | |||||||
世界選手権 | 20 | 14 | 9 | 13 | 6 | ||||
欧州選手権 | 15 | 11 | 8 | 11 | 7 | ||||
GPスケートアメリカ | 8 | 7 | 3 | ||||||
GP中国杯 | 9 | 4 | 4 | 7 | 5 | ||||
GPロシア杯 | 5 | ||||||||
GPNHK杯 | 9 | ||||||||
ゴールデンスピン | 1 | ||||||||
ネーベルホルン杯 | 3 | 2 | 2 | ||||||
冬季ユニバーシアード | 9 | 1 | |||||||
世界Jr.選手権 | 19 | 8 | 9 | 4 | |||||
JGPファイナル | 6 | 8 | |||||||
JGPハルギタ杯 | 2 | ||||||||
JGPブラオエン・シュベルター杯 | 3 | 3 | |||||||
JGPバルト杯 | 1 | ||||||||
JGPメキシコ杯 | 2 | ||||||||
JGPベオグラード・スパロー | 3 | ||||||||
JGPトラパネーゼ杯 | 8 | ||||||||
JGPハーグ | 11 |
詳細
[編集]2009-2010 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2010年3月22日-28日 | 2010年世界フィギュアスケート選手権(トリノ) | 8 33.79 | 6 56.13 | 6 91.34 | 6 181.26 |
2010年2月12日-28日 | バンクーバーオリンピック(バンクーバー) | 10 34.38 | 10 55.24 | 10 90.64 | 10 180.26 |
2010年1月18日-24日 | 2010年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(タリン) | 7 34.63 | 6 55.92 | 9 84.36 | 7 174.91 |
2009年12月10日-12日 | 2009年ゴールデンスピン(ザグレブ) | 1 37.01 | 1 56.78 | 1 89.67 | 1 183.46 |
2009年11月12日-15日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(レークプラシッド) | 4 31.93 | 3 51.90 | 2 87.94 | 3 171.77 |
2009年10月29日-11月1日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 4 30.88 | 7 46.95 | 5 79.03 | 5 156.86 |
2009年9月24日-26日 | 2009年ネーベルホルン杯[1](オーベルストドルフ) | 2 32.34 | 2 52.71 | 2 84.54 | 2 169.59 |
2008-2009 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2009年3月23日-29日 | 2009年世界フィギュアスケート選手権(ロサンゼルス) | 12 32.85 | 13 54.19 | 14 80.49 | 13 167.53 |
2009年2月18日-28日 | 第24回冬季ユニバーシアード(ハルビン) | 1 34.77 | 1 53.67 | 1 88.99 | 1 177.43 |
2009年1月19日-25日 | 2009年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ヘルシンキ) | 10 30.16 | 7 51.65 | 11 73.75 | 11 155.56 |
2008年11月20日-23日 | ISUグランプリシリーズ ロシア杯(モスクワ) | 7 29.33 | 7 45.99 | 5 76.11 | 5 151.43 |
2008年11月6日-9日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 5 30.45 | 7 47.36 | 7 70.36 | 7 148.17 |
2008年9月25日-28日 | 2008年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 1 34.93 | 3 48.70 | 2 84.96 | 2 168.59 |
2007-2008 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2008年3月17日-23日 | 2008年世界フィギュアスケート選手権(ヨーテボリ) | 9 32.51 | 9 58.10 | 10 88.60 | 9 179.21 |
2008年1月21日-27日 | 2008年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ザグレブ) | 7 33.12 | 9 53.31 | 9 85.27 | 8 171.70 |
2007年11月8日-11日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(ハルビン) | 4 30.81 | 4 52.26 | 4 78.79 | 4 161.86 |
2007年10月25日-28日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(レディング) | 7 27.80 | 7 51.12 | 8 78.93 | 7 157.85 |
2006-2007 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2007年3月19日-25日 | 2007年世界フィギュアスケート選手権(東京) | 13 28.85 | 12 49.11 | 14 78.56 | 14 156.52 |
2007年1月22日-28日 | 2007年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ワルシャワ) | 12 27.31 | 11 44.86 | 12 75.88 | 11 148.05 |
2006年11月9日-12日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(南京) | 4 30.20 | 4 48.64 | 4 79.53 | 4 158.37 |
2006年10月26日-29日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ハートフォード) | 7 27.62 | 7 46.02 | 9 70.31 | 8 143.95 |
2006年9月29日-10月1日 | 2006年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 3 30.28 | 3 49.34 | 3 77.05 | 3 156.67 |
2005-2006 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2006年3月20日-26日 | 2006年世界フィギュアスケート選手権(カルガリー) | 24 25.49 | 22 43.52 | 20 71.13 | 20 140.14 |
2006年2月10日-26日 | トリノオリンピック(トリノ) | 24 23.51 | 23 41.21 | 20 71.08 | 22 135.80 |
2006年1月16日-22日 | 2006年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(リヨン) | 17 22.70 | 15 42.39 | 15 73.38 | 15 138.47 |
2005年12月1日-4日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(大阪) | 9 26.47 | 9 42.44 | 9 73.81 | 9 142.72 |
2005年11月3日-6日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 9 24.36 | 9 39.37 | 9 66.14 | 9 129.87 |
2004-2005 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2005年2月28日-3月6日 | 2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(キッチナー) | 3 36.58 | 4 52.82 | 5 76.36 | 4 165.76 |
2004年12月2日-5日 | 2004/2005 ISUジュニアグランプリファイナル(ヘルシンキ) | 5 31.38 | 8 37.83 | 8 62.01 | 8 131.22 |
2004年10月14日-17日 | ISUジュニアグランプリ ハルギタ杯(ミエルクレア=チュク) | 2 37.59 | 3 49.10 | 2 77.15 | 2 163.84 |
2004年10月7日-10日 | ISUジュニアグランプリ ブラオエン・シュベルター杯(ケムニッツ) | 1 37.35 | 5 44.94 | 4 71.85 | 3 154.14 |
2003-2004 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2004年2月29日-3月7日 | 2004年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ハーグ) | 2 | 3 | 8 | 9 |
2003年12月11日-13日 | ISUジュニアグランプリファイナル(マルメ) | 4 | 5 | 7 | 6 |
2003年10月30日-11月2日 | ISUジュニアグランプリ グダニスク杯(グダニスク) | 1 | 1 | 1 | 1 |
2003年9月25日-28日 | ISUジュニアグランプリ メキシコ杯(メキシコシティ) | 3 | 3 | 2 | 2 |
2002-2003 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2003年2月24日-3月2日 | 2003年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(オストラヴァ) | 5 | 4 | 9 | 8 |
2002年10月10日-13日 | ISUジュニアグランプリ ブラエオン・シュベルター杯(ケムニッツ) | 3 | 3 | 3 | 3 |
2002年9月12日-15日 | ISUジュニアグランプリ ベオグラード・スパロー(ベオグラード) | 3 | 3 | 3 | 3 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | OD | FD |
---|---|---|
2009-2010 | ハバ・ナギラ イディッシュ民謡 | シンドラーのリスト 作曲:ジョン・ウィリアムズ |
2008-2009 | サマータイム 演奏:ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド | 映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』サウンドトラック 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー |
2007-2008 | Shick, Shack, Shock 中東民族舞踊、演奏:Mustafa Sax | Let my People Go 作曲:ルイ・アームストロング シング・シング・シング 作曲:ルイ・プリマ |
脚注
[編集]- ^ バンクーバーオリンピック最終予選。国際スケート連盟主催。
参考文献
[編集]外部リンク
[編集]- ザレツキー兄妹公式サイト
- アレクサンドラ・ザレツキー - Olympedia