アン・リー

アン・リー(李安)
Ang Lee
Ang Lee
アン・リー
本名 Ang Lee
生年月日 (1954-10-23) 1954年10月23日(70歳)
出生地 中華民国の旗 台湾屏東県潮州鎮
職業 映画監督映画プロデューサー脚本家
ジャンル 映画
活動期間 1990年 -
著名な家族 ガン・リー(弟)
主な作品
ウェディング・バンケット
恋人たちの食卓
いつか晴れた日に
アイス・ストーム
グリーン・デスティニー
ブロークバック・マウンテン
ラスト、コーション
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
受賞
アカデミー賞
監督賞
2005年ブロークバック・マウンテン
2012年ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
外国語映画賞
2000年グリーン・デスティニー
ヴェネツィア国際映画祭
金獅子賞
2005年『ブロークバック・マウンテン』
2007年ラスト、コーション
ベルリン国際映画祭
金熊賞
1993年ウェディング・バンケット
1996年いつか晴れた日に
ニューヨーク映画批評家協会賞
監督賞
1995年『いつか晴れた日に』
2005年『ブロークバック・マウンテン』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
監督賞
2005年『ブロークバック・マウンテン』
放送映画批評家協会賞
監督賞
2005年『ブロークバック・マウンテン』
外国語映画賞
2000年『グリーン・デスティニー』
英国アカデミー賞
作品賞
1995年『いつか晴れた日に』
監督賞
2000年『グリーン・デスティニー』
2005年『ブロークバック・マウンテン』
非英語作品賞
2000年『グリーン・デスティニー』
フェローシップ賞
2020年
ゴールデングローブ賞
監督賞
2000年『グリーン・デスティニー』
2005年『ブロークバック・マウンテン』
外国語映画賞
2000年『グリーン・デスティニー』
その他の賞
備考
第66回ヴェネツィア国際映画祭 審査委員長(2009年)
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アン・リー中国語李安1954年10月23日 - )は、台湾映画監督である。アカデミー監督賞ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を二回受賞しており、2024年現在、世界で唯一ベルリン国際映画祭金熊賞を二回受賞している。

来歴

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1954年に台湾南部の屏東県(へいとうけん)の外省人の家庭に生まれ、台湾の国立芸術大学を卒業した後、1979年にアメリカへ渡り、イリノイ大学ニューヨーク大学で映画制作を学ぶ。在学中にスパイク・リーと知り合い、彼の映画の製作を手伝ったこともある。

太極拳の使い手としても知られ、デビューの作品『推手』において、太極拳を重要な要素として使っている。ただし、演出上においては、武術的なものとエンターテイメントを分けて考えていると発言している。

ウェディング・バンケット』と『いつか晴れた日に』でベルリン映画祭金熊賞を、『グリーン・デスティニー』でアカデミー外国語映画賞を受賞。『いつか晴れた日に』で本格的にハリウッド進出して以来、異なるジャンルで優れた作品を多数発表している。

ブロークバック・マウンテン』では第78回アカデミー監督賞を受賞。2006年、中華民国政府より、二等景星勲章を授与される[1]

第64回ヴェネツィア国際映画祭に出品した『ラスト、コーション』では、『ブロークバック・マウンテン』に引き続き、2度目の金獅子賞を獲得した。

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』では第85回アカデミー監督賞を受賞。

2012年11月、フランス芸術文化勲章のシュヴァリエ章を授与される[2]。2013年、中華民国政府より、一等景星勲章を授与される[3]

アメリカに住み、アメリカの市民権を有しているのでアメリカ国民でもある[4]。次男は俳優のメイソン・リー(李淳)。弟は台湾の映画プロデューサー・監督のガン・リー(李崗)。

監督作品

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監督以外の作品

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受賞

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※本来はプロデューサーが受取人である作品賞の受賞・ノミネートも含む。

部門 作品 結果
金馬奨 1991年 作品賞 推手 ノミネート
監督賞 ノミネート
オリジナル脚本賞 ノミネート
1993年 作品賞 ウェディング・バンケット 受賞
監督賞 受賞
オリジナル脚本賞 受賞
編集賞 ノミネート
1994年 作品賞 恋人たちの食卓 ノミネート
オリジナル脚本賞 ノミネート
1995年 脚色賞 『少女小漁』 ノミネート
2000年 作品賞 グリーン・デスティニー 受賞
監督賞 ノミネート
2007年 作品賞 ラスト、コーション 受賞
監督賞 受賞
ベルリン国際映画祭 1993年 金熊賞 『ウェディング・バンケット』 受賞
1996年 金熊賞 いつか晴れた日に 受賞
アカデミー賞 1993年 外国語映画賞 『ウェディング・バンケット』 ノミネート
1994年 外国語映画賞 『恋人たちの食卓』 ノミネート
1995年 作品賞 『いつか晴れた日に』 ノミネート
2000年 作品賞 『グリーン・デスティニー』 ノミネート
監督賞 ノミネート
外国語映画賞 受賞
2005年 作品賞 ブロークバック・マウンテン ノミネート
監督賞 受賞
2012年 作品賞 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 ノミネート
監督賞 受賞
ゴールデングローブ賞 1993年 外国語映画賞 『ウェディング・バンケット』 ノミネート
1994年 外国語映画賞 『恋人たちの食卓』 ノミネート
1995年 作品賞 (ドラマ部門) 『いつか晴れた日に』 受賞
監督賞 ノミネート
2000年 監督賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
外国語映画賞 受賞
2005年 作品賞 (ドラマ部門) 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
2007年 外国語映画賞 『ラスト、コーション』 ノミネート
2012年 作品賞 (ドラマ部門) 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 ノミネート
監督賞 ノミネート
インディペンデント・スピリット賞 1993年 作品賞 『ウェディング・バンケット』 ノミネート
監督賞 ノミネート
脚本賞 ノミネート
1994年 作品賞 『恋人たちの食卓』 ノミネート
監督賞 ノミネート
脚本賞 ノミネート
2000年 作品賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
監督賞 受賞
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
英国アカデミー賞 1994年 非英語作品賞 『恋人たちの食卓』 ノミネート
1995年 作品賞 『いつか晴れた日に』 受賞
監督賞 ノミネート
2000年 作品賞 『グリーン・デスティニー』 ノミネート
監督賞 受賞
外国語作品賞 受賞
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
2007年 外国語作品賞 『ラスト、コーション』 ノミネート
2012年 作品賞 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 ノミネート
監督賞 ノミネート
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 1994年 外国語映画賞 『恋人たちの食卓』 受賞
1995年 作品賞 『いつか晴れた日に』 受賞
監督賞 受賞
2000年 外国語映画賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
2005年 監督賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
カンザスシティ映画批評家協会賞 1994年 外国語映画賞 『恋人たちの食卓』 受賞
2012年 監督賞 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 受賞
全米監督協会賞 1995年 長編映画監督賞 『いつか晴れた日に』 ノミネート
2000年 長編映画監督賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
2005年 長編映画監督賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
2012年 長編映画監督賞 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 ノミネート
ニューヨーク映画批評家協会賞 1995年 作品賞 『いつか晴れた日に』 次点
監督賞 受賞
2000年 作品賞 『グリーン・デスティニー』 次点
監督賞 次点
外国語映画賞 次点
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞 1995年 監督賞 『いつか晴れた日に』 次点
2000年 作品賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
監督賞 次点
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
クリティクス・チョイス・アワード 1995年 作品賞 『いつか晴れた日に』 受賞
2000年 外国語映画賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
2007年 外国語映画賞 『ラスト、コーション』 ノミネート
2012年 作品賞 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 ノミネート
監督賞 ノミネート
ボストン映画批評家協会賞 1995年 作品賞 『いつか晴れた日に』 受賞
監督賞 受賞
2000年 外国語映画賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
シカゴ映画批評家協会賞 1997年 監督賞 『アイス・ストーム』 ノミネート
2000年 作品賞 『グリーン・デスティニー』 ノミネート
監督賞 ノミネート
外国語映画賞 受賞
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 ノミネート
監督賞 ノミネート
AACTA賞 1998年 外国語映画賞 アイス・ストーム ノミネート
2001年 外国語映画賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
ボディル賞 1999年 アメリカ映画賞英語版 『アイス・ストーム』 受賞
2001年 非アメリカ映画賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
ヨーロッパ映画賞 2000年 非ヨーロッパ映画賞 『グリーン・デスティニー』 ノミネート
2005年 非ヨーロッパ映画賞 『ブロークバック・マウンテン』 ノミネート
全米映画批評家協会賞 2000年 監督賞 『グリーン・デスティニー』 3位
フロリダ映画批評家協会賞 2000年 外国語映画賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
ダラス・フォートワース映画批評家協会賞 2000年 外国語映画賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
2012年 作品賞 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 ノミネート
監督賞 ノミネート
ロンドン映画批評家協会賞 2000年 外国語映画賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
2012年 監督賞 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 受賞
香港電影金像奨 2000年 作品賞 『グリーン・デスティニー』 受賞
監督賞 受賞
ヴェネツィア国際映画祭 2005年 金獅子賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
2007年 金獅子賞 『ラスト、コーション』 受賞
サンフランシスコ映画批評家協会賞 2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
セントルイス映画批評家協会賞 2005年 作品賞 『ブロークバック・マウンテン』 受賞
監督賞 受賞
2012年 作品賞 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 次点
監督賞 ノミネート
セザール賞 2007年 外国映画賞 『ブロークバック・マウンテン』 ノミネート
ゴールデン・ビートル賞 2008年 外国語映画賞 『ラスト、コーション』 受賞

関連項目

[編集]

脚注

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  1. ^ “台湾、アン・リー監督に「一等景星勲章」授与を検討”. 中国国際放送局. (2013年2月27日). http://japanese.cri.cn/881/2013/02/27/181s205201.htm 2022年6月10日閲覧。 
  2. ^ “【華流】台湾の巨匠アン・リー監督、フランス芸術文化勲章を受章”. サーチナ. (2012年11月30日). オリジナルの2013年5月1日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/zC0M1 2022年6月10日閲覧。 
  3. ^ 馬英九総統がアン・リー(李安)監督に「一等景星勲章」を授与”. 台湾週報. 台北駐日経済文化代表処 (2013年5月13日). 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  4. ^ “アンジー、中国でうっかり「失言」―夫ブラピと共に人気急落”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2014年6月11日). オリジナルの2014年6月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140612134306/https://jp.wsj.com/news/articles/sb10001424052702303861104579617301653048852 2022年6月10日閲覧。 
  5. ^ “アン・リー監督最新作『ビリー・リンの永遠の一日』来年2・11公開決定”. ORICON STYLE. (2016年9月29日). https://www.oricon.co.jp/news/2079158/full/ 2016年9月29日閲覧。 
  6. ^ “ウィル・スミスVS若きウィル・スミス!? アン・リー監督の近未来アクション、10月公開”. 映画.com. (2019年4月26日). https://eiga.com/news/20190426/6/ 2019年4月26日閲覧。 

外部リンク

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