カーライル・グループ
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現地語社名 | The Carlyle Group Inc. |
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種類 | 公開会社 |
業種 | 代替投資 |
事業分野 | プライベート・エクイティ・ファンド(投資ファンド) |
設立 | 1987年 |
創業者 |
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本社 | 1001ペンシルベニアアベニュー、、 |
主要人物 |
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売上高 | ![]() |
営業利益 | ![]() |
利益 | ![]() |
運用資産 | ![]() |
総資産 | ![]() |
純資産 | ![]() |
従業員数 | 約 2,200名 (2023年) |
部門 | バイアウト、グロース・キャピタル、リアルエステート、レバレッジド・ファイナンス |
子会社 | 「#投資先と実績」参照 |
ウェブサイト | www![]() |
カーライル・グループ(英: The Carlyle Group)は、アメリカ合衆国ワシントンD.C.を本拠とするプライベート・エクイティ・ファンド(投資ファンド)。バイアウト、グロース・キャピタル、リアルエステート、レバレッジド・ファイナンスの4つの部門で約 2,200名以上の従業員が勤務している。
概要
[編集]カーライル・グループは、デビッド・ルーベンスタイン、ウィリアム・コンウェイ・ジュニア、ダニエル・ダニエロ等によって1987年に創立され、現在までに全世界で700件近くの投資実績がある。社名の由来はニューヨークのセントラルパーク近くにある高級ホテルであるカーライル・ホテル(The Carlyle Hotel)である。ルーベンスタインは理由として「みんながよくやるギリシャ・ローマ神話の神様の名前なども考えたがどれもしっくりこず、上品だしファッショナブルでもあるので」と語っている [1]。過去の投資家として、ジョージ・H・W・ブッシュ(ジョージ・W・ブッシュの父)が知られている[2]。
日本における活動
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![]() 本店が入居する新丸の内ビルディング | |
種類 | 外国会社 |
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本社所在地 | ![]() ワシントンD.C.ペンシルベニア大通り 1001 Pennsylvania Avenue |
本店所在地 | 100-6535 東京都千代田区丸の内1丁目5番1号 新丸の内ビルディング35階 |
法人番号 | 2700150000446 |
代表者 | 山田和広 |
外部リンク | https://www.carlyle.com/ja |
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種類 | 外国会社 |
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本社所在地 | ![]() デラウェア州ニューキャッスル郡ウィルミントン |
本店所在地 | 100-6535 東京都千代田区丸の内1丁目5番1号 新丸の内ビルディング35階 |
業種 | 金融商品取引業 |
法人番号 | 4700150066948 |
日本においては2000年にオフィスを開設し、事業を開始。外資系のプライベートエクイティであるにもかかわらず、全員が日本人で日本流の投資スタイルを貫く特徴的なファンドである。投資実績も国内勢と引けをとらない。
投資先と実績
[編集]海外
[編集]バイアウト
[編集]- Hertz (レンタカー)
- ダンキンブランズ(含:ダンキンドーナッツ)
- バスキン・ロビンス
- アリソン・トランスミッション
- フリースケール・セミコンダクタ
- ブーズ・アレン・ハミルトン
- アヴィオ
- アライアンス・ブーツ
- キンダー・モルガン
グロース・キャピタル
[編集]- Focus Media (フォーカス・メディア)(広告・メディア、在中国)
- Anxin Flooring(アンシン・フローリング)(床材メーカー、在中国)
- Claris Lifesciences (クラリス・ライフサイエンス)(後発薬メーカー、在インド)
日本
[編集]バイアウト
[編集]企業名 | 投資期間 | 備考 |
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三共理化学 | 2019年 - | |
オリオンビール | 2024年に近鉄グループホールディングスへ一部株式を譲渡。 | |
KANAMEL | 2021年 - | |
エネウィル | ||
ユーザベース | 2022年 - | |
TOTOKU | 2025年にSWCCと日本政策投資銀行へ株式譲渡予定[3]。 | |
岩崎電気 | 2023年 - | 子会社のコスモホールディングスが創業家一族および一般株主より取得。 |
星光PMC | ||
日本KFCホールディングス | 2024年 - | |
キョウデン | ||
カオナビ | 2025年 - |
企業名 | 投資期間 | 備考 |
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キトー | 2003年 - 2011年 | 非上場化による戦略転換(海外展開の推進など)、2007年に東京証券取引所第1部へ再上場。2011年に保有株を売却、資本関係解消。 |
ウィルコム(後のワイモバイル)[4] | 2004年 - 2014年 | Y!mobileへブランド転換後ソフトバンクに吸収合併。会社更生法を適用し、ソフトバンク傘下で経営再建を完了。 |
東芝セラミックス(後のクアーズテック) | 2007年 - 2014年 | 親会社である東芝からの切り離し。2014年に米CoorsTekへ売却。 |
クオリカプス | N/A | 親会社である塩野義製薬からの切り離し。 |
チムニー | 2009年 - 2013年 | 親会社である米久から独立。2013年には設立母体・イオン(旧ジャスコ)の関連会社である東北地盤の酒類小売大手・やまやの子会社として再出発。 |
ブロードリーフ | 親会社であるアイ・ティー・エックスから独立。 | |
SBIモーゲージ(後のSBIアルヒ) | 2014年 - 2022年 | SBIホールディングスより取得、商号をアルヒ株式会社に変更。2022年に再度SBIグループ入り。 |
ツバキ・ナカシマ | N/A | 野村プリンシパル・ファイナンスより取得。 |
Walbro Engine Management (ウォルブロー・エンジン・マネジメント) | サン・キャピタル・パートナーズより取得。 | |
名水美人ファクトリー | 2016年 - 2020年 | 2020年に神明ホールディングスへ売却。 |
ウイングアーク1st | 2016年 - 2021年 | 2021年に東証一部へ上場。 |
マネースクエアHD | 2016年 - 2023年 | 2023年にニューシナジー投資事業有限責任組合へ売却。 |
トキワ | 2019年 - 2024年 | 2024年に日本コルマーホールディングスへ売却。 |
国際航業 | 2021年 - 2023年 | 2023年にミライト・ワンへ売却。 |
リガク | 2021年 - 2024年 | 2024年に東証プライムへ上場。 |
リアルエステート
[編集]- パワーセンター大津:日本全国を対象とした、地域分散の図れた商業施設ポートフォリオ構築の為の一物件
- ビッグホップガーデンモール印西:商業施設オペレーターとの協働による大規模商業施設の開発・付加価値創造。現在は住商アーバン開発が管理・運営
カーライル・グループと政治家、軍需産業
[編集]米国防長官を務めたフランク・カールッチが会長を務めていた時期には、ジョージ・H・W・ブッシュ(いわゆる父ブッシュ、2003年10月に上級顧問を退任)など各国の元政治家や元政府高官がアドバイザリーボードを務めていたが、会長に生粋のビジネスマンであるガースナーを起用した事に象徴されるように現在は路線を変更しており、政府関係者のほとんどが退任している。
また、防衛・軍需産業への投資も行っているが、盛んだったのは上記の政治家などが参加していた時期である。現在の投資残高の中で防衛・軍需産業関連の投資が占める割合は1%に止まるとしており、テレコムやヘルスケアなどの幅広いセクターに投資している。
関連人物
[編集]関連項目
[編集]参考文献
[編集]- ダン・ブリオディ 著 徳川家広 訳『戦争で儲ける人たち』ブッシュを支えるカーライル・グループ 幻冬舎 2004年1月 ISBN 4344004671
- 鈴木貴博 著 『逆転戦略 ウィルコム-「弱み」を「強み」に変える意志の経営』 ダイヤモンド社 2005年1月 ISBN 9784478312131
- 鈴木貴博 著 『カーライル 世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略 』 ダイヤモンド社 2008年5月 ISBN 9784478003695
脚注
[編集]- ^ 2007/8 MARR インタビュー記事
- ^ ベンジャミン・フルフォード『ステルス・ウォー』 講談社 2010年3月 ISBN 9784062161244, Page139
- ^ 「カーライル、株式会社TOTOKUの株式譲渡契約締結に関するお知らせ」『』カーライル・グループ。2025年2月27日閲覧。
- ^ ThecarlyleGroup >fund >buyout >casestudy >WILLCOM