ガザ政府
- ガザ政府
- アラビア語: حكومة غزة
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(地域の旗) 国章 - 地域の標語:不明
- 地域の歌:Biladi(祖国)
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公用語 パレスチナ・アラビア語 主都 ガザ 最大の都市 ガザ 通貨 新シェケル(JOD, ILS) 時間帯 UTC+2 (DST:+3) ISO 3166-1 不明 ccTLD 不明 国際電話番号 不明
ガザ政府(ガザせいふ)は、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配しているイスラーム主義組織ハマース単独の政府である。
概要
[編集]2007年のガザの戦闘で、ファタハを駆逐してガザ地区の統治権を確立したハマースが、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領によるイスマーイール・ハニーヤ内閣解散の命令を拒否してガザ地区で引き続き内閣を組織した。これにより、パレスチナには二つの政府が存在することとなり、ヨルダン川西岸とガザに事実上分断した状態となった。
2012年10月23日、カタールのハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニー首長が、2007年にハマースがガザを制圧して以来外国元首として初めてガザ地区を訪問し、ハニーヤ首相などと会談、ハマド首長はインフラ整備のための支援を表明した[2]。2013年1月にはマレーシアの首相ナジブ・ラザクがガザ地区を訪問した[3]。2013年5月、著名ウラマーのユースフ・アル=カラダーウィー率いる14カ国50人からなる使節団がガザを訪問した[4]。
しかし2014年6月2日に暫定統一政府が発足し、首相には西岸側のラーミー・ハムダッラーが就任した[5]。これにより西岸政府との分裂状態が解消された。その後、ハマスは統一政府を離脱[6]。2017年10月12日にはエジプト仲介のもと、ファタハとの統一政権樹立で合意した[7]。しかし、この合意は履行されていない[8][9]。以降も、ヨルダン川西岸地区をファタハが、ガザ地区をハマスが支配する分裂状態になっている。
脚注
[編集]- ^ “Gaza leader reshuffles his cabinet”. The Gulf Times. (2012年9月2日) 2012年10月6日閲覧。
- ^ “カタール:首長がガザに 国家元首訪問はハマス支配後初”. 毎日新聞. (2012年10月23日) 2012年10月24日閲覧。
- ^ “Malaysian PM in solidarity visit to Gaza”. Al Jazeera English. (2013年1月22日) 2013年5月11日閲覧。
- ^ “Qaradawi urges Palestinian resistance to 'hold onto arms'”. Ma'an News Agency. (2013年5月11日) 2013年5月11日閲覧。
- ^ “パレスチナに統一内閣発足”. 産経新聞. (2014年6月3日) 2014年6月17日閲覧。
- ^ 主席研究員 中島 勇 (2017年1月19日). “中東かわら版№161 パレスチナ:ファタハとハマースの和解とPLOの強化”. 公益財団法人中東研究会. 2024年5月5日閲覧。
- ^ BBC News (BBC). (2017年10月12日). ハマス、ファタハと「合意に達した」と発表 10年余りの対立に終止符 2017年10月13日閲覧。
- ^ “第66号 2023年版 令和5年版 外交青書 第2章 地域別に見た外交 2 中東地域情勢”. 外務省 (2023年6月23日). 2024年5月5日閲覧。
- ^ ハゼム・バルーシャ (2020年2月18日). “ファタハとハマスが和解の失敗についてお互いを非難”. ARAB NEWS. 2024年5月5日閲覧。