松井勝法
まつい かつのり 松井 勝法 | |
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別名義 | 松井かつのり[1] キユ[1] |
生誕 | 1978年1月11日(46歳) 日本・三重県 |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1997年 - |
ジャンル | 少年漫画、青年漫画 |
代表作 | ソムリエール |
松井 勝法(まつい かつのり)は、日本の漫画家。三重県いなべ市出身[2]。かつてのペンネームに松井かつのりとキユがある。
略歴
[編集]1996年、三重県立川越高等学校卒業。1997年、松井かつのり名義で『赤マルジャンプ』掲載の「セピア」でデビュー[1]。同名義で1本の読切を発表後、ペンネームをキユに変更する[1]。
2000年に『週刊少年ジャンプ (WJ)』 誌上において「ロケットでつきぬけろ!」で連載デビューを果たすが、10週で打ち切りとなる。同作は奇想天外なストーリーと共にユニークな雑誌巻末コメントによって注目を集めた[1]。
2002年に『WJ』で「NUMBER10」の連載を開始するが、再び10週で連載が終了。『NUMBER10』の単行本巻末ページにおいて、次回作「邪道マサムネ」(読切「STRIPE」のリメイク)の予告がされたが、結局連載は実現しなかった(実際の次回作は読切「ゲット☆ア☆ラック!」)。その後、栗原正尚のアシスタントなどをしながら、新連載の準備を始める[3]。
2006年、ペンネームをキユから本名に変更し、23号(11月1日発売号)より「ソムリエール」(原作:城アラキ、監修:堀賢一)を『ビジネスジャンプ』で連載開始。2011年、雑誌休刊に伴い『グランドジャンプ』公式サイトでWEB連載となる。
人物
[編集]「ロケットでつきぬけろ」打ち切り間もない『週刊少年ジャンプ』2000年45号の巻末コメントでは武井からねぎらいの言葉を掛けられ、『重機人間ユンボル』ではワインボトルのラベルに「MATSUI-KATSUNORI」の表示が見られる[4]。また栗原からは漫画家としての力量だけでなく「真面目で礼儀正しくてユーモア溢れるさわやか好青年」と人格面でも高く評価されている[3]。
ブラジリアン柔術が趣味。総合格闘技ジム「パラエストラ東大阪」に所属しており、アマチュア大会への出場経験もある。
漫画家の河野慶と交流があり、ブログに頻繁にその名が登場していた。
弟の松井明紀は地元三重県の四日市市でインディーズバンド「スプーンタップ」・「国際ノンルーフ楽団」のリーダー兼メンバーだった[2][5][6]。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- ロケットでつきぬけろ!(『週刊少年ジャンプ』2000年34 - 同年44号、全1巻) - 「キユ」名義
- NUMBER10(『週刊少年ジャンプ』2002年25 - 同年34号、全1巻 - 「キユ」名義
- ソムリエール(『ビジネスジャンプ』 2006年No.23 - 2011年No.21・22、『グランドジャンプ』WEBサイト2011年10月26日 - 2012年10月24日) - 原作:城アラキ/監修:堀賢一
- ハナカク-The Last Girl Standing-(『月刊コミックゼノン』 2013年10月号 - 2015年7月号、全4巻) - ジャンプルーキーで無料公開[1]
- 天竜牌 (『マンガボックス』WEBサイト2016年8月23日 - 2017年8月8日、全3巻) - 原作:杉井光
- まいにちおはよき (『モチコミ』WEBサイト2019年3月3日 - 2019年7月から連載休止)
読切
[編集]- セピア(『赤マルジャンプ』1997 WINTER)※「松井かつのり」名義
- プラチナ -Hello! Fantastic Fomula-(『赤マルジャンプ』1998 WINTER) - 「松井かつのり」名義
- CandySprinter(『赤マルジャンプ』1999 SPRING) - 「キユ」名義
- STRIPE(『週刊少年ジャンプ』2001年28号) - 「キユ」名義
- ゲット☆ア☆ラック!(『赤マルジャンプ』2003 WINTER) - 「キユ」名義
- ソムリエール 特別編(『BJ魂』2007年35号、同年37号、同年38号、2008年41号) - 原作:城アラキ/監修:堀賢一
- O-girl(『ビジネスジャンプ』2010年No.10)
- O-girl(『BJ魂』2010年53号)
- 心配怪盗 NO FACE(『週刊ヤングジャンプ』2011年1号) - 原作:稲垣理一郎
- 渇望のニーナ(『週刊ヤングジャンプ』2012年26号)
- αケンタウリ動物園(『ジャンプ改』2014年2月号、同年3月号) - 原作:稲垣理一郎[7]
- 天辺の寿司(『グランドジャンプPREMIUM』2015年9月号、『グランドジャンプ』2016年4号) - 原作:早川光[8]
- 書け小町(『マガジンSPECIAL』2016年1号)[9]
関連人物
[編集]- 河野慶
- 栗原正尚 - アシスタント従事[3]。
- しんがぎん - 急逝の際に、哀悼のコメントを残している[10]。
- 武井宏之 - アシスタント従事[11]。
- 冨樫義博 - アシスタント従事[12]。
- 尾田栄一郎 - アシスタント従事[13]。
- 山根和俊 - 山根の臨時アシスタントをしたことがある。
脚注
[編集]- ^ a b c d e まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 4-8169-1760-8、127頁
- ^ a b 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』(集英社)2001年28号
- ^ a b c 栗原正尚 (2006年10月18日). “おめでとう松井勝法先生!”. 怨み屋本舗. 2009年4月25日閲覧。
- ^ 武井宏之「第一工程「生まれるユンボル」」『重機人間ユンボル』集英社〈ジャンプ・コミックス〉2007年5月7日初版発行、ISBN 978-4-08-874377-6、47頁
- ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、1 Apr 2017 01:44:33 UTC閲覧。
- ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、1 Apr 2017 01:47:15 UTC閲覧。
- ^ “稲垣理一郎×松井勝法、宇宙人に連れ去られた学生描く読切” (2014年1月10日). 2022年8月6日閲覧。
- ^ “松井勝法×早川光、出張専門の寿司屋を描く読み切りをグラジャンPで” (2015年8月26日). 2022年8月6日閲覧。
- ^ “マガSPで声優のリアルな現場を描く新連載が始動、「ギャングキング」特集も” (2015年12月20日). 2022年8月6日閲覧。
- ^ 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』2002年28号 集英社
- ^ 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』2000年45号 集英社
- ^ 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』2000年42号 集英社
- ^ 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』2000年46号 集英社
外部リンク
[編集]- 松井勝法 (@okuboku) - X(旧Twitter)
- まついかつのり - ジャンプルーキーアカウント。作品を閲覧できる