センネンボク

センネンボク
センネンボク
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: キジカクシ科 Asparagaceae
亜科 : リュウゼツラン亜科 Agavoideae
: センネンボク属 Cordyline
: センネンボク C. fruticosa
学名
Cordyline fruticosa (L.) A.Chev.[1]
シノニム

Aletris chinensis Lam.
Asparagus terminalis L.
Convallaria fruticosa L.
Cordyline jacquinii (L.) Kunth
Cordyline terminalis (L.) Kunth
Cordyline terminalis var. ferrea (L.) Baker
Dracaena ferrea L.
Dracaena terminalis L.
Taetsia ferrea Medik.
Taetsia fruticosa (L.) Merr.
Taetsia fruticosa var. ferrea Standl.
Taetsia terminalis (L.) W. Wight ex Saff. [1]

和名
センネンボク、センネンソウ
英名
Ti Tree

センネンボクセンネンソウ[2]ティー英語: Ti Tree)は学名を Cordyline fruticosa とする、リュウゼツラン科APG IVではキジカクシ科)センネンボク属(コルディリネ属)に属する植物。背の高い喬木で、広い葉「ティー・リーフ」を有する。片仮名でコルディリネあるいはコルジリネ、漢字では千年木と表記されることもある[3]。葉はハワイフラの踊り手のスカートなどに使われている。

特徴

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常緑性であり、園芸品種の場合、樹高は最大で2メートル程度。品種にもよるが、新葉は鮮やかな赤色や黄色を帯び、葉が古くなると暗色に落ち着いてくる。ドラセナ属と混同されることがあるが、地下部に多肉質の根茎があるのがセンネンボクの特徴である。原産地は中国南部からオーストラリア北部に広がっており、寒さには比較的弱い。観葉植物としても流通している[3]

園芸品種としてよく知られているものを以下に挙げる[3]

  • アイチアカ Cordyline fruticosa ‘Aichiaca’
  • レッド・エッジ Cordyline fruticosa ‘Red Edge’
  • コンパクタ Cordyline fruticosa ‘Compacta’
  • ハクバ Cordyline fruticosa ‘Hakuba’
  • ドリーミー Cordyline fruticosa ‘Dreamy’

炭疽病に感染する例が見つかっており、感染した葉は円形に黒ずんで枯れる[4]

ハワイでの利用

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センネンボクはハワイ語ではキー)またはラーイーlāʻī)と呼ばれ[5]。もともとはパプアニューギニアポリネシアなどの南洋諸島の原産で、ハワイ諸島にはポリネシアからの移民によってもたらされたと考えられている。 [6]

センネンボクの地下茎は少し甘く食用に供され、葉はラウラウなどの料理にも使われ、カヌーの綱、衣服としても利用されて、ハワイフラの踊り手のスカート(ライー・スカート)にも使われている。[7]

古代ハワイではセンネンボクは神聖のものと考えられていて、その葉をの葉の大きさに切って整えてから編んだレイカフナ(神官)、アリイ(王族)階級のみに許されていた。

脚注

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  1. ^ a b Cordyline fruticosa Tropicos
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-).「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info (2018年12月24日).
  3. ^ a b c コルジリネの基本情報”. みんなの趣味の園芸. NHK出版. 2020年1月31日閲覧。
  4. ^ 花き病害図鑑 野菜花き研究部門 コルジリーネ”. 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構. 2020年1月31日閲覧。
  5. ^ 近藤純夫『フラの花100 ハワイで出会う祈りの植物』平凡社、2012年、82-3頁。ISBN 978-4-582-54247-9
  6. ^ キー/ティー(ハワイの花・植物・野鳥図鑑)
  7. ^ ティー・リーフ

関連項目

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