And so this is Xmas

And so this is Xmas
著者 秦建日子
発行日 2016年11月24日
発行元 河出書房新社
ジャンル 長編小説
サスペンス
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 314
公式サイト www.kawade.co.jp
コード ISBN 978-4-309-02513-1
ISBN 978-4-309-41721-9文庫判
ウィキポータル 文学
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And so this is Xmas』(アンド ソー ディス イズ クリスマス)は、秦建日子による長編小説河出書房新社より2016年11月24日に刊行された[1]東京を舞台とした連続爆弾テロ事件を巡るクライムサスペンス

刊行にあわせて秦の脚本・演出で舞台化され、劇団「秦組」によりHATAGUMI vol.7公演として同年9月から10月に上演された[2]

2019年12月3日には『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』と改題され、河出文庫より文庫化[1]。また、2020年には『サイレント・トーキョー』のタイトルで実写映画化され[1][3][4]、同年12月4日に公開[5]

あらすじ

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12月22日……。『東京恵比寿の商業施設に爆弾を仕掛けた。午後12時ちょうどに爆発する』といった内容の脅迫メールがテレビ局に入った。「どうせガセだろう」と、記者の来栖公太と高沢は半信半疑で現場に取材に行く。

現場に着くと、山口アイコという女性がベンチに座っていて、彼女はすぐさま高沢を身代わりにベンチに座らせた。 彼女によると、「ベンチの下に爆弾があり、30キロより軽くなると爆発する」という。

その後、実際に12時に高沢のすぐ後ろのゴミ箱が爆発し、商業施設は大パニックになる。ベンチから動けず、一人取り残される高沢だったが、爆弾処理班が到着し、液体窒素で爆弾を無力化しようと試みるが……。

犯人は、これは『戦争』だとし、後の12月24日の渋谷駅スクランブル交差点の爆破テロ事件に繋がっていく。

登場人物

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  • 朝比奈仁:テロ事件の容疑者。
  • 来栖公太:ニュースドクター契約社員。
  • 高沢雅也:来栖の同僚。
  • 山口アイコ:通りががりの女性。
  • 世田志乃夫:渋谷署刑事
  • 泉大輝:渋谷署新人刑事。
  • 須永基樹:不可解な行動をとる孤独なIT企業家。
  • 高梨真奈美:興味本位で犯行予告現場に来てしまう会社員。
  • 印南綾乃:真奈美の同僚。同じく犯行予告現場に赴く。

書誌情報

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舞台

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劇団「秦組」により、HATAGUMI vol.7公演としてシアターグリーンBOX in BOX THEATERにて2016年9月24日から10月23日に全25公演にて上演された[1]。併演は秦組vol.8公演『月の子供 the Musical』[2]

キャスト(舞台)

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スタッフ(舞台)

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  • 脚本・演出 - 秦建日子
  • 音楽 - 立石一海
  • 音響 - TAISHI
  • 照明プラン - 島田昌明(銀河プロジェクト)
  • 照明当日オペ - 西重明博
  • 演出助手 - 矢本翼子、森由月
  • 美術 - 青木拓也
  • 舞台監督 - 川名浩介(Ask)
  • 振付 - 平山佳延
  • 衣裳 - 椎木三奈(Ask)
  • ヘアメーク - コウゴトモヨ
  • 票券 - 倉重千登世(オンステージ・ミキ)
  • 現場制作 - 古河聰(Ask)
  • 製作 - 秦組

映画

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サイレント・トーキョー
Silent Tokyo
監督 波多野貴文
脚本 山浦雅大
原作 秦建日子
『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』
製作 在原遥子
川田亮
長谷川晴彦
小柳智則
製作総指揮 石黒研三
安藤親広
出演者 佐藤浩市
石田ゆり子
西島秀俊
中村倫也
広瀬アリス
井之脇海
勝地涼
毎熊克哉
加弥乃
白石聖
庄野崎謙
金井勇太
大場泰正
野間口徹
財前直見
鶴見辰吾
音楽 大間々昂
主題歌 Awich
Happy X-mas (War Is Over)
撮影 山田康介
編集 穗垣順之助
制作会社 ROBOT
製作会社 Silent Tokyo Film Partners
配給 東映
公開 日本の旗 2020年12月4日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 4億4000万円[6]
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サイレント・トーキョー』のタイトルで、2020年12月4日に公開[5]。監督は波多野貴文、主演は佐藤浩市[3][4]

あらすじ (映画)

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キャスト(映画)

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スタッフ(映画)

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脚注

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  1. ^ a b c d 秦建日子 (2019年11月6日). “☆『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』文庫化、そして映画化のお知らせ☆”. 秦建日子 公式ブログ. 2020年7月27日閲覧。
  2. ^ a b HATAGUMI”. 秦組. 2016年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月27日閲覧。
  3. ^ a b 『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』実写映画化決定!』(プレスリリース)東映、2019年11月6日https://www.toei.co.jp/release/movie/1215356_979.html2020年7月27日閲覧 
  4. ^ a b “佐藤浩市×石田ゆり子×西島秀俊! 聖夜のテロを描く「サイレント・トーキョー」20年冬公開”. 映画.com. (2019年11月6日). https://eiga.com/news/20191106/1/ 2020年7月27日閲覧。 
  5. ^ a b “佐藤浩市×石田ゆり子×西島秀俊「サイレント・トーキョー」12月4日公開&映像初披露”. 映画.com. (2020年7月17日). https://eiga.com/news/20200717/4/ 2020年7月27日閲覧。 
  6. ^ キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.22
  7. ^ a b c d e f “「サイレント・トーキョー」に鶴見辰吾、財前直見、野間口徹、大場泰正、加弥乃ら9名”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年8月6日). https://natalie.mu/eiga/news/390712 2020年8月6日閲覧。 
  8. ^ 巧妙に仕組まれたサスペンスのピースとなる疑惑の関係者が続々!第二弾キャスト解禁”. 映画『サイレント・トーキョー』公式サイト. 映画『サイレント・トーキョー』NEWS (2020年8月6日). 2020年8月6日閲覧。
  9. ^ “Awich、爆破テロ描いた映画でジョン・レノン&オノ・ヨーコの反戦歌をカバー”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2020年7月17日). https://natalie.mu/music/news/388032 2020年7月27日閲覧。 

外部リンク

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小説
舞台
映画