サム・シェパード
サム・シェパード Sam Shepard | |
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映画『ステルス』の撮影現場にて | |
本名 | Samuel Shepard Rogers III[1] |
生年月日 | 1943年11月5日 |
没年月日 | 2017年7月27日(73歳没) |
出生地 | アメリカ合衆国 イリノイ州フォート・シェリダン |
死没地 | アメリカ合衆国 ケンタッキー州 |
職業 | 俳優、劇作家 |
主な作品 | |
『ライトスタッフ』 『ブラックホーク・ダウン』 『ジェシー・ジェームズの暗殺』 |
サミュエル・”サム”・シェパード・ロジャース3世(Samuel "Sam" Shepard Rogers III、1943年11月5日 - 2017年7月27日[2])は、アメリカ合衆国イリノイ州出身の俳優・劇作家。俳優としてよく知られているが、本職は劇作家である。
略歴
[編集]1960年代にニューヨークに移り、書いた戯曲がオフ・オフ・ブロードウェイなどで上演され、何度もオビー賞を受賞した。1979年には戯曲『埋められた子供』でピューリツァー賞も受賞している。
1978年の『天国の日々』あたりから俳優として映画に出始め、『ライトスタッフ』ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされてもいる。
私生活
[編集]女優のオーラン・ジョーンズと結婚していたが離婚して、1982年から2009年まで女優のジェシカ・ラングと暮らしていた[3]。
2017年7月27日、自宅で筋萎縮性側索硬化症により死亡した[4]。
戯曲
[編集]- ロック・ガーデン The Rock Garden (1964年)
- 4Hクラブ 4-H Club (1965年)
- イカルスの母 Icarus's Mother (1965年)
- 赤十字 Red Cross (1966年)
- Operation Sidewinder (1970年)
- 埋められた子供 Buried Child (1977年)
- 飢えた階級の呪い Curse of the Starving Class (1978年)
- トゥルー・ウエスト True West (1980年)
- フール・フォア・ラブ Fool for Love (1983年)
- A Lie of the Mind (1985年)
映画脚本
[編集]- 砂丘 Zabriskie Point (1970年)
- パリ、テキサス Paris, Texas (1984年)
- フール・フォア・ラブ Fool for Love (1985年)
- アメリカ、家族のいる風景 Don't Come Knocking (2005年)
出演作品
[編集]映画
[編集]公開年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1978 | レナルド&クララ Renaldo and Clara | ロデオ | 追加台詞(当初は脚本での参加予定であった)。 |
天国の日々 Days of Heaven | チャック(農場主) | ||
1980 | レザレクション/復活 Resurrection | カル | |
1982 | 女優フランシス Frances | ハリー・ヨーク | |
1983 | ライトスタッフ The Right Stuff | チャック・イェーガー | |
1984 | カントリー Country | ギル・アイヴィー | |
1985 | フール・フォア・ラブ Fool for Love | エディ | 脚本/原作/出演 |
1986 | ロンリー・ハート Crimes of the Heart | ドク・ポーター | |
1987 | 赤ちゃんはトップレディがお好き Baby Boom | ジェフ・クーパー | |
1989 | マグノリアの花たち Steel Magnolias | スパッド | |
1990 | ブライト・エンジェル/旅立ちの予感 Bright Angel | ジャック | |
1991 | ボイジャー Homo Faber | ウォルター | |
ディフェンスレス/密会 Defenseless | |||
1992 | サンダーハート Thunderheart | フランク | |
1993 | ペリカン文書 The Pelican Brief | トーマス・キャラハン | |
1994 | 運命の絆 Safe Passage | パトリック・シンガー | |
1995 | ワイルド・メン The Good Old Boys | ターネル | テレビ映画(TNT) |
荒野の追跡者・ラレード通り Streets of Laredo | ピー・アイ・パーカー | テレビ映画(CBS) | |
1997 | イン・マイ・ライフ The Only Thrill | マクヘンリー | |
1998 | ニューヨークの亡霊 Curtain Call | ウィル | |
1999 | ゴースト・アウトローズ Purgatory | フォレスト保安官/ワイルド・ビル・ヒコック | テレビ映画(TNT) |
三十年の愛 ハメット&ヘルマン Dash and Lilly | ダシール・ハメット | テレビ映画(A&E) | |
ヒマラヤ杉に降る雪 Snow Falling on Cedars | アーサー・チェンバーズ | ||
2000 | ハムレット Hamlet | 幽霊 | |
恋と疑惑の果てに One Kill | ネルソン・グレイ | テレビ映画(CBS) | |
すべての美しい馬 All the Pretty Horses | J. C. フランクリン | ||
2001 | プレッジ The Pledge | エリック・ポラック | |
ソードフィッシュ Swordfish | ライズマン上院議員 | ||
心臓を貫かれて Shot in the Heart | フランク・ギルモアSr | テレビ映画(HBO) | |
ブラックホーク・ダウン Black Hawk Down | ガリソン | ||
2002 | レオポルド・ブルームへの手紙 Leo | ヴィック | |
2004 | きみに読む物語 The Notebook | フランク | |
2005 | アメリカ、家族のいる風景 Don't Come Knocking | ハワード・スペンス | 脚本/原案/出演 |
ステルス Stealth | ジョージ・カミングス | ||
2006 | バンディダス Bandidas | ビル・バック | |
2007 | ジェシー・ジェームズの暗殺 The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford | フランク・ジェームズ | |
2008 | プリズン・サバイブ Felon | ゴードン | |
New York 結婚狂騒曲 The Accidental Husband | ワイルダー | ||
2009 | マイ・ブラザー Brothers | ハンク・ケイヒル | |
2010 | フェア・ゲーム Fair Game | サム・プレイム | |
7デイズ Inhale | ジェームズ・ハリソン | ||
2011 | ブッチ・キャシディ -最後のガンマン- Blackthorn | ジェームズ | |
2012 | デンジャラス・ラン Safe House | ハーラン・ホイットフォード | |
ジャッキー・コーガン Killing Them Softly | ディロン | ||
MUD -マッド- Mud | トム・ブランケンシップ | ||
2013 | 8月の家族たち August: Osage County | ビバリー・ウェストン | |
ファーナス/訣別の朝 Out of the Furnace | ジェラルド・"レッド"・ベイズ | ||
2014 | コールド・バレット 凍てついた七月 Cold in July | ベン・ラッセル | |
2015 | 涙のメッセンジャー 14歳の約束 Ithaca | ウィリアム・グローガン | 日本劇場未公開、WOWOWで放映 |
2016 | 疑わしき戦い In Dubious Battle | ミスター・アンダーソン | |
ミッドナイト・スペシャル Midnight Special | カルヴィン・メイヤー |
テレビシリーズ
[編集]放映年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
2014 | クロンダイク・ゴールドラッシュ Klondike | ジャッジ神父 | ミニシリーズ、計6話出演 |
2015-2016 | BLOODLINE ブラッドライン Bloodline | ロバート・レイバーン | 計6話出演 |
著作
[編集]- 諏訪優、菅野彰子 訳『ディランが街にやってきた―ローリング・サンダー航海日誌』サンリオ、1978年。
- ボブ・ディランを中心とするライブツアー「ローリング・サンダー・レヴュー」に同行した様子を、主観的に綴っている。
- 畑中佳樹 訳『モーテル・クロニクルズ』筑摩書房、1986年10月24日。ISBN 4-480-83086-3。
出典
[編集]- ^ Shewey, Don (1997). Sam Shepard. Perseus Books Group. ISBN 9780306807701. オリジナルのApril 14, 2017時点におけるアーカイブ。 December 14, 2015閲覧。[リンク切れ]
- ^ “訃報 サム・シェパードさん73歳=米劇作家、俳優”. 毎日新聞 (2017年8月1日). 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月5日閲覧。
- ^ “1982年から交際していたジェシカ・ラングとサム・シェパードが別れていたことが発覚”. シネマトゥデイ (2011年12月20日). 2024年11月5日閲覧。
- ^ “サム・シェパードが死去。ライター、カウボーイ、真の意味での愛国主義者”. Yahoo! JAPANニュース (2017年8月1日). 2024年11月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- サム・シェパード - allcinema
- サム・シェパード - KINENOTE
- Sam Shepard - IMDb
- Sam Shepard - インターネット・ブロードウェイ・データベース
- Sam Shepard - Internet Off-Broadway Database
- Sam Shepard - Bucknell University