ザック・ラビーン

ザック・ラビーン
Zach LaVine
シカゴ・ブルズでのラビーン
(2022年)
シカゴ・ブルズ  No.8
ポジション SG / SF
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1995-03-10) 1995年3月10日(29歳)
出身地 ワシントン州の旗 ワシントン州レントン
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 91kg (201 lb)
ウィングスパン 204cm  (6 ft 9 in)[1]
シューズ ニューバランス[2]
キャリア情報
高校 ボセル高等学校英語版
大学 UCLA
NBAドラフト 2014年 / 1巡目 / 全体13位[1]
プロ選手期間 2014年–現在
経歴
2014-2017ミネソタ・ティンバーウルブズ
2017-シカゴ・ブルズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
金メダル - 1位 2021 東京 チーム

ザッカリー・トーマス・ラビーンZachary Thomas LaVine, [ləˈvn] lə-VEEN; 1995年3月10日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州レントン出身のプロバスケットボール選手。NBAシカゴ・ブルズに所属している。ポジションはシューティングガードまたはスモールフォワード

経歴

[編集]

生い立ち~UCLA

[編集]

アメリカンフットボール選手だった父とソフトボール選手だった母との間に生まれたラヴィーンは、高校時代はワシントン州の "ミスター・バスケットボール" として鳴らした[3]。大学は地元のワシントン大学からのリクルートがあったもののUCLAに進学し、カイル・アンダーソンなどとプレーした[4]

ミネソタ・ティンバーウルブズ

[編集]

大学では1年間プレーしただけで2014年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明。13位でミネソタ・ティンバーウルブズから指名された。 2014年12月6日のサンアントニオ・スパーズ戦で、22得点、10アシストの"ダブル・ダブル"を達成。2015年のNBAオールスターゲームのウィークエンド期間中のスラムダンクコンテストでは、豪快な演技を見せつけ、見事に優勝した[5]。更に翌年のライジング・スターズ・チャレンジでは、両チーム最多の30得点を記録し、MVPに選出され[6]、スラムダンクコンテストも連覇を達成した。

2016年11月9日のオーランド・マジック戦では、自己最多の37得点を記録した[7]。しかし、2017年2月3日のデトロイト・ピストンズ戦で左膝の前十字靭帯を断裂する重傷を負い、手術の為に2016-17シーズン残り全試合を欠場することになった[8]

シカゴ・ブルズ

[編集]

2017年のNBAドラフト開催日、シカゴ・ブルズとの間でジミー・バトラーを含む大型トレードが遂行され、クリス・ダンとティンバーウルブズが7位で指名したラウリ・マルカネンの交渉権との交換でブルズに移籍した[9]

2018年1月13日に行われたデトロイト・ピストンズ戦で約11ヶ月振りに怪我から復帰した。この試合でラヴィーンは14得点を記録し、チームの勝利に貢献した[10]2018-2019シーズンオフに制限付きFAとなり、サクラメント・キングスが提示した4年7800万ドルのオファーシートにサインしたが、後日ブルズが同額の条件を提示したためブルズ残留が決まった。

2019年11月23日に行われたシャーロット・ホーネッツ戦において、4Q残り3秒から決めた逆転のシュートを含め、合計13本のスリーポイントシュートを沈めて自身のキャリアハイ得点を49点に更新した(試合は116-115で勝利)[11]

2021年2月10日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦にて、9本の3ポイント成功を含むシーズンハイの46得点を記録し、129-116で勝利した[12]。平均得点とシュート成効率がキャリアハイとなった今シーズンは活躍が認められ、2021年2月24日に自身初のNBAオールスターゲームのリザーブに選出された。ブルズの選手がオールスターに選出されるのは2017年ジミー・バトラー以来である[13]

2021-22シーズンの11月19日、デンバー・ナゲッツとのアウェー戦でシーズンハイの36得点を記録し、114-108で勝利した[14]

プレースタイル

[編集]

歴代のスラムダンクコンテスト優勝者と比べても突出したパフォーマンスができ、試合中でも速攻などの機会にはすかさず観客を沸かせる。しかしながら、スラムダンクコンテストのイメージとは裏腹に、NBAトレンドとなりつつあるキャッチアンドリリースとプルアップジャンパー両方が得意なコンボガードである。そのため、オフェンスに関しては短時間での得点量産を見込める。

個人成績

[編集]
略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

[編集]

レギュラーシーズン

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 MIN 77 40 24.7 .422 .341 .842 2.8 3.6 .7 .1 10.1
2015–16 82 33 28.0 .452 .389 .793 2.8 3.1 .8 .2 14.0
2016–17 47 47 37.2 .459 .387 .836 3.4 3.0 .9 .2 18.9
2017–18 CHI 24 24 27.3 .383 .341 .813 3.9 3.0 1.0 .2 16.7
2018–19 63 62 34.5 .467 .374 .832 4.7 4.5 1.0 .4 23.7
2019–20 60 60 34.8 .450 .380 .802 4.8 4.2 1.5 .5 25.5
2020–21 58 58 35.1 .507 .419 .849 5.0 4.9 .8 .5 27.4
2021–22 67 67 34.7 .476 .389 .853 4.6 4.5 .6 .3 24.4
2022–23 77 77 35.9 .485 .375 .848 4.5 4.2 .9 .2 24.8
2023–24 25 23 34.9 .452 .349 .854 5.2 3.9 .8 .3 19.5
通算 580 491 32.5 .464 .382 .834 4.1 3.9 .9 .3 20.5
オールスター 2 0 19.5 .588 .400 .500 3.5 3.0 1.5 .0 12.5

プレーオフ

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2022 CHI 4 4 38.3 .429 .375 .933 5.3 6.0 .8 .3 19.3
通算 4 4 38.3 .429 .375 .933 5.3 6.0 .8 .3 19.3

カレッジ

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013-14 UCLA 37 1 24.4 .441 .375 .691 2.5 1.8 .9 .2 9.4

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ Zach-LaVine”. draftexpress.co (2014年). 2021年11月22日閲覧。
  2. ^ Bulls' Zach LaVine agreed to terms with Adidas on a four-year endorsement deal
  3. ^ http://www.seattletimes.com/sports/high-school/bothells-zach-lavine-shoots-for-the-top-boys-basketball/
  4. ^ http://www.uclabruins.com/ViewArticle.dbml?DB_OEM_ID=30500&ATCLID=209468106
  5. ^ http://mobile.nytimes.com/2015/02/15/sports/basketball/zach-lavine-with-nod-to-michael-jordan-soars-to-victory-in-slam-dunk-contest.html?_r=0&referrer=
  6. ^ Zach LaVine highlights Rising Stars with 30 points, 7 boards
  7. ^ Zach LaVine 37 Points Career High, 7 3-Pointers Made
  8. ^ ウルブズのザック・ラビーンが左ひざ前十字靭帯断裂、今季残り試合欠場へ NBA JAPAN
  9. ^ ウルブズとブルズがジミー・バトラーを含むトレード成立を発表 NBA JAPAN
  10. ^ ブルズがザック・ラビーン復帰戦を勝利で飾る”. NBA.com (2018年1月14日). 2018年1月14日閲覧。
  11. ^ Chicago Bulls”. NBC Sports Chicago. 2019年11月25日閲覧。
  12. ^ LaVine, White Combine For 76 Points, 17 3-Pointers”. NBA. March 5, 2021閲覧。
  13. ^ Collier, Jamal; Prince, Deantae (February 23, 2021). “Zach LaVine selected as reserve for 2021 All-Star Game in Atlanta, becoming first Chicago Bulls player to appear in the showcase since Jimmy Butler”. Chicago Tribune. https://www.chicagotribune.com/sports/bulls/ct-chicago-bulls-zach-lavine-all-star-reserves-2021-20210224-syj5qpqmrfgkjoggj54giil4gq-story.html February 24, 2021閲覧。 
  14. ^ Chicago Bulls hold off the Denver Nuggets 114-108 behind Zach LaVine’s 36 points, finishing 3-2 on a tough West Coast trip”. chicagotribune.com. 2021年11月24日閲覧。

外部リンク

[編集]