ジョン・デイヴィス・ロング

ジョン・ロング
John Long
マサチューセッツ州共和党（英語版）会長
任期 1902年 – 1903年
前任者	A・H・ゲッティング
後任者	トーマス・タルボット（英語版）
第34代アメリカ合衆国海軍長官
任期 1897年3月6日 – 1902年4月30日
大統領	ウィリアム・マッキンリー セオドア・ルーズベルト
前任者	ヒラリー・A・ハーバート
後任者	ウィリアム・ムーディ
第32代マサチューセッツ州知事
任期 1880年1月8日 – 1883年1月4日
副知事	バイロン・ウェストン（英語版）
前任者	トーマス・タルボット（英語版）
後任者	ベンジャミン・バトラー
アメリカ合衆国下院議員 マサチューセッツ州マサチューセッツ州2区選出
任期 1883年3月4日 – 1889年3月3日
前任者	ベンジャミン・W・ハリス（英語版）
後任者	イライジャ・A・モース（英語版）
第31代マサチューセッツ州副知事
任期 1879年1月2日 – 1880年1月8日
知事	トーマス・タルボット（英語版）
前任者	ホレイショ・G・ナイト（英語版）
後任者	バイロン・ウェストン（英語版）
マサチューセッツ州下院議長（英語版）
任期 1876年 – 1878年
前任者	ジョン・E・サンフォード（英語版）
後任者	リーヴァイ・C・ウェイド（英語版）
個人情報
生誕	John Davis Long (1838-10-27) 1838年10月27日 アメリカ合衆国 メイン州バックフィールド（英語版）
死没	(1915-08-28) 1915年8月28日（76歳没） アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ヒンガム（英語版）
政党	共和党
配偶者	メアリー・グローヴァー (結婚 1869年; 死別 1882年) アグネス・ピアース
子供	3人
教育	ハーバード大学 (BA、LLB)
署名

ジョン・デイヴィス・ロング（John Davis Long, 1838年10月27日 - 1915年8月28日）は、アメリカ合衆国の政治家。1880年から1883年まで第32代マサチューセッツ州知事を、1897年から1902年まで第34代アメリカ合衆国海軍長官を務めた。

1838年、ロングはメイン州バックフィールドで生まれた。ロングは地元の公立学校で学び、ヘブロン・アカデミーで中等教育を受けた。1857年、ロングはハーバード大学の一般教養学科を卒業し、マサチューセッツ州のウェストフォード・アカデミーで教員となった。ロングはハーバード大学法学大学院で法学を学び、1860年に法律の学位を取得した。

ロングはマサチューセッツ州内の個人事務所で実務経験を積み、1861年に弁護士として認可を受けた。ロングはメイン州バックフィールドに戻り、弁護士業を開業した。1863年、ロングはマサチューセッツ州ボストンへ移り、弁護士業を継続した。1869年、ロングは同州ヒンガムに移った。

1874年、民主党はロングをマサチューセッツ州下院議員選挙の党候補者として指名し、ロングはそれを受諾した。だが間もなくロングは共和党に鞍替えし、1875年に共和党からマサチューセッツ州下院議員に選出された。ロングは1878年までマサチューセッツ州下院議員を務め、1876年からは下院議長も務めた。

その後ロングは1879年にマサチューセッツ州副知事を、1880年から1882年までマサチューセッツ州知事を務めた。

1882年、ロングは共和党員として、マサチューセッツ州からアメリカ合衆国下院議員に選出された。ロングは1883年から1888年まで、3期6年にわたって合衆国下院議員を務めた。ロングは海運委員会、通商委員会、および歳出委員会の委員を務めた。1888年、ロングは共和党から4選目への出馬を要請されたが、辞退した。下院議員退任後、ロングはボストンで弁護士業に復帰した。

1897年、ロングはウィリアム・マッキンリー大統領から海軍長官に指名された。1898年に米西戦争が開戦すると、ロングは合衆国海軍を纏め上げ、対応に当たった。

マッキンリー大統領暗殺後、ロングは後任となったセオドア・ルーズベルト大統領の下でも海軍長官を継続した。ルーズベルトは第1次マッキンリー政権時代に海軍次官補を務めた、ロングのかつての部下であった。ルーズベルトは軍備の拡張政策をとり、その音頭の下にロングは「新しいアメリカ海軍」の成長の礎を築いた。

1902年に海軍長官を退任後、ロングはマサチューセッツ州へと戻り、合衆国海軍や米西戦争に関する著作活動を行った。また、政治的な議論にも関与した。そして1915年、ロングはマサチューセッツ州ヒンガムで死去した。ロングの遺体はヒンガム市内のヒンガム墓地に埋葬された。

ロングの死後、合衆国海軍ではその功績を称えて、駆逐艦ロング (USS Long, DD-209) にその名が付けられた。

• 父親: ゼイドック・ロング (Zadoc R. Long, 1800-1873)
• 母親: ジュリア・テンプル・デイヴィス (Julia Temple Davis, 1807-1869)

• 妻: エラ・スミス (Mary Woodward Glover, 1845-1882)
  • 結婚: 1870年9月13日

• 子供:
  • マーガレット・ロング (Margaret Long, 1873-????)
  • ヘレン・ロング (Helen Long, 1875-????)

• United States Congress. "ジョン・デイヴィス・ロング (id: L000423)". Biographical Directory of the United States Congress (英語).
• Interactive State House - マサチューセッツ州政府のウェブサイト[1]内の、ロングの項目（英語）

表 話 編 歴 マサチューセッツの総督と州知事
植民地 (1629-86年)	エンデコット ウィンスロップ T・ダドリー ヘインズ ベイン ウィンスロップ T・ダドリー ベリンガム ウィンスロップ エンデコット T・ダドリー ウィンスロップ エンデコット T・ダドリー エンデコット ベリンガム エンデコット ベリンガム レバレット ブラッドストリート
自治領（英語版） (1686-89年)	J・ダドリー アンドロス ブラッドストリート
直轄植民地 (1692-1776年)	W・フィップス ストートン ベロモント ストートン 総督評議会（英語版） J・ダドリー 総督評議会（英語版） J・ダドリー テイラー シュート ダマー バーネット ダマー テイラー ベルチャー シャーリー S・フィップス（英語版） シャーリー S・フィップス（英語版） 総督評議会（英語版） パウナル ハッチンソン バーナード ハッチンソン ゲイジ
連邦 (1776年以降)	ハンコック クッシング ボーディン ハンコック アダムズ サムナー ギル 知事評議会（英語版） ストロング サリバン リンカーン・シニア ゴア ゲリー ストロング ブルックス ユースティス モートン リンカーン・ジュニア デイビス アームストロング エヴァレット モートン デイビス モートン ブリッグス バウトウェル クリフォード E・ウォシュバーン ガードナー バンクス アンドリュー（英語版） ブロック（英語版） クラフリン（英語版） W・ウォッシュバーン（英語版） タルボット（英語版） ガストン（英語版） ライス（英語版） タルボット（英語版） ロング バトラー ロビンソン（英語版） エイムズ（英語版） ブラケット（英語版） ラッセル（英語版） グリーンハルジ（英語版） ウォルコット（英語版） クレーン（英語版） ベイツ（英語版） ダグラス（英語版） ギルド ドレイパー（英語版） フォス（英語版） ウォルシュ（英語版） マッコール（英語版） クーリッジ コックス（英語版） フラー（英語版） アレン（英語版） エリー（英語版） カーリー（英語版） ハーリー（英語版） サルトンストール（英語版） トービン（英語版） ブラッドフォード（英語版） デヴァー（英語版） ハーター フルコロ（英語版） ヴォルプ（英語版） ピーボディ（英語版） ヴォルプ（英語版） サージェント（英語版） デュカキス キング（英語版） デュカキス ウェルド チェルッチ（英語版） スウィフト（英語版） ロムニー パトリック（英語版） ベイカー（英語版） ヒーリー（英語版）
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