スターリング・シャープ(Sterling Sharpe, 1965年4月6日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデール出身のアメリカンフットボールの元選手・解説者。現役時のポジションはワイドレシーバー。弟は、2011年にプロフットボール殿堂入りしたシャノン・シャープ。
1988年のNFLドラフト(英語版)でグリーンベイ・パッカーズから1巡目全体7位で指名されてNFL入りした。1年目から全試合に出場し、2年目の1989年シーズンにはレシーブ数1位となり、オールプロ第1チーム、プロボウルに選出されるなど、リーグを代表するワイドレシーバーとなった。1992年シーズンにQBブレット・ファーブがアトランタ・ファルコンズから移籍してチームに合流すると、レシーブ数、レシーブヤード、レシーブTDの3部門で1位となり、全盛期を迎えた。
しかし、シャープは、1994年シーズン第16週の試合中に首を負傷をして途中退場した。翌週の試合に出場したが、シーズン終了後の検査で、首の負傷が重大なものであり、現役継続にはリスクの高い手術が必要であることが判明した。シャープは現役続行を諦め、リーグ1位となる自己最高の18タッチダウンを決めた全盛期のシーズンをもって、引退することとなった[1]。
1993年のレシーブ回数、1994年のレシーブタッチダウン回数は、いずれもパッカーズのチーム記録であった。2020年にダバンテ・アダムスがシャープの記録に並ぶ18タッチダウン、新記録となる115回のレシーブをあげた。
引退後は、NFLネットワークの解説者に就任した。
年 | チーム | 先発 | レシービング | ラッシング | ファンブル |
Rec | Yards | Avg | TD | Long | Y/G | Att | Yds | TD |
1988 | パッカーズ | 16 | 55 | 791 | 14.4 | 1 | 51 | 49.4 | 4 | –2 | 0 | 3 |
1989 | 16 | 90 | 1,423 | 15.8 | 12 | 79 | 88.9 | 2 | 25 | 0 | 1 |
1990 | 16 | 67 | 1,105 | 16.5 | 6 | 76 | 69.1 | 2 | 14 | 0 | 0 |
1991 | 16 | 69 | 961 | 13.9 | 4 | 58 | 60.1 | 4 | 4 | 0 | 1 |
1992 | 16 | 108 | 1,461 | 13.5 | 13 | 76 | 91.3 | 4 | 8 | 0 | 2 |
1993 | 16 | 112 | 1,274 | 11.4 | 11 | 54 | 79.6 | 4 | 8 | 0 | 1 |
1994 | 16 | 94 | 1,119 | 11.9 | 18 | 49 | 69.9 | 3 | 15 | 0 | 1 |
通算 | 112 | 595 | 8,134 | 13.7 | 65 | 79 | 72.6 | 23 | 72 | 0 | 9 |
[2]
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AP通信 オールプロ ファーストチーム選出(3回) |
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