タマ・プロダクション

株式会社タマ・プロダクション
TAMA PRODUCTION CO.,LTD.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
203-0052
東京都東久留米市幸町1丁目4番4号
当麻ビル1・2階[1]
設立 1965年1月
廃止 2011年3月9日(破産手続開始)
業種 情報・通信業
事業内容 アニメーションの企画・制作
代表者 田中道哉(田中三千哉)[1]
関係する人物 田中英二(創業者)
外部リンク 公式サイト - ウェイバックマシン(2007年10月26日アーカイブ分)
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株式会社タマ・プロダクション: TAMA PRODUCTION CO.,LTD.)は、かつて存在した日本アニメ制作会社

概要

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1965年1月、少女漫画家出身のアニメーターの田中英二が作画スタジオのタマ・スタジオとして設立[2]

1965年放送の『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』など、虫プロダクションを皮切りに主にテレビアニメの作画を担当[3]。1967年4月から放送の『マッハGoGoGo』から竜の子プロダクション作品に参加[4]。以後同社の作画下請けを中心として、タツノコ作品に欠かせない存在となった。少女漫画出身の田中の繊細な女性キャラクターには定評があり、特に毎回ゲストヒロインが登場した1969年の『紅三四郎』では全26話中、17本の作画を担当した[5]。タツノコが総作画監督システムを採用した作品でも、タマプロ担当回だけは修正が入らないという信頼関係を築いていた[6]

1970年1月に株式会社化[7]1970年代に入ると、仕上げスタッフを立ち上げ、仕上げ業務を行うようになる[要出典]。1971年の『正義を愛する者 月光仮面』からはナック(現・ICHI)の作品に参加[8]。実制作を担当した1974年放送のナック作品『チャージマン研!』は後年、2000年代半ばになってカルト作品として人気を博する[9]

1982年に40代半ばで社長の田中英二が死去[2]。以後は田中の実弟の西城隆詞と水村十司がタマプロを代表するアニメーターとして活躍する[10]。社長職は田中英二の弟で西城の兄である田中道哉が引き継いだ[11]

1989年頃からは撮影、制作スタッフを拡充し自社で行える環境を整えようになると、多数の作品でグロス請けを請け負えるほど成長した。中国のアニメ制作会社である常州金鈴美術制作有限公司とは資本提携を結ぶなど、新たな動きも見せる。同社は自社企画による劇場映画制作が中心であり、テレビシリーズの場合はグロス請けで参加する事が多かった[要出典]

1990年代後半から2000年代前半頃にかけては、ディズニー作品やスティーヴン・スピルバーグの会社の作品など、アメリカ大手の合作の下請けが中心となる[10][12]。2007年時点では資本金1,200万円、従業員30名だったが[1]2008年に活動を停止[要出典]。タツノコプロの社長を務めた成嶋弘毅はグループ・タック東京キッズが倒産するアニメ不況の中で、かつて仲間だったタマプロの人もタクシードライバーやトラック運転手に転業したと2010年に記している[13]。2011年3月9日に、東京地方裁判所より破産手続開始決定を受け倒産した[14][15][16]

タマプロダクション」とクレジットされることもあった。

主な作品

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テレビアニメ

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劇場アニメ

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OVA

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作画担当作品

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テレビアニメ
ビデオゲーム

関連人物

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関連項目

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出典

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  1. ^ a b c 会社概要" タマ・プロダクション公式サイト内
  2. ^ a b 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、p.5
  3. ^ 作品紹介 タマ・プロダクション公式サイト内
  4. ^ 笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる 私のマンガ道とアニメ道』ワニブックス、2000年、p.101
  5. ^ 須田正己×梅津泰臣」『オトナアニメCOLLECTION いまだから語れる70年代アニメ秘話 テレビまんがの時代』オトナアニメ編集部編著、洋泉社、2012年、p.78
  6. ^ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、p.116
  7. ^ 野田真外編著『前略、押井守様。』フットワーク出版、1998年、p.233
  8. ^ 国内アニメーション タマ・プロダクション公式サイト内
  9. ^ 岡田斗司夫、唐沢俊一、眠田直『オタクアミーゴスの逆襲』楽工社、2009年、pp.11-21
  10. ^ a b 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、p.113
  11. ^ 一度は読んでみてほしい。老若男女の心に響くX'masストーリー絵本化計画! CAMPFIRE 2020年4月27日閲覧
  12. ^ 日経BP社技術研究部編「第五章 デジタルで製作現場が変わる 二.人材の育成と確保に行かす アニメ製作労働者による労働環境改善運動」『アニメ・ビジネスが変わる―アニメとキャラクター・ビジネスの真実』日経BP社、1999年6月17日、ISBN 4-8222-2550-X、186頁。
  13. ^ 成嶋弘毅「『ソフトパワー大国ニッポン』の大嘘」『新潮45』2010年12月号、p.159
  14. ^ [1][リンク切れ]
  15. ^ 株式会社タマ・プロダクションの破産情報 平成23年(フ)第2558号 破産データバンク
  16. ^ 官報』第5518号 2011年3月18日付
  17. ^ https://web.archive.org/web/20040716034147fw_/http://anime_list.at.infoseek.co.jp/list/2001/05.html
  18. ^ 「プロフェッショナル探訪 Vol.47 岸義之」『アニメージュ』1984年10月号、p.95
  19. ^ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、p.114

外部リンク

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