テレビ朝日系列日曜夕方6時台枠のアニメ
『テレビ朝日系列日曜夕方6時台枠のアニメ』(テレビあさひけいれつにちようゆうがたろくじだいわくのアニメ)は、かつてテレビ朝日系列の日曜18時台(JST)に放送されたテレビアニメの作品一覧である。
この時間帯は時期によって放送枠変動があるため、便宜上、1960年代までの作品は「第1期」、1970年代の作品は「第2期」として記述する。また「▲」マークは海外作品を表す。
第1期
[編集]歴史
[編集]初作品は極めて古く、なんとテレビ朝日開局2週間後の1959年2月15日に開始した海外作品『珍犬ハックル』(中断有り)。その後はしばらく中断し[1]、1963年10月6日に同じく海外作品『ドラ猫大将』で再開したが、1964年1月に火曜18:15から移動したばかりの海外作品『ベニーの冒険旅行』との枠交換で後半枠に移動、その後同年6月7日に、この枠では初の国産作品である東映動画(現:東映アニメーション)作品『少年忍者風のフジ丸』を開始し、一方の前半枠は1964年9月13日に土曜18:15から海外作品『ナッティ・ドリームランド』を放送したが、『ナッティ』は2ヶ月で終わり、『フジ丸』も1965年1月3日放送を最後に火曜19:30に移動、その後1968年11月10日から18:25枠でアニメ再放送を行ったものの、終了後はこの枠のアニメは長期中断となる。
放送作品一覧
[編集]18時00分 - 18時30分
[編集]- 珍犬ハックル(1959年2月15日 - 8月30日)[2] ▲
- (この間、海外ドラマ『サーカス・ボーイ』)
- 続 珍犬ハックル(1959年12月6日 - 1960年3月27日)[2]▲
- (この間、プロ野球薄暮試合中継など放送)
- ドラ猫大将(1963年10月6日 - 1964年1月12日)▲ - 枠交換で30分繰り下げ。
- ベニーの冒険旅行(1964年1月19日 - 3月29日)▲ - 枠交換で30分繰り上げ。
- (この間、プロ野球薄暮試合中継)
- ナッティ・ドリームランド(1964年9月13日 - 10月25日)▲ - 土曜18:15より移動。
18時30分 - 19時00分
[編集]- ベニーの冒険旅行(1964年1月5日 - 1月12日)▲ - 火曜18:15より移動。この後枠交換で30分繰り上げ。
- ドラ猫大将(1964年1月19日 - 5月)▲ - 枠交換で30分繰り下げ。
- 少年忍者風のフジ丸(1964年6月7日 - 1965年1月3日)[3] - 火曜19:30へ移動。
18時25分 - 18時55分
[編集]- サイボーグ009(第1作、再放送)(1968年11月10日 - 1969年2月16日)
- ファイトだ!!ピュー太(再放送)(1969年2月23日 - 3月30日) - つなぎ番組。
NET系 日曜18:00 - 18:30枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
(開局前) | テレビ朝日系列 日曜夕方6時枠のアニメ (1959年2月 - 8月) | |
サーカス・ボーイ | テレビ朝日系列 日曜夕方6時枠のアニメ (1959年12月 - 1960年3月) | |
テレビ朝日系列 日曜夕方6時枠のアニメ (1963年10月 - 1964年3月) | プロ野球薄暮試合中継 または 映画番組 (16:30 - 18:30) | |
プロ野球薄暮試合中継 または 映画番組 (16:30 - 18:30) | テレビ朝日系列 日曜夕方6時枠のアニメ (1964年9月 - 10月) |
NET系 日曜18:30 - 19:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
テレビ朝日系列 日曜夕方6時30分枠のアニメ (1964年1月 - 1965年1月) |
NET 日曜18:25 - 18:55枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ショック ↓ 「NET杯争奪 富士チャンピオンレース」 中継ほか | テレビ朝日系列 日曜夕方6時25分枠のアニメ (1968年11月 - 1969年3月) |
第2期
[編集]歴史
[編集]長期に渡って続いた1時間体制が終了した1975年10月5日から、この枠は18:00 - 18:25と18:25 - 18:55に分割し[4]、まず18:00枠で東映動画制作による巨大ロボットアニメ『鋼鉄ジーグ』を開始。「磁力でパーツを合体させる」設定が玩具でも再現できて人気作となり、その後も『マグネロボシリーズ』が継続。一方の18:25枠は1976年3月に、歌謡番組までのつなぎとして『キューティーハニー』を2回だけ再放送、半年後からは海外作品を3本放送した。その後1978年4月に18:55のミニ番組枠(『ANNニュース』→天気予報)が廃枠になったのを機に、枠を18:30 - 19:00に移動し、当時月曜19:30で放送中の『一休さん』を再放送したが、半年放送した所で、日曜15:30から移動する視聴者参加型クイズ『三枝の国盗りゲーム』(朝日放送制作)の枠確保のために終了[5]、この枠のアニメは事実上終了した。
なおここで記述している放送枠は関東地区のもの。一部地域(主に朝日放送)では放送枠が異なっている。
放送作品一覧
[編集]18時00分 - 18時25分
[編集]- 鋼鉄ジーグ(1975年10月5日 - 1976年8月29日)[6]
- マグネロボ ガ・キーン(1976年9月5日 - 1977年6月26日)[7]
- 超人戦隊バラタック(1977年7月3日 - 1978年3月26日)[8]
18時25分 - 18時55分
[編集]- キューティーハニー(再放送)(1976年3月21日 - 3月28日) - つなぎ番組。
- (この間、歌謡番組『ざ・ウタバン本番中!!』→『チビらサンデー』)
- 爆走バギー大レース(1976年10月3日 - 1977年1月23日)▲
- スピードローラー猛レース(1977年1月30日 - 5月15日)▲
- 緊急指令レスキュー+4(1977年5月22日 - 9月25日)▲
- (この間、トーク番組『さて今週は…』)
18時30分 - 19時00分
[編集]- 一休さん(再放送)(1978年4月2日 - 9月17日)
NET→テレビ朝日 日曜18:00 - 18:25枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
あなたをスターに! (18:00 - 18:55) | テレビ朝日系列 日曜夕方6時枠のアニメ (1975年10月 - 1978年3月) | 日曜夕刊!こちらデスク (18:00 - 18:30) |
NET→テレビ朝日 日曜18:25 - 18:55枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
テレビ朝日系列 日曜夕方6時25分枠のアニメ (1976年3月) | ||
テレビ朝日系列 日曜夕方6時25分枠のアニメ (1976年10月 - 1977年9月) |
テレビ朝日 日曜18:30 - 19:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
テレビ朝日系列 日曜夕方6時30分枠のアニメ (1978年4月 - 9月) |
脚注
[編集]- ^ この中断中、『ハックル』を一社提供した大商証券(後の新日本証券→新光証券。現:みずほ証券)の提供枠は日曜19:00に移動し、『早射ちマック』→『続々 珍犬ハックル』を放送する。
- ^ a b 「ケンケンと愉快な仲間たち」(イーハトーヴ出版)65頁 1995年
- ^ 「TVアニメ25年史」(徳間書店)7頁 1988年
- ^ このテレビ朝日の日曜18時台の前後半30分体制はアニメ枠廃止後も2021年4月に『相葉マナブ』が1時間番組に枠拡大するまで続いた。
- ^ 1979年4月から最終回までは木曜19:30枠に移動して放送。
- ^ 「TVアニメ25年史」60頁
- ^ 「TVアニメ25年史」65頁
- ^ 「TVアニメ25年史」72頁
参考文献
[編集]関連項目
[編集]- テレビ朝日系列月曜夜7時台枠のアニメ - 『一休さん』の元枠。
- テレビ朝日系列火曜夜7時台枠のアニメ - 『風のフジ丸』の後継。
- テレビ朝日系列水曜夜7時台枠のアニメ
- テレビ朝日系列木曜夜7時台枠のアニメ
- テレビ朝日系列金曜夜7時台枠のアニメ - 『009』の元枠。
- テレビ朝日系列土曜夜7時台枠のアニメ - 『ピュー太』の元枠。
- テレビ朝日系列土曜夜8時台枠のアニメ - 『ハニー』の元枠。
- テレビ朝日系列日曜夜7時枠のアニメ - 『ハックル』の後継枠。
- テレビ朝日系列日曜朝6時30分枠のアニメ
- ニチアサキッズタイム
- ハンナ・バーベラ・プロダクション - 一部を除く海外作品を制作。
- 東映アニメーション - 『ピュー太』を除く国産作品を制作。