ハイパーバズーカ
ハイパーバズーカ[注 1]は、アニメ『ガンダムシリーズ』に登場する、架空の兵器である。モビルスーツ (MS) およびマン・マシーンの標準的な武装の一つで、実弾を発射するMS用の大型バズーカである。これらの兵器は厳密にはロケット砲に分類される。
概要
[編集]テレビアニメ『機動戦士ガンダム』第3話から登場。設定上は砲後部からガスを噴射する無反動砲とされる[1]。主役MSのガンダムや、その量産機のジムが使用する[注 2]。同作以降の作品にも、これに準じたものが登場する。
- 『機動戦士Ζガンダム』
- ガンダムMk-IIの装備としてハイパー・バズーカが登場。弾倉をカートリッジ式にして予備弾倉が携行可能となっている[2]。
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
- νガンダムの装備としてニュー・ハイパー・バズーカが登場[3]。連邦軍の標準的なMS用バズーカをνガンダムに合わせてカスタマイズしたもの、と設定されている[4]。
- フィギュア「METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-93 νガンダム」では、νガンダムが実在するものとして運用の利便性が考慮されており、ニュー・ハイパー・バズーカのデザインにも独自解釈の中折れ式が採り入れられている[5]。
- 『機動戦士ガンダムUC』
- ユニコーンガンダムの装備として登場。連邦軍の代表的なMS用兵装の同等品をユニコーンガンダム専用に仕様変更したもの、と設定されている。散弾をデフォルト装備の弾頭としている[6]。弾倉をカートリッジ式にして予備弾倉が携行可能となっている。
- オンラインゲーム『ガンダムデュエルカンパニー』[注 3]では、ハイパー・バズーカを装備したユニコーンガンダムが新バージョンとされており、3ターン目のみ攻撃力が大幅に上昇する効果を持つ[8]。
- 『機動戦士Vガンダム』
- 第34話でガンブラスターの装備として登場。デザインはニュー・ハイパー・バスーカと同じ。これに関連し、テレビアニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』第19話ではガンダッシュブラスターの装備として登場している。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 資料上での表記は中黒入りのハイパー・バズーカとされる場合が多い。
- ^ ジム用は仕様の一部がガンダム用と異なる。詳細はジム (ガンダムシリーズ)#武装を参照。
- ^ 2016年7月11日でサービス終了[7]。
出典
[編集]- ^ 『ガンダムマガジン No1』講談社、1990年12月、72-73頁。
- ^ 『1/100 MG ガンダムMk-II(エゥーゴ)』バンダイ、1998年7月、組立説明書、13頁。
- ^ 『1/144 νガンダム フィン・ファンネル装備型』バンダイ、1988年7月、組立説明書。
- ^ 『マスターグレード RX-93 ニューガンダム』付属説明書、バンダイ、2000年12月。
- ^ “解説:人気の解体匠機νガンダム 再販も話題に “実在するもの”として解体、構築”. MANTANWEB (MANTAN). (2023年8月6日) 2023年8月21日閲覧。
- ^ 『HGUC 1/144 ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)』バンダイ、2009年11月、組立説明書。
- ^ “ガンダムデュエルカンパニー公式サイト”. バンダイ. 2016年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月21日閲覧。
- ^ “R5「ユニコーンガンダム」追加!新たな戦力を入手しよう”. ガンダムデュエルカンパニー情報局. KADOKAWA Game Linkage. 2023年8月21日閲覧。