バジ
バジ | |
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インド料理店で提供される唐辛子のバジ | |
種類 | フリッター |
発祥地 | インド、パキスタン、ネパール、バングラデシュ |
地域 | インド亜大陸 |
提供時温度 | 熱 |
主な材料 | グラハム粉、野菜 |
類似料理 | パコラ、小麦粉やトウモロコシ粉から作るその他のフリッター |
バジ (ヒンディー語: भाजी、英語: Bhaji) は、インド亜大陸で食べられるフリッターに似た料理である。スパイシーな野菜、通常はタマネギを用いるが、具材には様々な種類がある[1]。インドでは人気のあるスナックである。またパキスタンでも非常によく食べられており、タプリス(よろずや)やダバ(通り沿いの飲食店)でも販売されている。イギリスでは、アングロ・インド料理の一般的なスターターでもある。
「最も大きなタマネギのバジ」のギネス世界記録は、2020年2月4日にバングラデシュ人シェフのオリ・カーンとスティーブニッジのレストラン"Surma Takeaway"のチームが作った175.48 kgのものである[2]。
地域による違い
[編集]南インドや西インドの外側では、この料理はパコラとして知られる。唐辛子のバジ (mirchi bhajji)、ジャガイモのバジ、タマネギのバジ、プランテンのバジ、パンのバジ(ブレッドパコラ)等の種類がある。また、南インドではボンダ、マハーラーシュトラ州ではヴァダ、グジャラート州ではゴタとして知られる。ボンダは、ジャガイモまたはミックスベジタブル、ゴタは緑のフェヌグリークの葉を具材とする。
文化における重要性
[編集]バジはパキスタン、グジャラート、タミル、カンナダ、テルグ等の食文化で、特別な機会や祭り等の際に食べられる。通常、コーヒー、茶や伝統的なyameenとともに提供される。mirchi bhajjiを作るときには、バナナピーマンが用いられる。
タマネギのバジは、アングロ・インド料理のレストランで、メインコースの前のスターターとして、パーパド等、他のインド風スナックとともにしばしば食べられる。サラダとスライスレモン、またはマンゴチャツネとともに提供され、伝統的にはマイルドな味に仕上げられる[1]。
ギャラリー
[編集]- 唐辛子のバジに用いるバナナピーマン
- バジの拡大図
- 南インドにおけるバジ作り
- ジャガイモのバジ
- タマネギのバジ
- カンナダのバジ
出典
[編集]- ^ a b Cloake, Felicity (13 November 2013). “How to make the perfect onion bhajis”. The Guardian 26 November 2018閲覧。
- ^ “Largest onion bhaji”. Guinness World Records. Guinness World Records. 11 March 2021閲覧。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、バジに関するカテゴリがあります。