バルバドス国王
バルバドス 女王 | |
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Queen of Barbados | |
エリザベス2世 | |
詳細 | |
敬称 | 陛下(Her Majesty) |
初代 | エリザベス2世 |
最終代 | 同上 |
成立 | 1966年11月30日 |
廃止 | 2021年11月30日 |
バルバドス国王(バルバドスこくおう、英語: Monarch of Barbados)は、かつてバルバドスに設けられていた君主の称号(君主号)である。同国の国家元首であり、イギリス国王が兼ねた(人的同君連合)。1966年に英連邦王国の一国として独立したのに伴い、王位が設けられた。2021年11月30日をもって共和制に移行し、初代バルバドス女王(Queen of Barbados)エリザベス2世限りで王位が廃されたため男王(King)は存在しない。
概要
[編集]象徴的な存在であり、実権はほとんどなく、バルバドス総督がその職務を代行していた。
エリザベス2世のバルバドス女王としての正式な称号は
Elizabeth the Second, by the Grace of God, Queen of Barbados and of Her other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、バルバドスならびにその他の諸王国および諸領土の女王、コモンウェルス首長、エリザベス2世
である。
共和主義
[編集]オーウェン・アーサー元首相は、2005年に共和制導入の是非を問う国民投票の実施を呼びかけた[1]。 2007年11月26日に国民投票が2008年総選挙と共に実施される事が発表されたが[2]、2007年12月2日には、選挙境界委員会(Electoral and Boundaries Commission)の懸念によりこの投票が延期されたと報道された[3]。 選挙後、アーサーに代わってデビッド・トンプソンが首相に就任した。
2015年3月22日、フローンデル・スチュアート首相は「非常に近い将来」共和制の政府形態に移行する意向を表明した[4]。与党民主労働党のジョージ・ピルグリム書記長はこの動きを確認し、2016年のバルバドス独立50周年に合わせて行われると予想されると述べた[5]。憲法によると改正が成立するためには議会で3分の2以上の賛成が必要であり、民主労働党は上院では3分の2以上の議席を得ていたが、下院では議席を得ていなかった[6]。
2020年9月、両院で3分の2以上の議席を占めるバルバドス労働党のミア・モトリー政権は、2021年11月までにバルバドスが共和制に移行することを国王演説で表明した[7][8][9][10]。
2021年11月30日に首都ブリッジタウンで女王旗が下され、正式に廃位された[11]。
国王の一覧
[編集]代 | 国王(女王) | 出身家 | 在任期間 | 備考 | ||
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1 | エリザベス2世 | ウィンザー家 | 1966年11月30日 - 2021年11月30日 | 55年 + 0日 | 共和制移行に伴う廃位 |
脚注
[編集]- ^ Thomas, Norman "Gus" (7 February 2005). “Barbados to vote on move to republic”. Caribbean Net News. オリジナルの28 December 2007時点におけるアーカイブ。 2006年6月30日閲覧。
- ^ Staff writer (26 November 2007). “Referendum on Republic to be bundled with election”. Caribbean Broadcasting Corporation. オリジナルの2007年11月28日時点におけるアーカイブ。 2007年11月27日閲覧。
- ^ Gollop, Chris (2 December 2007). “Vote Off”. The Nation. オリジナルの28 December 2007時点におけるアーカイブ。 2008年6月17日閲覧。
- ^ “PM says Barbados moving towards Republic”. Jamaica Observer. (23 March 2015). オリジナルの24 March 2015時点におけるアーカイブ。 23 March 2015閲覧。
- ^ “Barbados plans to replace Queen with ceremonial president”. The Guardian. (23 March 2015) 23 March 2015閲覧。
- ^ “Barbados wants to ditch the Queen on the 50th anniversary of its independence”. The Independent. Associated Press. (14 December 2015) 28 December 2015閲覧。
- ^ “Barbados to remove Queen Elizabeth II as head of state and declare republic”. The Independent. (16 September 2020) 16 September 2020閲覧。
- ^ “Barbados revives plan to remove Queen as head of state and become a republic”. The Guardian (15 September 2020). 15 September 2020閲覧。
- ^ “EDITORIAL: THE NEED FOR REFORM”. The Barbados Advocate. (20 August 2020) 16 September 2020閲覧。
- ^ Taylor, Rebecca (16 September 2020). “Queen responds after Barbados removes her as head of state - 'it's a matter for the people'”. Yahoo News UK 16 September 2020閲覧。
- ^ “Lowering the queen's flag -- Barbados becomes a republic”. フランス24 (2021年11月29日). 2021年11月30日閲覧。