パシフィックネーションズカップ2019

パシフィックネーションズカップ2019
トーナメント詳細
日程 2019年7月27日 (2019-07-27)
2019年8月10日 (2019-8-10)
参加地域
結果
優勝  日本 (3回目)
トーナメント統計
試合数 9
2018
2022

パシフィックネーションズカップ2019(2019 Pacific Nations Cup、2019 PNC)は、ワールドラグビー主催による「ワールドラグビー パシフィックネーションズカップ(PNC)」14回目の大会である。

翌年・翌々年(2020年・2021年)とも、新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため中止となり、次回開催は3年後の2022年大会となる。

概要

[編集]

2019年7月27日~8月10日開催。フィジーで5試合、日本で2試合、サモアとアメリカ合衆国で1試合ずつ行われた。

プールA(フィジー、トンガ、アメリカ)、プールB(サモア、日本、カナダ)に分かれ、プールA対プールBの総当たり戦を行い(クロスプール。他プール3か国と試合)、勝ち点で総合順位を決定した[1]

日本が3戦全勝で優勝した[2]。2014年以来5年ぶり3回目の優勝(単独優勝としては2011年以来8年ぶり)[3]

戦績

[編集]

出典[4][5]

勝ち点は、勝利4、引き分け2、敗戦0。さらに「4トライ以上獲得」「7点差以内で敗戦」の場合に、それぞれボーナスポイント1が勝ち点に加わる。

勝ち点→得失点差の順で、以下のように総合順位がついた。

総合順位 プール戦順位 試合数 得点 失点 得失点差 4トライ以上
BP
7点差以内
BP
勝ち点
1  日本 プールB 1位 3 3 0 0 109 48 +61 3 0 15
2  フィジー プールA 1位 3 2 0 1 69 50 +19 1 0 9
3  アメリカ合衆国 プールA 2位 3 2 0 1 80 63 +17 1 0 9
4  サモア プールB 2位 3 1 0 2 38 40 -2 0 2 6
5  トンガ プールA 3位 3 1 0 2 57 89 -32 1 0 5
6  カナダ プールB B位 3 0 0 3 55 118 -63 1 0 0

対戦詳細

[編集]

第1ラウンド

[編集]

2019年7月27日
15:00 WST (UTC+13)
サモア  25–17  トンガ アピア・パーク, アピア, サモア
レフリー: Mike Fraser (ニュージーランド)
トライ: レイウア 43' c
アモサ 71' c
トゥアタガロア 79' m
コンバート: セウテニ (1/1) 44'
アラティム (1/2) 72'
PK: セウテニ (2/2) 21', 49'
レポート トライ: ブーナ 10' m
タメイフナ 40' m
サカリア 58' c
コンバート: ファイバ (1/3) 59'

2019年7月27日
14:50 JST (UTC+09)
日本  34–21  フィジー 釜石鵜住居復興スタジアム, 岩手県釜石市, 日本
観客数: 13,135人
レフリー: ルーク・ピアース (イングランド)
トライ: 福岡堅樹 6' m
松島幸太朗 (2) 19' c, 55' m
ラファエレティモシー 22' c
姫野和樹 30' c
コンバート: 田村優 (3/5) 19', 24', 32'
PK: 田村優 (1/1) 2'
レポート トライ: ボティア 12' c
Sマタヴェシ (2) 38' c, 60' c
コンバート: ヴォラヴォラ (3/3) 13', 39', 61'

特記事項:

  • 日本がフィジーに勝利したのは、2011年大会以来8年ぶり。
  • パシフィックネーションズカップでのフィジーの敗北は、2014年大会のサモア戦以来5年ぶり。

2019年7月27日
18:00 PDT (UTC-7)
アメリカ合衆国  47–19  カナダ インフィニティ・パーク, コロラド州グランデール, アメリカ合衆国
観客数: 5,000人
レフリー: アンドリュー・ブライス (アイルランド)
トライ: フォーシット 10' c
スカリー 24' c
ランドリー 61' c
Moore 64' m
Pifeleti 69' m
デハース 78' c
コンバート: マクギンティ (3/4) 11', 24', 62'
フーリー (1/2) 79'
PK: マクギンティ (3/4) 36', 40', 47'
レポート トライ: アードロン 42' c
PT 77'
トレイナー 80' m
コンバート: ネルソン (1/2) 43'

Round 2

[編集]

2019年8月3日
14:30 FJT (UTC+12)
アメリカ合衆国  13–10  サモア ANZ国立スタジアム, スバ, フィジー
レフリー: ナイジェル・オーウェンズ (ウェールズ)
トライ: マクギンティ 19' c
コンバート: マクギンティ (1/1) 20'
PK: マクギンティ (2/2) 2', 80'
レポート トライ: レイウア 5' c
コンバート: アラティム (1/1) 6'
PK: タエフ (1/1) 72'

2019年8月3日
17:15 FJT (UTC+12)
フィジー  38–13  カナダ ANZ国立スタジアム, スバ, フィジー
レフリー: Mike Fraser (ニュージーランド)
トライ: マタ 8' m
ヤト 17' c
ナカラワ 29' c
ラヴァイ 43' c
トゥイソヴァ 48' m
ドロコロ 67' c
コンバート: マタヴェシ (4/6) 18', 30', 43', 68'
レポート トライ: Lloyd 35' c
コンバート: オリアリー (1/1) 36'
PK: オリアリー (2/2) 4', 12'

2019年8月3日
19:10 JST (UTC+09)
日本  41–7  トンガ 花園ラグビー場, 東大阪, 日本
観客数: 20,940人
レフリー: ジェローム・ガルセス (フランス)
トライ: アマナキ・レレィ・マフィ 9' c
ヴァルアサエリ愛 19' c
ラファエレティモシー 28' c
松島幸太朗 71' c
福岡堅樹 78' c
コンバート: 田村優 (5/5) 10', 22', 30', 72', 79'
PK: 田村優 (2/2) 49', 68'
レポート トライ: フィフィタ 56' c
コンバート: タクルア (1/1) 57'

Round 3

[編集]

2019年8月9日
15:00 FJT (UTC+12)
トンガ  33–23  カナダ Churchill Park, ラウトカ, フィジー
レフリー: ナイジェル・オーウェンズ (ウェールズ)
トライ: ハライフォヌア 7' c
ロロヘア 29' c
ヒンガノ 33' m
タラカイ 41' c
ヴァイラヌ 71' c
コンバート: タクルア (3/3) 8', 31', 43'
Fosita (1/1) 73'
レポート トライ: ハスラー (2) 40' m
パーフリー 64' m
メルヴァ 73' m
PK: マクローリー (1/1) 17'

2019年8月10日
16:35 FJT (UTC+12)
アメリカ合衆国  20–34  日本 ANZ国立スタジアム, スバ, フィジー
レフリー: Glen Jackson (ニュージーランド)
トライ: ヒューズ 16' c
ジャーミスハイス 71' c
コンバート: フーリー (2/2) 17', 72'
PK: フーリー (2/2) 29', 40'
レポート トライ: リーチマイケル (2) 3' c, 55' c
福岡堅樹 11' c
山中亮平 42' c
コンバート: 田村優 (4/4) 4', 12', 43', 56'
PK: 田村優 (1/1) 9', 39'

2019年8月10日
19:15 FJT (UTC+12)
フィジー  10–3  サモア ANZ国立スタジアム, スバ, フィジー
レフリー: Brendon Pickerill (ニュージーランド)
トライ: ゴネヴァ 43' c
コンバート: ヴォラヴォラ (1/1) 45'
PK: ヴォラヴォラ (1/1) 32'
レポート PK: セウテニ (1/3) 39'

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 日本代表「ワールドラグビー パシフィック・ネーションズカップ2019」メンバーのお知らせ”. JRFU. 2024年1月29日閲覧。
  2. ^ 日本代表、アメリカを破ってPNCで全勝優勝” (英語). Pacific Nations Cup (2019年10月8日). 2024年8月24日閲覧。
  3. ^ 大会全勝で8年ぶりのPNC制覇!ラグビー日本代表、W杯へ視界良好。パシフィック・ネーションズカップ2019”. news.jsports.co.jp. 2024年8月24日閲覧。
  4. ^ Pacific Nations Cup standings for season 2019” (英語). all.rugby. 2024年8月24日閲覧。
  5. ^ Calendrier Pacific Nations Cup saison 2019” (英語). all.rugby. 2024年8月24日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]